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    絶版希少本 古常滑渥美猿投古陶写真解説

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    古常滑編年図 年代鑑定資料

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大型図録本古常滑焼渥美焼猿投焼136点カラー写真解説灰釉出土古陶磁甕短頸壺刻文壺三筋壺四耳壺水瓶不識壺山茶碗小壺茶陶茶道具年代鑑定図

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商品説明

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★商品説明★

大型図録本 古常滑 古渥美 古猿投 原色愛蔵版 作品集写真集解説本 日本の古陶磁図鑑 日本の陶磁古代中世篇
KO-TOKONAME WARE,ATSUMI WARE,SANAGE WARE

責任編集 楢崎彰一
監修 谷川徹三・川端康成
中央公論社
1976年初版
147ページ
約36x27x3cm
作品写真図版フルカラー
函入 布張上製本

※絶版

フルカラー大型図録本、古陶図鑑のうちの一冊。

三河湾を挟んで対峙する知多半島と渥美半鳥。東海地方の日常雑器のほとんどが、ここ常滑と渥美で焼かれた。
主製品は壷・甕・擂鉢。二毛作をする中世の農民にとっては必需品である。特殊な製品で知られる猿投も収録。

日本六古窯のうち、古常滑窯、古渥美窯、古猿投窯の平安・鎌倉・室町期を中心とした古陶の厳選された優品136点を収録。
図版の配列は時代別に、あらゆる器形を整理分類、網羅して掲載。

フルカラー写真に加えて、巻末には全作品の名称、出土地、目安としての寸法、製作年代、見どころ、技法、作風、などを詳細に解説。
また、巻末には「古窯跡群分布図」(知多半島古窯分布図、渥美半島古窯分布図)、「瓷器系中世窯分布図(瀬戸窯、猿投窯、美濃須衛窯、渥美窯、美濃窯、尾北窯、湖西窯ほか)」「編年図」古常滑編年図(平安時代~室町時代 古常滑の実測図を、山茶碗・擂鉢・水瓶・広口瓶・三筋壺・短頸壺・耳付壺・甕・大甕・その他の器別ごと、窯式に分類・年代順に並べた一覧絵図表)を集録。

作品名、寸法については、全作品に英文表記あり。

【監修】
谷川徹三(昭和を代表する哲学者・国博物館次長・法政大総長等を歴任し、古今東西の思想・宗教・政治・文学・美術に及ぶ広範な評論活動を展開)
川端康成(小説家・文芸評論家。大正から昭和の戦前・戦後にかけて活躍)
責任編集は
楢崎彰一( 昭和後期~平成の日本陶磁史を主とした考古学者。名古屋大教授、のち名古屋学院大教授。専攻は日本陶磁史。愛知県猿投山麓をはじめ常滑、瀬戸、越前などの古窯跡を調査・研究。55年第1回小山冨士夫記念賞功績褒賞。日本の古陶磁・古窯研究の第一人者)
監修者、責任編集者ともに昭和後期最高峰の内容を誇り、参考文献としても多く引用されてきた一冊。

美術館・博物館所蔵の重要文化財、在銘名物から、
めったにお目にかかることのできない個人蔵の銘品優品を多数カラーで写真解説したもの。

大型本のため、各作品の写真も大きく、細部まで見て楽しむことができる、
日本の古窯愛好家、陶芸家、茶陶、酒器、茶道具、骨董品愛好家等に必携の、内容充実、
年代鑑定などに欠かせない知識満載の大変貴重な資料本です。


【凡例】
・本巻には平安末期から鎌倉、室町期を主に、常滑、渥美、猿投等の作品136図を収録した。図版の数え方は、作品の全体および部分で一図とした。
・図版の配列は時代別にし、あらゆる器形を網羅した。
・原色図版については、右ページに図版、対面の左ページにその解説をつけた。その他の図版については、名称、出土地、目安としての寸法、製作された年代を付し、解説は109~133ページにおいて一括した。
・所蔵者については、博物館、美術館等に属するものは記載し、個人所有のものについては、これを省略した。
・巻末の編年図は、赤羽一郎氏の協力および製作によった。

【目次】
図版
 常滑
 渥美
 猿投
解説 楢崎彰一
 概説
 常滑
 渥美
 猿投
編年図 「古常滑編年図」(平安時代~室町時代 古常滑の実測図を、山茶碗・擂鉢・水瓶・広口瓶・三筋壺・短頸壺・耳付壺・甕・大甕・その他の器別ごと、窯式に分類・年代順に並べた一覧絵図表)
古窯跡群分布図 「知多半島古窯分布図」「渥美半島古窯分布図」「瓷器系中世窯分布図」(瀬戸窯、猿投窯、美濃須衛窯、渥美窯、美濃窯、尾北窯、湖西窯ほか)」
図版目録
参考文献

常滑 水瓶
愛知県半田市板山町西椎ノ木山古窯跡出土
高さ27. 3 cm 口径6. 9 cm 胴径16.0 cm 底径6.5 cm
12世紀
 初期の常滑陶は前代の猿投窯灰釉陶器の伝統をもっともよくうけついでいる。そのもっとも代表的なものがこの水瓶である。細くすんなりと仲びた囗頸部、高台がなくなって平底に変化しているとはいえ、肩の張った卵形の胴は奈良末以来の水瓶の姿をよく残している。囗頸部と肩の接ぎ目に一段の突帯をつける不法はすでに灰釉陶最末期から始まっているが, 12世紀の前半代に壺・瓶などに広汎に採用されている。突帯と肩の境に刻線を繞らすのも初期常滑の特色の一つである。鉄分の多い、やや耐火度の低い土を用い、酸化焔で焼かれていて、全体に少し焼き歪んでいる。焼成はきわめて良く、口頸部の一部および肩の全面に緑褐色の釉がかかり,胴下半に流下してこの水瓶をひきたたせている。初期常滑にはまだ灰釉を施す技法が残っており、この水瓶の灰釉が自然釉か人工釉か検討を要する点であろう。いずれにせよ、初期常滑陶のなかでもっとも美しい姿をした代表的な作品である。

常滑 甕
和歌山県日高郡日高町大字比井比井若一王子神社経塚出土
高さ33.3 cm 口径21. 5 cm 胴径33. 2 cm 底径12. 6 cm
保元三年(1158)重要文化財 比井若一王子神社
 この甕は宝暦七年(1757)丁丑五月十三日、社殿の南のやや小高い、西南に向かって延びる丘陵の稜線に沿って営造された数基の経塚群の一基から、経筒の外容器として出土したものである。内部に納められた銅驍経筒のなかに法華経八巻が埋納されており、その奥書に保元三年の紀年銘のあるところから、年代の明らかな基準資料として古くから著名なものである。口頸部と肩の境は明瞭であり、大きく外反する囗縁部の端づくりは薄くシャープにつくられている。肩はつよく張り出しており、小さな底部に向けて屈折する胴の線は直線的で、きわめて端正な姿をしている。耐火度の高い土を川いた紐土づくり成形で、幅2. 5 cm の紐土を胴部二段・肩・口頸部の四段につくり接いでいる。器面は縦に箟削り整形を施している。焼成はきわめてよく、肩に施された灰釉はよく溶けて淡緑色の美しい色調を呈している。古式の常滑経甕のうちでももっとも優れたものの一つである。

常滑 甕
高さ17.0 cm 口径13.5 cm 胴径22. 0 cm 底径13. 0 cm
14世紀
 鎌倉末から室町時代前半期にかけて、このような小型の甕が数多くつくられている。おそらく実用の日常容器としてつくられたものであろうが、古瀬戸瓶子とともに蔵骨器として使用されている例が意外に多い。いずれも扁平な算盤型の胴形で底部が大きく、肩からそのまま口縁帯につづいている。本器は肩に二箇所、綾杉状の押印がみられるが、このような各種の押印を二、三箇所につけているものが多い。この形態の小甕を常滑では「不識」と呼んで後世水指として数多くつくられているが、その名の由来するところは室町後間の常滑城主水野監物から千利久に贈られた古常滑の小甕に「不識」の銘がつけられたことに依るものといわれている。

渥美 刻文壺
和歌山県新宮市権現山如法堂経塚出土
高さ29.3 cm 口径12.3 cm 胴径23.3 cm 底径12.5 cm
12世紀 熊野速玉大社
 常滑の特色の一つが三筋壼にあるとすれば、渥美の特色をこの刻文壺に求めることができる。小形壺の肩に平行沈線で各種の文様を描いた刻文壺はそれほど定型化されており、数多く焼かれている。それらの刻文壺のなかでもこの壺はもっとも完全な、質の高いものである。 肩におそらく半截竹管で描いたと思われる平行沈線を三段に設け、その間を結んで八の字風の文様を千鳥に配している。素地は渥美特有の砂質に富んだ荒い上で、紐土巻き上げ成形、器形は横ナデ整形を施している。やや外開きになった口頸部の尖端を外方に折りまげ、断面三角形の口縁帯を設けている。焼き上がりは良く、灰陶色の器肌を呈し、肩に黄褐色の自然釉がかかっている。渥美窯産刻文壺のもっとも典型的なものである。

猿投 短頸壺
高さ33.4 cm 口径13.5 cm 胴径28.0cm 底径11.5 cm
12世紀
 奈良時代の正介院薬壺形の短頸壺の系譜をひく長い生命をもった器種の一つである。平安時代中期以降しだいに胴が長くなり、平安末期には高台を失って、長さは最大にたっする。恰度その段階のもので、中世陶器に転化した直後のものである。東海地方の瓷器系諸窯ではほとんど同形のものをつくっている。この短頸壺は鉄分の微粒子を含んだ淡褐色を呈するねばりのつよい良質の素地で、猿投窯のものであることを示している。紐上巻き上げ成形で、底に近い部分は箆を縦に用いて、また上部は横ナデによって器面整形を施している、内面も入念に箆で器面調整をしている。焼成はきわめて良く、肩に施された灰釉がよく溶けて鮮緑色の光沢ある見小な釉調をみせている。東海諸窯におけるこの種の短頸壺のうちではもっとも優れたものである。

ほか


【概説】一部紹介
 中世における代表的な焼物といえば、誰しもまず第一に挙げるのは、黄緑色や黒褐色の釉薬をかけ、さまざまの文様で飾られた古瀬戸の壺や瓶子であろう。しかし、その一方でわれわれはまた、茶褐色の荒々しい器肌に濃緑釉の流れ落ちる、野性美の溢れた古常滑や特色ある文様で飾られた渥美の壺や甕を挙げることにも決して躊躇を感じない。この施釉陶器と無釉の締焼陶という全く異なる二つの焼物は、互いにその機能を分担し合って、中世の焼物の基本を俳成しているのである。さらに言えば、瀬戸・常滑・渥美を蔽って、東海地方全域に拡がっている無釉の碗・皿・鉢を焼いた白瓷系陶器、また、それらの底辺に存在する古墳時代以来の、赤い素焼の上師器も中世の焼物の一翼を担う主要な生活窯器であった。最近では、こうした従来から著名な窯業地のほかにも古瀬戸に近似した施釉陶器や常滑類似の壺・甕などを焼いた窯業地が東海各地で発見されており、一口に中世陶器と言っても、極めて複雑な様相を呈している。
 すでに『瀬戸・美濃』(第三巻)で述べたように、これらの中世陶器は平安末期、すなわち12世紀始めごろに一斉に発生している。個々の窯業地の成立過程についてはそれぞれの個別解説のところで触れるが、全国で唯一の旌釉陶器生産地であった瀬戸・美濃を別にすると、如上の中世陶器窯では、いずれも壺・甕・擂鉢を、また無釉の碗・皿類を焼いている点に特色がある。それらは農村生活における必需品として、前代とは異なった形態をもって新たに出現したものである。(以下略)

【常滑】
 赤黒い器肌に流れ落ちる鮮烈な緑色の自然釉のかかった壺や甕は中世の常滑を代表する製品である。これらの壺・甕類を焼いた古窯跡は常滑市を中心に、知多半島全域を蔽っており、これらを総称して知多半島古窯跡群と呼んでいる。古常滑に関する研究は意外に早く、すでに明治二十年代以降、寺内信一・泥田貞一氏らによって始められているが、古窯跡の発掘を基礎とした本格的な研究の始まったのは戦後のことである。昭和二十七年の、沢山山治氏を中心とする常滑古窯調査会による半島全域の分布調査、籠池第1号窯の発掘を出発点とし、昭和三十四~三十六年の名古屋大学による愛知用水建設に伴う発掘調査、その前後から今日にいたる在地研究者らによる数多くの土木工事に伴う調査によって、六十基をこえる古窯跡の発掘が実施されており・その成果を基礎にした古常滑の体系はほぼ樹立されているといってよい。平安末~室町時代の古常滑の窯跡はほとんど半島の全域に分布し、現在五十数群・千三百基余が確認されているが、すでに破壌されたもの、未発見のものを含めると三千基を超すといわれている。これらの古窯跡の分布密度は一様でなく、中央部では常滑市寄りの西半部に、また地層の異なる野間町以南の半島尖端部にはごく僅かの窯しか存在しない。この五十数群の古窯跡群はさらにいくつかの支部を含んでおり、小は三~四基から大は三十基の支俳からなる。このうちもっとも分布密度の高いのは(中略)また各窯の製品はすべてー様でなく、壺・甕を主体とするものと山茶碗、小皿類を主体とするニ種のものがある。前者は常滑市周辺において卓越しており、後者は半島北部に多いという傾向をもっている。この二者の分布の濃淡の差は、その発生と展開および使用陶土の分布とふかくかかわっている。
 知多古窯の製品は食器としての碗、皿類・訓理具としての鉢、釜類・貯蔵容器としての瓶・壺・甕類のほか祭祀用具、文房具、漁具、瓦などさまざまのものを含んでいるが、主要なものは壺・甕・擂鉢と山茶碗・小皿の二種のセットである。とくに古常滑といった場合には前者を指しており、施釉高級陶器を主製品とする瀬戸との間に分業関係をもっている。山茶碗・小皿類はひろく東海地方全域を蔽う基底の焼成品である。山茶碗、小皿のセットは、平安後期の灰釉陶器における中形碗と小碗のセットの後裔であり(以下略)

【渥美】
 渥美半島古窯跡群が瀬戸・常滑窯と並んで東海地方における中世の大古窯跡群であることが認識されるようになったのは、まだここ十年ばかりのことである。しかし、渥美窯の存在が知られたのは意外に早く、大正七年には伊良湖において東大寺大仏殿再興のための瓦を焼いた窯跡が発見されているし、大正十一年には田原町六連の百々窯跡が史蹟に指定されている。また、大正十二年に刊行された渥美郡誌にも半島全域に及ぶ厖大な数の古窯跡群が詳細に記述されているのである。その後長く忘れ去られた存在であった渥美窯がふたたび注目されるようになったのは、一つには豊川用水建設工事に伴う発掘調査によるものであり、また、従来焼成地不明であった蓮弁文壺が昭和三十八年に鈴木幸朗氏らによって加治坪沢窯の製品であることが確認され、一連の刻文壺の産地としての渥美窯の再検討が要請されるにいたったためである。その後今日まで、小野田勝一氏を中心とする在地研究者によって半島全域の調査が進められ、渥美窯の全貌がほぼ知られるまでになった。
 渥美窯は半島の基部に当たる豊橋市南西部から田原町、赤羽根町、渥美町の一市三町にまたがっており、現在までに七十四群四百基に近い古窯跡の存在が確認されている。すでに破壊されたものや今後の発見を考慮すると、優に五百基を超すであろう。古窯跡の数から言えば、常滑・猿投・瀬戸に次ぐ全国第四位の中世窯跡群である。(以下略)

【猿投】
 平安時代以来,灰釉陶器生産の中心であった猿投窯が,12世紀はじめごろ三極に分解し、北方に瀬戸を、南方に常滑を生み出したことはすでに述べたところである。ここでは平安灰釉陶器生産の中心であった猿投窯のその後の動向について述べよう。すでにあきらかにしたように、瀬戸は灰釉・鉄釉を施した高級陶器生産地であり、常滑は大形の壺・甕などの日常雑器生産地であった。こうした地域別分業の基底に、平安灰釉陶以米の碗・皿類を中心とした日常の食器類の生産が広汎に存在した。猿投窯はこうした碗・皿類を中心とした窯業生産地として存続したのである。灰釉を失い、粗雑なつくりの碗類を東海地方ではいっぱんに山茶碗と呼んでいる。この山茶碗は小皿とセットになって用いられるが、これは平安後期に大小の碗をセットこして食器に用いたその伝統をひくものであり・鎌倉時代に入って小碗が高台を失い、小皿化したものである。
 猿投窯における中世の山茶碗窯は前代の灰釉陶器の分布範囲を凌駕する広汎な地域に拡がっており、(以下略)

【常滑】TOKONAME WARE
常滑 水瓶 愛知県半田市板山町椎ノ木山古窯跡出土 12世紀
Tokoname ware : bottle vase. Excavated from old ceramic kiln site at Shiinokiyama, Handa-shi, Aichi. 12th century. Height 27.3 cm.
常滑 広口瓶 愛知県常滑市西阿野字三郎谷檜原山古窯出土 12世紀 常滑市立陶芸研究所
Tokoname ware: wide・mouth jar. Excavated from old ceramic kiln at Hibarayama, Saburodani Tokoname-shi Aichi. 12 th century. Height 26.5 cm Tokoname Municipal Institute of Ceramic Art
常滑 三耳壺 愛知県常滑市土取畑出土 12世紀 常滑市立陶芸研究所
Tokoname ware : jar with three handles. Excavated at Tsuchitoribata, Tokoname・shi, Aichi. 12th century. Height 24.5 cm. Tokoname Municipal Institute of Ceramic Art
(以下英文略)
常滑 甕 伝愛知県出土 12世紀
常滑 甕 愛知県半田市板山町西椎ノ木山古窯出土 12世紀 常滑市立陶芸研究所
常滑 甕 埼玉県朝霞市出土 12世紀 東京国立博物館
常滑 甕 13世紀
常滑 人物文壺 愛知県知多郡美浜町野間出土 13世紀 常滑市立陶芸研究所
常滑 甕 和歌山県日高郡日高町大字比井比井若一王子神社経塚出土 保元三年
常滑 短頸壺 愛知県半田市岩滑新田陶ヶ峯2号窯出土 12世紀 名古屋大学
常滑 壺 13世紀
常滑 三耳壺 愛知県常滑巾森越古窯出土 13吐紀 常滑市立陶芸研究所
常滑 甕 13世紀
常滑 甕 愛知県半田市板山町古窯跡出土 14世紀 常滑市立陶芸研究所
常滑 甕 14世紀
常滑 壺 141世紀 常滑市立陶芸研究所
常滑 壺 14世紀 常滑市立陶芸研究所
常滑 擂鉢 13世紀 常滑市立陶芸研究所
常滑 片口鉢 愛知県常滑市樽水穴徳出土 13世紀 常滑市立陶芸研究所
常滑 山茶碗 13世紀 常滑市立陶芸研究所
常滑 水瓶 愛知県知多郡内海町芋沢出土 13世紀 常滑市立陶芸研究所
常滑 水瓶 13既紀
常滑 三筋壺 14世紀 常滑市立陶芸研究所
常滑 三筋壺 神奈川県厚木市飯山白山神社跡出土 12世紀 厚木龍蔵神社
常滑 四耳壺 14世紀 常滑市立陶芸研究所
常滑 三耳壺 13世紀
常滑 三筋壺 12世紀 常滑市立陶芸研究所
常滑 三筋壺 愛知県常滑市金山金色3号窯出土 13世紀 名古屋大学考古学研究室
常滑 三筋壺 12世紀
常滑 二筋壺 三重県員弁郡大安町石持下経塚遺跡出土 14世紀 三重県教育委貝会
常滑 壺 14世紀 常滑市立陶芸研究所
常滑 壺 13世紀 東京国立博物館
常滑 壺 14世紀 常滑市立陶芸研究所
常滑 四耳壺 滋賀県大津市比叡山横川出土 12世紀 延暦寺秘宝館
常滑 短頸壺 愛知県知多郡東浦町緒川新田八巻古窯出土 12世紀
常滑 短頸壺 12世紀 常滑市立陶芸研究所
常滑 壺 13世紀 常滑市立陶芸研究所
常滑 巴文壺 愛知県南設楽郡鳳来町出土 13世紀 鳳来寺
常滑 壺 愛知県半田市板山町西椎ノ木山出土 13世紀 常滑市立陶芸研究所
常滑 壺 14世紀
常滑 壺 13世紀
常滑 壺 14世紀
常滑 三耳壺 13世紀 愛知県
常滑 壺 千葉県天津小湊町旭ノ森出土 応永三年常
滑 壺 15世紀 東京国立博物館
常滑 三耳壺 神奈川県鎌倉市扇ヶ谷出土 15世紀
常滑 壺 16世紀 宝樹院
常滑 壺 16世紀 常滑市立陶芸研究所
常滑 壺 13世紀 本多コレクション
常滑 壺 神奈川県鎌倉市大町出土 14世紀
常滑 甕 三重県一志郡大杉谷経塚出土 12世紀
常滑 四耳壺 愛知県常滑市坊田池出土 12世紀 常滑市立陶芸研究所
常滑 甕 12世紀 常滑市立陶芸研究所
常滑 甕 神奈川県川崎市出土 13世紀 川崎市立産業文化会館
常滑 甕 12世紀 東京国立博物館
常滑 甕 12世紀 常滑市立陶芸研究所
常滑 甕 愛知県半田市板山町出土 12世紀
常滑 甕 大阪府豊能郡東郷村大字出野出土 12世紀 東京国立博物館
常滑 甕 長野県出土 12世紀
常滑 甕 12世紀
常滑 甕 13世紀 常滑市立陶芸研究所
常滑 甕 愛知県常滑市前山出土 13世紀 常滑市立陶芸研究所
常滑 甕 14世紀 常滑市立陶芸研究所
常滑 甕 14世紀 常滑市立陶芸研究所
常滑 甕 14世紀 若宮修古館
常滑 甕 14世紀 本多コレクション
常滑 甕 14世紀
常滑 甕 神奈川県鎌倉市大町名越慈恩寺跡出土 14世紀
常滑 甕 15世紀 宝樹院
常滑 片口甕 14世紀
常滑 甕 14世紀 常滑市立陶芸研究所
常滑 甕 14世紀 一宮市
常滑 水滴 愛知県知多郡東浦町緒川新田八巻2号窯出土 12世紀 名古屋大学考古学研究室
常滑 刻文壺破片 13世紀
常滑 片口鉢 13世紀
常滑 片口鉢 13世紀
常滑 釜 愛知県常滑市前山宇四池松渕2号窯出土 12世紀 名古屋大学考古学研究室

【渥美】 ATSUMI WARE
渥美 秋草文壺 神奈川県川崎市幸区南加瀬出土 12世紀 国宝 慶応義塾大学
Atsumi ware : jar with autumn plant design. Excavated at Minami Kase Kawasaki-shi・ Kanagawa. 12th century. Height 40.0 cm. Registered as National Treasure. KeiO Gijuku University
渥美 蘆雁文三耳壺 12世紀 重要文化財 松永記念館
Atsumi ware : three・handled jar with reed and wild goose design. 12th century. Height 39.3 cm. Registered as Important Cultural Property・ Matsunaga Kinenkan Museum.
(以下英文略)
渥美 刻文壺 和歌山県新宮市権現山如法堂経塚出土 12世紀 熊野速玉大社
渥美 刻文壺 愛媛県松山市石手町石手寺裏山経塚出土 12世紀 石手寺
渥美 刻文壺 静岡県沼津市香貫町香貫山経塚出土 12世紀 東京国立博物館
渥美 刻文壺 静岡県掛川市内経塚出土 12世紀
渥美 経筒外容器 京都市左京区花背別所町花背2号経塚出土 12世紀 東京国立博物館
渥美 遠清銘壺 12世紀 本多コレクション
渥美 突帯刻文壺 12世紀
渥美 刻文壺 岩手県西磐井郡平泉町中尊寺裏山出土 12世紀 東京国立博物館
渥美 刻文壺 13世紀
渥美 刻文壺 愛知県渥美郡田原町加治坪沢窯出土 13世紀 田原町教育委員会
渥美 刻文壺 愛知県渥美郡田原町加治坪沢窯出土 12世紀
渥美 刻文壺 13世紀 本多コレクション
渥美 刻文壺 愛知県渥美郡田原町大久保出土 12世紀
渥美 刻文壺 愛知県北設楽郡鳳来町鏡岩下遺跡出土 12世紀 鳳来寺
渥美「大」字広口瓶 12 世紀
渥美 壺 13世紀
渥美 短頸壺 静岡県沼津市船津愛鷹山出土 12世紀 東京国立博物館
渥美 壺 13世紀
渥美 壺 13世紀 本多コレクション
渥美 壺 和歌山県新宮市神倉山経塚出土 13世紀
渥美 刻文壺 12世紀
渥美 壺 13世紀 本多コレクション
渥美 壺 和歌山県新宮市庵主池経塚出土 12世紀 熊野速玉大社
渥美 壺 神奈川県足柄上郡山北町出土 13世紀 山北中学校
渥美 短頸壺 愛知県渥美郡田原町南神戸出土 12世紀
渥美 四耳壺 愛知県渥美郡田原町加治坪沢2号窯出土 13世紀 田原町教育委員会
渥美 経筒外容器 12世紀
渥美 経簡外容器 京都市左京区花背別所町花背1号経塚出土 12世紀 東京国立博物館
渥美 袈裟襷文四足壺 12世紀 愛知県
渥美 経筒外容器 12世紀 名古屋市
渥美 瓦経 三重県伊勢市小町経塚出土 承安四年(1174)銘 早稲田大学
渥美 経筒外容器 三重県伊勢市朝熊山経ヶ峯経塚出土 承安三年(1173)銘 国宝 金剛証寺
渥美 経筒外容器 治承二年(1178)銘 重要文化財 世義寺
渥美 擂鉢 13世紀
渥美 鉢 愛知県渥美郡田原町大草惣作窯出土 13世紀 田原町教育委員会
渥美 灰釉陶片 愛知県渥美郡田原町大アラコ窯出土 12世紀

【猿投】SANAGE WARE
猿投 経簡外容器 12世紀
Sanage ware : covered jar for containing sutra case. 12th century. Overall height 33.9cm
猿投 短頸壺 12世紀
Sanage ware : short-neck jar. 12th century. Height 33.4 cm
(以下英文略)
美濃須恵 四耳壺 13世紀 愛知県
猿投 経筒外容器 12世紀 愛知県
猿投 短頸壺 12世紀 本多コレクション
猿投 短頸壺 愛知県大府市藤井神社伝世 13世紀 愛知県指定文化財
猿投 広口壺 12世紀
猿投 短頸壺 12世紀 本多コレクション
猿投 短頸壺 岩手県二戸郡浄法寺町経塚出土 12世紀 東京国立博物館
猿投 三筋壺 13世紀 愛知県
美濃須恵 四耳壺 滋賀県蒲生郡日野町日野大谷遺跡出土 14世紀 日野町教育委員会
猿投 四耳壺 12世紀
古城山 甕 岐阜県可児郡兼山町古城山窯出土 14世紀
猿投 山茶碗・小皿 愛知県猿投窯出土 12~14世紀 名古屋大学考古学研究室
猿投 擂鉢 13世紀
中津川 擂鉢 岐阜県中津川市千旦林中洗井北1号窯出土 14世紀 中津川市教育委貝会
甕 静岡県引佐郡細江町中川出土 12世紀
壺 13世紀
三筋壺 福井県出土 12世紀 水野古陶磁館
三筋壺 12世紀
(機種依存文字文字化け、誤字脱字ご容赦ください)


★状態★
画像のものが全てです。

1976年のとても古い本です。
函の外観は通常保管による経年ヤケしみ、スレ程度、
布張り上製本の外観は良好、カラー作品写真図版良好、目立った書込み・線引無し、
問題なくお読みいただけると思います。(見落としはご容赦ください)

<絶版・入手困難本>オークションにも滅多に出ない、貴重な一冊です。
古本・中古品にご理解のある方、この機会にぜひ宜しくお願いいたします。


★お取引について★
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取引ナビにて別途ご依頼ください。
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やや傷や汚れあり…中古とわかるレベルの傷や汚れがある
傷や汚れあり…中古品。ひとめでわかるレベルの大きな傷や汚れがある
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