• 書籍/茶杓-伝統と現在/茶杓は人を語る-千利休.松平不昧.他/下削り師-甫竹.村田一斎/近現代.数寄者の茶杓-益田鈍翁.高橋箒庵//筒.花押/茶道_●茶杓に利休の人生を読む-[からさき].[泪]
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    ●茶杓に利休の人生を読む-[からさき].[泪]

  • 書籍/茶杓-伝統と現在/茶杓は人を語る-千利休.松平不昧.他/下削り師-甫竹.村田一斎/近現代.数寄者の茶杓-益田鈍翁.高橋箒庵//筒.花押/茶道_●特集タイトル。
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    ●特集タイトル。

  • 書籍/茶杓-伝統と現在/茶杓は人を語る-千利休.松平不昧.他/下削り師-甫竹.村田一斎/近現代.数寄者の茶杓-益田鈍翁.高橋箒庵//筒.花押/茶道_●近代数寄者の茶杓ー彫塑家.朝倉文夫。
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    ●近代数寄者の茶杓ー彫塑家.朝倉文夫。

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    ●現代茶杓の三様ー三代.池田瓢阿の未来。

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    ●同ー池田瓢阿ー茶杓の未来形。

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    ●同ー竹あってこそ.銘に遊ぶ.理想の茶杓。

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    ●茶杓・共筒鑑賞の実際。

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    ●表紙。

書籍/茶杓-伝統と現在/茶杓は人を語る-千利休.松平不昧.他/下削り師-甫竹.村田一斎/近現代.数寄者の茶杓-益田鈍翁.高橋箒庵//筒.花押/茶道

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    開始価格 2,500 円(税 0 円)
    開始日時 2024.05.27(月)23:52
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商品説明




●●「茶杓は人を語る」・・・●●

ー”名杓を支えた下削り師”ー

●利休の下削り師・「甫竹」・・・●   ●遠州の下削り師・「村田一斉」・・・●

 




●●「茶杓は人を語る」・・・●●

ー”宮廷人のおおらかさ”ー

●「常修院宮」・・・●    ●「後西天皇」・・・●

 




●●「茶杓は人を語る」・・・●●

ー”林派をつなぐ茶の湯”ー

●「酒井抱一」・・・●   ●「尾形光琳」・・・●   ●「谷文晃」・・・●

 




●●「茶杓は人を語る」・・・●●

ー”不昧公、家族の茶の湯”ー

●「松平不昧」・・・●   ●「堀田玉映」・・・●   ●「岡田雪台」・・・●

 




●●「近現代・数寄者の茶杓」・・・●●

★近代以降・茶の湯は様々な人によって継承され・より私的で個性的な遊びへと変化してきた。近代数寄者
 ・益田鈍翁と高橋箒庵・多くの茶陶を手がけた画家・中川一政・そして・茶杓づくりを心から楽しんだ・
 彫塑家・朝倉文夫。四人の茶のある人生を見てゆこう。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆水指 ー高麗。・・・・・・・・・・・・・
◆茶入 ー膳所・耳付。・・・・・・・・・・
 ◆仕覆ー緑地牡丹ノ段。・・・・・・・・・
◆茶杓 ー高橋箒庵・銘・「山ホトゝギス」。
◆茶碗 ー黒楽・銘・「不老門」・宗入造。・

 




●●「近現代・数寄者の茶杓」・・・●●

ー”近代数寄者の二翼”ー

●「鈍翁と箒庵」・・・●

★鈍翁が茶の湯に興味を持ったのは・弟益田克徳による影響もあるが・古美術品や茶道具の海外流出を防ぐ
 ために集めた収集が・その遠因ともなっている。購入したそれら茶道具を・広く一般に開示する茶会とし
 て始められたのが・大師会であった。財界の主だった人々は皆・鈍翁の影響を受けて茶の湯に遊ぶことに
 なったのである。そうした茶会の状況を新聞に掲載し・「東京茶会記」・「大正名器鑑」・などをまとめ
 た箒庵は・いわば茶の湯の魅力を世に宣伝し・また後世に伝えた人といえよう。早くから風流三昧に生き
 ることを志した箒庵は・熱心に茶杓を削っている。全体に小ぶりで・露は剣先系が多く・雉股は薄めであ
 る。めなどに素人らしさが見えるが・かえって馴れすぎないところが魅力だろう。書付も勢いがあり・多
 くの名杓を見てきたことが茶杓にしのばれる。いっぽう鈍翁は・手ずから道具作りに励むことなく・ここ
 に揚げた茶杓も下削りされたものと思われる。箒庵に比べると個性は見えにくいが・正統派の折り目だだ
 しい茶杓といえよう。箒庵が鈍翁におくった茶杓・「やき栗」・は・共に財界作動を索引した二人の交流
 ・近代の茶の湯のひとこまを物語るものとして貴重である。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
●「鈍翁・(1847~1938)」・・・●

◆鈍翁作・「若竹」・(同・筒)。・・・・・・・・・・・・・・

 ★箒庵が鈍翁におくった茶杓・「やき栗・鈍翁洞主におくる」。

●「箒庵・(1861~1937)」・・・●

◆箒庵作・「さわらび」・(同・筒)。            
◆箒庵作・「霜夜」・・・(同・筒)。            

 




●●「近現代・数寄者の茶杓」・・・●●

●「画家、中川一政の婆沙羅茶」・・・●

 

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■■茶道誌■■  ■■『なごみ』■■  ■■『茶杓・伝統と現在』■■  ■■「茶杓は人を語る」―茶杓に・利休の人生を読む・(「天正二年春」・「からさき」・「泪」)■■  ■■「名杓を支えた下削り師」―利休の下削り師・「甫竹」・(生没年不詳)/遠州の下削り師・「村田一斎」・(1608~83)■■  ■■「宮廷人のおおらかさ」―常修院宮・(1617~99)/後西天皇・(1637~85)■■  ■■「琳派をつなぐ茶の湯」―酒井抱一/尾形光琳/谷文晁■■  ■■「不昧公・家族の茶の湯」―松平不昧/堀田玉映/岡田雪台■■  ■■「近現代・数寄者の茶杓」―益田鈍翁/高橋箒庵■「画家」―中川一政■■  ■■「彫塑家」―朝倉文夫■■  ■■「現代の茶杓三様」―三代・池田瓢阿/音丸淳/梅田曲巷■■  ■■「詳解・利休の茶杓を読む」■■  ■■「茶杓・共筒鑑賞の実際」―茶杓の鑑賞/共筒の鑑賞/茶杓の拝見の仕方/筒の拝見の仕方■■  ■■茶道/道具■以下詳細をご覧下さい!!■■




■■『茶道誌』・・・■■



●●『なごみ』・・・●●

**”(2000年5月・通巻第245号)”**



■■「特集」・・・■■


●●「茶杓・伝統と現在」・・・●●

**”監修・三代・池田瓢阿”**

**”撮影・後勝彦”**

**”(約・39頁) ”**

★茶室は、もともとは一会の茶会に合わせて亭主が自ら
 手がける道具だった。
 そのため茶杓には、茶人の人柄や交友関係その時代の
 茶の湯のありようが表われている。
 いにしえの茶杓が語る茶人の姿に思いを馳せ、また、
 茶杓の可能性を果敢に広げつつある、現代の茶杓師の
 作品を紹介する。



■発行日=平成12年5月1日。
■発行所=株式会社・淡交社。
■サイズ=18×25.5cm。
■定価=840円。
■状態=美品。
  ●表紙に多少のキズ・ヤケが有ります。
  ●本誌内に多少のヤケが見えますが
  ●大きなダメージは無く
  ●年代的には良い状態に思います。



◆◆注意・・・◆◆

 ★発行日より・経年を経て下ります。
  コンディションに係らず・古書で有る事を
  充分に御理解の上・御入札下さい。

 ★神経質な方は入札をご辞退下さい・・!!



●全・128頁・・・!!



●特集の・・・!!

  ◆「茶杓・伝統と現在」・は・約・39頁・・・!!



―”(白黒)”―

●詳解・「利休の茶杓を読む」・・・!!

**”文・挿画・三代・池田瓢阿**

  ◆茶杓に人生を読む。

  ◆共筒の語る利休。

  ◆茶杓とはこれなり。



●「茶杓・共筒鑑賞の実際」・・・!!

**”指導・三代・池田瓢阿**


―”茶杓の鑑賞”―

★竹の生えている向き・(上が天・下が地面)・に茶杓
 をおくと・右が本樋・左が逆樋となる。

  ◆表・裏―節上/節下/櫂先/樋/節裏/追取/切
       止。

  ◆露・(つゆ)・4種。

  ◆切止・(きどどめ)・4種。

  ◆櫂先・(かいさき)/樋・(ひ)/腰/追取・(
      おっとり)/雉股・(きじもも)。


―”共筒の鑑賞”―

★茶杓を収める筒について見てゆきましょう。
 茶杓の外箱に・よく・「共筒」・と書かれていますが
 ・これは中に入る茶杓のために・同一作者が同時期に
 作った筒があるという意です。
 茶杓と同竹を用いていなくても・作者が同じであれば
 共筒といいます。
 共筒が作られるようになるのは・利休時代の前後から
 で・それまで一部の例外は除き・共筒はありませんで
 した。
 茶杓のみ裸で伝わったものには・後世の人が筒を作り
 ・作者名を書き付けたものがあり・追筒・(あるいは
 極筒)・と呼びます。
 また・共筒が傷まないように・のちの世の人が新しく
 添えた筒を替筒といいます。
 たとえば・利休茶杓・「大正二年春」・と・「かさら
 ぎ」・は共筒ですが・「泪」・は共筒ではありません。
 利休が最期に織部におくったと伝わるこの茶杓に・筒
 を作ったのは織部といわれています。
 織部は・「泪」・を利休の位碑代わりに大切 にしたと
 いい・小窓のついた筒を作り・漆を施しています。
 ・(略・・・・・)。

  ◆真の筒。

  ◆行の筒。

  ◆草の筒。


―”酒井抱一作・「千鳥」・共筒”―

  ◆口印。

  ◆詰。

  ◆銘。

  ◆筒下には作者名が書きつけられることが多い。


―”鑑賞の実際”―

  ◆茶杓の拝見の仕方・(4点)。

  ◆筒の拝見の仕方・(2点)。



■詳解・「利休の茶杓を読む」・・・■

**”文・挿画・三代・池田瓢阿**


―”茶杓に人生を読む”―

 ★カラー頁において・利休の茶杓を年代順に眺めたが
  いま少し詳らかにしよう。
  天正二年は・前途したように・利休が信長に召され
  ・津田宗及・今井宗久と共に茶頭になった翌年にあ
  たる。
  利休五十三歳。
  宗及や宗久に比べ・堺において経済的にとみに裕福
  な商人であったわけではなく・茶人としての活躍も
  これからという時期に茶頭の地位を得たことは・利
  休にとって大変に大きなことであっただろう。
  茶杓は・利休らしい形を既に完成していた。
  中節の樋の深い竹を選び・櫂先は長いめに・そして
  蟻腰が特徴である。
  が・「天正二年春」・は・まだ・「からさき 」・
  ほど蟻腰の高さが際立ってはいない。
  利休形としての特徴が最も充実してくるのは・居士
  号を得てからではないだろうか。
  「からさき」・は秀吉との舟遊びの際に即興で作ら
  れたものと伝わる。
  ・(略・・・・・)。


―”共筒の語る利休”―

 ★略・・・・・。


―”茶杓とはこれなり”―

 ★私が・その利休茶杓の最高峰というべき・「泪」・
  を拝見したのは・二十五歳のときだった。
  そのときの感触は・いまも私の製作に影響を与えて
  いる。
  私は・「茶杓とは・これなんだ」・と思った。
  これ以上のものはできないとも思った。
  利休の茶杓としては少し短い。
  その杓には一分の隙もなく・誇張もなく・静かだが
  力強い。
  利休作の竹花入・「尺八」・にも通ずるものを・そ
  の時感じ取ったのである。
  そして・「泪」・が私の茶杓制作の原点になった。
  表現は違っても・私の心の中にいつも・利休の茶杓
  を指標に置いてきた。
  これからも・そのことは変わらりないであろう。



●蒐集・資料などの・参考に・・・!!



●探されていた方は・この機会に・・・!!



●以下・詳細をご覧ください・・・!!

  ◆掲載案内は・抜粋し掲載して下ります。

  ◆掲載内容は・Q&Aより・問い合わせ下さい。

  ◆数字記載は目視です・間違いは御容赦下さい。



●掲載を抜粋紹介し・「タイトル」・と致します。



●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



■■『茶杓・伝統と現在』・・・■■

**”(約・39頁) ”**

―”監修・三代・池田瓢阿”―

**”撮影・後勝彦**



■■『茶杓は人を語る』・・・■■

―”茶杓に・利休の人生を読む”―

★千利休の茶杓は・中節で撓めが深く・節の高い蟻腰で
 ・樋も深いのが特徴である。
 ここに揚げた三本はいずれも利休形だが・それぞれ利
 休にとって大切な節目に削られたものである。
 そこには・利休の人生が投影されている。

 信長が室町幕府を倒し・利休・(宗易)・を茶頭の一
 人として召し抱えたのが・天正元年。
 共筒に書付のある・「天正二年春」・はその翌年であ
 る。

 次ぐ・「からさき」・は・利休が秀吉の供をした琵琶
 湖舟遊びの舟中で削り・湖畔の唐崎を銘にしたという。
 本能寺の変の後・利休は天下人秀吉の宗匠として頭角
 を表していった。
 いわば・「天正二年春」・は・信長との出会いの後に
 ・「からさき」・は秀吉との関わりの上で生まれた茶
 杓といえる。
 その大きな違いはないが・「からさき」・は・「天正
 二年春」・のつつましさに比べ・蟻腰も高く表現に力
 強さがある。
 居士号を授かり・(天正13年・利休64歳)・宗匠
 として自身の茶の湯を積極的に追及・高揚していった
 時期の作が・「からさき」・であった。
 おそらく利休形としての特徴が・最も濃密に表れた頃
 であったろう。

 一方・「泪」・は・利休最晩年の作である。
 淀の舟本で細川三斎には・「イチイ」・を・・そして
 織部に・「泪」・をおくったことが伝わる。
 この・「泪」・の茶杓は・驚くほど静かに澄んでいる。
 死におもむく利休の心境を表しているといえないこと
 はない。
 世俗をすべて払拭し・自信を極めた利休の・「おのれ
 」・が・この茶杓に映し出されている。

   ◆茶杓・「天正二年春」。
               ・同・筒。
               ・宗易53歳。
               ・信長41歳。

   ◆茶杓・「からさき」。
               ・同・筒。

   ◆茶杓・「泪」。
               ・同・筒。
               ・利休70歳。
               ・秀吉55歳。
               ・徳川美術館蔵。



■■『名杓を支えた下削り師』・・・■■


―”利休の下削り師・「甫竹」・(生没年不詳)”―

★茶人や貴人の茶杓の多くは・程度の差こそあるが・下
 削り師の手を借りている。
 利休の下削り師として・慶首座と甫竹が知られる。
 利休形の茶杓の多くは甫竹の下削りといわれ・甫竹自
 身の茶杓もまったく利休形である。
 利休作に比することはできないが・高い蟻腰・丹精な
 姿など見どころは多い。

 村田一斎は・小堀遠州の弟子・逸斎とも号した茶人で
 ・遠州茶杓の下削りも行なった。
 遠州は・のちに・「有馬形」・と呼ばれる櫂先が鋭い
 茶杓を手ずから削る一方・景色のある竹を用いた直腰
 の美杓もよくした。
 一斎自身は・遠州好みの美竹による・抑えた表現の茶
 杓を残している。

 甫竹も一斎も・それぞれ利休・遠州という師の指導を
 受けて下削りを行なった。
 師の美意識を具体化する手足となって竹を選び・形を
 作ったであろうが・そこには甫竹なりの・また一斎な
 りの美意識や個性も表出したであろう。
 そうした茶杓に対する思いが・自作の茶杓からうかが
 える。
 利休や遠州もまた・下削りによって自らの作風を完成
 させもしたのである。
 下削り師の個性の上に・利休や遠州の美意識が加わり
 ・世に名杓といわれる茶杓は生まれた。
 その違いも見どころとなる。

   ◆甫竹作。
               ・同・筒。
               ・同・箱書。

    ★撓めの深い、蟻腰の利休形。
     漆拭されている。
     下削り師の心得として銘は残さない。
     筒の蓋は了々斎によるもの。


―”遠州の下削り師・「村田一斎」・(1608~83)―

   ◆村田一斎作。
               ・同・筒。
               ・同・箱書。

    ★景色のある美竹を選んだ美しい作。
     筒はゴマ竹の皮目を大胆に残し、筒蓋の厚み
     は薄い。
     同じく銘は残さない。



■■『宮廷人のおおらかさ』・・・■■

**”撮影・宮野正喜**


―”常修院宮・(1617~99)”―

   ◆常修院宮御作。
               ・同・筒。
               ・陽明文庫蔵。


―”後西天皇・(1637~85)”―

   ◆後西天皇宸作。
               ・同・筒。
               ・陽明文庫蔵。



■■『琳派をつなぐ茶の湯』・・・■■


―”酒井抱一・(1761~1828)”―

   ◆酒井抱一作・「千鳥」。
               ・同・筒。


―”尾形光琳・(1658~1716)”―

   ◆尾形光琳作・「浅茅原」。
               ・同・筒。


―”谷文晁・(1763~1840)”―

   ◆谷文晁作・「夕顔」。
               ・同・筒。



■■『不昧公・家族の茶の湯』・・・■■


―”松平不昧・(1751~1818)”―

   ◆松平不昧作・「山里」。
               ・同・筒。
               ・田部美術館蔵

    ★共箱には・歌銘・「住・(め)・は又すれこ
     そせめ山里の かけひの水のあるにまかせて
     」・と書かれている。


―”堀田玉映・(不昧公の実娘/1805~63)”―

   ◆堀田玉映作・「山路」。
               ・同・筒。


―”岡田雪台
    ・(不昧公の茶の湯の後継/1799~1868)”―

   ◆岡田雪台作・「梅ヶ枝」。
               ・同・筒。



■■『近現代・数寄者の茶杓』・・・■■

★近代以降・茶の湯は様々な人によって継承され・より
 私的で個性的な遊びへと変化してきた。
 近代数寄者・益田鈍翁と高橋箒庵・多くの茶陶を手が
 けた画家・中川一政・そして・茶杓づくりを心から楽
 しんだ・彫塑家・朝倉文夫。
 四人の茶のある人生を見てゆこう。

   ◆水指・高麗。

   ◆茶入・膳所・耳付。

     ◆仕覆・緑地牡丹ノ段。

   ◆茶杓・高橋箒庵・銘・「山ホトゝギス」。

   ◆茶碗・黒楽・銘・「不老門」・宗入造。



■■『近代数寄者の二翼』・・・■■

―”鈍翁と箒庵”―

★鈍翁が茶の湯に興味を持ったのは・弟益田克徳による
 影響もあるが・古美術品や茶道具の海外流出を防ぐた
 めに集めた収集が・その遠因ともなっている。
 購入したそれら茶道具を・広く一般に開示する茶会と
 して始められたのが・大師会であった。
 財界の主だった人々は皆・鈍翁の影響を受けて茶の湯
 に遊ぶことになったのである。
 そうした茶会の状況を新聞に掲載し・「東京茶会記」
 ・「大正名器鑑」・などをまとめた箒庵は・いわば茶
 の湯の魅力を世に宣伝し・また後世に伝えた人といえ
 よう。
 早くから風流三昧に生きることを志した箒庵は・熱心
 に茶杓を削っている。
 全体に小ぶりで・露は剣先系が多く・雉股は薄めであ
 る。
 めなどに素人らしさが見えるが・かえって馴れすぎ
 ないところが魅力だろう。
 書付も勢いがあり・多くの名杓を見てきたことが茶杓
 にしのばれる。
 いっぽう鈍翁は・手ずから道具作りに励むことなく・
 ここに揚げた茶杓も下削りされたものと思われる。
 箒庵に比べると個性は見えにくいが・正統派の折り目
 だだしい茶杓といえよう。
 箒庵が鈍翁におくった茶杓・「やき栗」・は・共に財
 界作動を索引した二人の交流・近代の茶の湯のひとこ
 まを物語るものとして貴重である。
 
―”鈍翁・(1847~1938)”―

   ◆鈍翁作・「若竹」。
               ・同・筒。

   ◆箒庵が鈍翁におくった茶杓・「やき栗・鈍翁洞
    主におくる」。


―”箒庵・(1861~1937)”―

   ◆箒庵作・「さわらび」。
               ・同・筒。

   ◆箒庵作・「霜夜」。
               ・同・筒。



■■『画家・中川一政の婆沙羅茶』・・・■■

   ◆風炉・唐銅朝鮮・初代寒雉造。

   ◆釜・芦屋富士。

   ◆水指・織部・車木窯・一政造。

   ◆茶入・車木窯・一政造。

   ◆茶杓・中川一政作・銘・「舞」。

   ◆茶碗・唐津・「朝萌」。
               ・太郎衛門窯・一政造。

   ◆茶杓・中川一政作・銘・「舞」。
               ・同・共筒。

   ◆掛物・中川一政筆。

     ★「真鶴の美術館における案内状」。



■■『彫塑家・朝倉文夫の粋な暮らし』・・・■■

―”(1884~1964)”―

   ◆茶杓を削る在りし日の朝倉文夫。

   ◆自作の香合・「翁」・茶杓・「睦日」・ほか。

   ◆竹の様を生かした作二本・手前の茶杓の節上
    が・鶴の首に見える。
    茶碗は遺愛の品。



■■『現代の茶杓三様』・・・■■。

★茶杓は茶を掬うのみにあらず。
 茶杓こそ・亭主の心を注ぎこむもの。
 三様の姿をみせる・三人の茶杓を紹介する。


●『三代・池田瓢阿の・「未来」』・・・●

―”創作茶杓”―

   ◆茶杓・「王」。

   ◆茶杓・「風」。

   ◆茶杓・「鳥」。

   ◆茶杓・「橋」。

   ◆茶杓・「天」。


―”茶杓の未来形”―

   ◆茶杓・「王」。

      ★茶碗は・瀬戸黒・辻村史郎作。

   ◆茶杓・「天」。

   ◆茶杓・「風」。

   ◆茶入は・三輪和彦作・「天花」。


●『音丸淳の・「彩り」』・・・●

   ◆堆漆茶杓・「紅梅」。
               ・同・筒。

   ◆鼈甲茶杓・「萬歳」。
               ・同・筒。

   ◆漆のみの・「一本水仙」。
               ・同・筒。

   ◆堆漆茶杓・「間道」・と・堆漆菖蒲文茶器。

   ◆茶杓・「不老長寿」・と・洋蘭文茶器。

   ◆茶杓・「紫」・と・梅文茶器。

   ◆茶杓・「紫式部」・と・柳文茶器。


●『梅田曲巷・「楽さび」』・・・●

**”撮影協力・長延寺**

   ◆「甘柿・渋柿」・の二本入りは・二本が揃って
    こそ楽しい茶杓。
    〆印の柿の絵も愛らしい。
    さて・どちらが・甘柿?。

   ◆節に穴の空いた竹は・「虚栗・(みなしぐり)
    」―殻ばかりで中に実のない栗―に見立てされ
    た。

   ◆茶碗は李朝・五代清風与平作の湯呑を薄茶器に
    みたてて・茶杓・「草枕」・に独特の切止は・
    竹の自然な様を生かしたもの。
    竹のあるがままと・櫂先の緊張感が絶妙の一本。

   ◆茶籠に収められた小さな茶杓・「一睡」。
    じつは節のところが凹凸で繋がれた組み立て式。

   ◆筒が先にできたという・「しぐれ傘」。

   ◆ 「鶏助・(けいろく)」・の筒は割筒。
    節がたくさんある様が・鶏の肋骨にているとこ
    ろからの銘。

―”竹あってこそ”―

―”銘に遊ぶ”―

―”理想の茶杓”―



**”(以下白黒)”**


■■詳解・『利休の茶杓を読む』・・・■■

**”文・挿画・三代・池田瓢阿**

  ◆茶杓に人生を読む。

  ◆共筒の語る利休。

  ◆茶杓とはこれなり。



■■『茶杓・共筒鑑賞の実際』・・・■■

**”指導・三代・池田瓢阿**



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