カール・パウル・イマヌエル・フォン・ハーゼ(Karl Paul Immanuel von Hase)中将はドイツ陸軍の軍人でベルリン防衛司令官を務めました。第二次大戦開戦後は第46歩兵師団長、第56歩兵師団長を経て1940年11月にベルリン防衛司令官に任命されます。その一方でハーゼは1938年以降、カナリス、ヴィッツレーベンらの反ナチス運動に参加していました。ヒトラー暗殺計画が実行に移された1944年7月20日、ハーゼはクーデターのためベルリンに戒厳令を敷きますが、暗殺もクーデターも失敗に終わり、逮捕されて死刑となっています。写真のマークはプロイセン王国貴族ハーゼ家の紋章です。