ヴェルナー・フォン・フリッチュ(Werner Freiherr von Fritsch)はドイツ陸軍の上級大将です。1935年‐1938年にかけて陸軍総司令官を務めました。1937年11月にヒトラーがヴェルナー・フォン・ブロンベルク国防相とフリッチュなど三軍司令官を集めて侵略戦争の計画を打ち明けた際、フリッチュはブロンベルクと共に時期尚早として反対し更迭されています。1939年9月の第二次大戦開戦後は、第12砲兵連隊の名誉連隊長として最前線に志願して、ワルシャワのプラガ地区での戦闘で戦死しています。