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★Freeway★1929年製 ウェッジウッド「グループAL5554」。これはV.スキレーンがデザインしたシノワズリの傑作。ピオニー?イヤちょっと違う

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商品説明


c1929 Wedgwood “Groups”


ウェッジウッド
「グループ AL5554」


少数製作のスキレーン作シノワズリ

「イースタン・フラワー」に先行。上位モデル

「花の群れ」が何故、複数形なのか

絵付け職人の完璧なエナメル使い

ピオニーに段腹。転写が見えぬ


★送料は全国無料。クロネコヤマト便でお送りします。
★常時50点以上を出品中。まだ少数ですがフィギュリンも出品中(アンティーク、コレクション > 工芸品 > 陶芸 > 西洋陶磁 > ロイヤル・ドルトン)
★込み入ったご質問やお問い合わせは次のアドレスへメールしてください。(freeway@deluxe.ocn.ne.jp)


 これはウェッジウッドが1929年に製作したシノワズリの「グループ」(Groups)です。ウェッジウッドファンにはよく知られるアースウェアの名作「イースタン・フラワー」(Eastern Flower)の先輩シノワズリの花のカップであるとぼんやりと知られながら、製作数が少なかったと想像され、カップ等完全な写真も見られない(出品者の場合ですが)「幻のパターン」でした。
 このほどようやく手にしました。完璧なエナメル顔料が輝くパーフェクトなトリオを2セット手にしたことで、「幻」のベールはすぐ除くことができました。
 バックスタンプは先に出品したベージュ地の「オールド郭公」と同じ、小さな文字だけで構成された「1929年のみ使われた小数限定製作パターンのためのマーク」です。先の「オールド郭公」でこのマークのことや背景を少し調べたので、今回は楽に製作年を特定できました。

 先に出品したトリオは、カップのみ「AL4883」のパターン・ナンバー、今回は全て「AL5554」で統一されています。この「AL5554」が本来の「グループ」のパターン・ナンバーであり、「AL4883」は少し前に作られた“パイロット版”と言うべき製品だろうということを先に解説しました。
 両者の違いはほとんど分かりません。パイロット版の小さな鳥は羽と体が黄色とブルーの2色で描かれこの鳥が「郭公」であると主張しているように見えます。今回の本流は、カップの鳥は黄色一色、プレートの鳥と同じ色になっています。その代わりにと言うんでしょうか、黄色い鳥の近くの花が一つだけ、赤から黄色に変わっています。2種手にしていてもなかなか分かり難い変化です。特に省力化したのではなく、小さな黄色を強調しかかったのでしょう。
 
 絵柄そのものは有名な「イースタン・フラワー」よりやや詳細といった感じですが、エナメル顔料の塗りの厚さ、キッチリした仕上げがダントツに素晴らしく、「グループ」に圧倒的な高級感があります。少量生産ですから、この「グループ」自体が「イースタン・フラワー」のパイロット版として作られたという結果になるのでしょう。ウェッジウッド得意の「エナメル使い」が最も冴えた製品であると言えます。

 作者であるヴィクター・スキレーンは同時期に、ピーター・アレンの日本画「郭公」を多色のシノワズリで復刻していて、これはスキレーン本人がハンド・ペイントしたものであろうと出品者は考えています。また同時期に同じシノワズリの「チャイニーズ・フラワー」をハンド・ペイントしています。
 1950年にピーター・ウォールとミリセント・タプリンを率いて転写によるパターン大増産を行う前、戦前のスキレーンは手描きの仕事、伝統的なウェッジウッドのパターンの再発見と再構築の仕事に没頭していた感があります。本人は美術学校でアール・デコを学んでウェッジウッドに入社していますが、伝統的なシノワズリが得意であり、古典的シノワズリ・デザインを多く残しています。
 
 英陶間の競争が激化した1930年以降は、多くの窯がアール・デコ専門の女性アーチストを雇い入れて「花のカップ」を中心に競うことになります。アール・デコの若いアーチストもシノワズリ作品に取り組む必要があり、それぞれがアール・デコアレンジのシノワズリに挑んでいます。そんな中でアール・デコと伝統的シノワズリをはっきり使い分け、圧倒的な量のパターンを作ったのはヴィクター・スキレーンだけではないでしょうか。

 このトリオにも使われたウェッジウッドのロゴのみの特別なバックスタンプは、「スキレーンによるデザイン」と同時に、「少数生産のパイロット版」を意味するマークであったのだろう。やや行き詰まり状態にあったウェッジウッドが期待をかけた弱冠25歳のチーフ・ディレクター、スキレーン。若き天才に賭ける会社の期待が込められた特殊マークであった。

 「グループ」は我々が日常使う「集団」という英語です。出品者は当初、「花の群れ」という風に理解すべきだろうと思い込んでいた。しかし手にしてつらつら考えるに、どうにもこの「複数形」が気になる。そしてどうやらこれは「いくつかの花の群れ」と複数形で考えるべきだと気付いた。
 先述したごとく、このトリオでも気づかぬ程度だが、鳥の色や向き、黄色い花が一か所混じったりと、小変更がある。
 先の「AL4883」のパターン・ナンバー末尾の下に「41」の数字がありました。同じトリオの「AL5554」ソーサーには「24」。
 「AL5554」サイドプレートには「33」。こんな多くの種類を作るわけはないから出品者は「多分、2桁番号は、類を表す符丁のようなモノであろう」。そして確たる根拠はないが、多分「4種類のグループがあった」。そう考えた。
花の群れとパターン違いの4集団をかけて「グループS」複数形とした。

 多色は使ってないが、これは英陶全てが取り組んだシノワズリ中、最高のものです。出品者はそう断言します。
 全ての花や葉っぱの細かな縁取りは、縁取りを越えたり白く残したりは皆無。手描きして縁取りを後でキッチリつけることはよくありますが、一見そのように見える。しかし原作者が手描きしても、小さな花々の位置関係をこのように同じ様に決めるのは不可能であろう。ここで新しい転写技術を使ったとは考えにくく、転写紙を細かく分割して線描きのれがなるべく起きないよう昔ながらの作業を進めたのであろう。
 エナメル顔料の光を放つすばらしいトリオです。出品者が敢えて弱点を指摘すると、強い日光(部屋に差し込む光りをモロに受けると、エナメル顔料が背景のアースウェアに溶け合ってしまい、メリハリを失ってぼやけてしまう。直射日光を避けた部屋の中、或いは夜の伝統の下で輝きます。多分これは「イースタン・フラワー」も同じ。

 もう一つ大事なこと。このカップのシェイプは「ピオニー」としか見えなかったが、撫でて、顔を寄せると外側が2段になっている。厳密にはピオニーではアリマセン。ピオニーは恵理か向けシェイプとしてその昔にデビューしています。ボーンチャイナ専用であるところから、型枠にアースウェアの粘土を流し込むのは不都合が発生したのか。
 いや、そうではなく、スキレーンは敢えてピオニーの原型に近い「」アウトサイド・デザイン」の、アースウェア・ピオニーを作ってみたのでしょう。腹が2段になったカップといえば、「梨シェイプ」であり、そこから派生したとされる「ク―ペ」です。梨(ピア―)シェイプはピオニー以上にひしゃげて口径の大きい「インサイド・デザイン」ように見えますがナポレオン・アイビー以下、ずっとアウトサイドに絵が描かれます。「ク―ペ」然り。
 ひしゃげて縦方向が狭いピオニーのようなシェイプをアウトサイド・デザインで使うには2段腹が必要とスキレーンは考えたんじゃないか。2段にして凹凸を付けることで、花の絵が光を受ける方向が複雑になり、平板さを免れる。僅かな出っ張りですが、天才スキレーンはそこまで計算した。細かく神経質なデザイナーという見方は誤り。彼は彼を助ける技術者たちと開発した手法を一つに無駄にせず必ず次に生かす―そういうデザイン・リーダーだったと思われる。
 そういうところ彼が「アーチスト」でなく、「デザイナー」、今風なら「インダストリアル・デザイナー」と呼ばれる存在であった。アイデアの応用、多様化の能力が突出していた。

 このトリオのサイズは次の通り。
 カップの高さ5.5cm、口径10cm。ソーサーとサイドプレートの直径はそれぞれ、14cm、17.5cm。
 17.5cmのサイドプレートが付いているのが嬉しい。多分「グループ」はフル・ディナーセットは作っていない。トリオのプレートは17.5cm程度。これが文法なんです。これだけ奇麗でしかも売り手はもっと抱えている。多分、倉庫の片隅に眠っていたままの箱が開けられたんでしょう。

ほかにもたくさん出品しています。ぜひご覧ください。


+ + + この商品説明は オークションプレートメーカー2 で作成しました  + + +
No.108.001.004

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