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城郭研究の死角！ 激レア・週刊名城をゆく「豊後府内城・岡城」2004 大友宗麟 島津義久 龍造寺隆信 豊臣秀吉 福原直高 中川秀成 松平忠直
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商品説明
平成１６年（２００４）に、小学館から出版された名城を
ゆくシリーズ４０号「豊後府内城・岡城」（11月23日号・定
価560円）である。
豊後府内城に関する書籍史料は、少数の高価な研究
書はあるものの、歴史愛好家向けのリーズナブルな本
は極めて少ない。それだけに、コンパクトにまとめて平
明な本書は役立つ！ 全ページ・カラーグラビア仕立て
となっている。城の規模、縄張り、築城秘話、ゆかりの
武将の物語などのさまざまな内容は、貼付写真の具体
的な目次の詳細から御想像して下さい。
【豊後府内城について】
大分市の中心部にある平城で、江戸期は府内藩の藩
庁でもあった。大分川河口付近に築城され、その川水
を利用した内堀・中掘・外堀をもち、北は海に面した
城の要害でしる。慶長２年（１５９７）、秀吉の家臣・福原
直高が臼杵からこの地に転封となった。
直高は、大友氏時代に、船の荷役を行った荷落に大
きな堀をめぐらした堅固な城とた。同４年に新たな城
は完成した。秀吉死後、家康は石田三成派の直高を減
封の上で再び臼杵に転封させた。
元府内代官の早川長敏をこの城の新領主としたが、
長敏は慶長５年の関ヶ原の戦いで西軍にお味方したの
で、座を温める間もなく改易となった。翌年、竹中重利
の居城となり、城の大改修に着手し６年後には、４層天
守や櫓、山里曲輪や笠和口、内堀や外堀、堀川口や塩
九升口などの各門を整備した。
時は流れて寛永１１年（１６３４）、二代目藩主重義
（重利の子）の時に、かつての不正を理由に切腹・改
易となり、替わって入った日根野吉明も嗣子廃絶の憂
き見た。城主が安定したのは、四代将軍・家綱のみぎ
りの万治元年（１６５８）に松平忠昭が入城し、子々
孫々が藩主を継承し明治維新を迎えた。この間、寛保
の大火で、天守を含む大部分が焼失した。現在、人質
西角櫓や宗門櫓が現存し、大手門や土塀、廊下橋など
が復原された。なお、本丸跡北西隅の二重櫓と西丸の
平櫓が大分県の史跡に指定となっている。
【岡城について】
鎌倉時代から明治維新まで、大分県竹田市で栄えた
山城である。城の北を稲葉川、南は白滝川を天然の堀
濠とし、その二つの川に挟まれた小高い（標高３２５メー
トル）に築城された。
城の歴史は古く、平安末期までさかのぼる。緒方惟
栄が源義経軍を迎えるために築いたのが起源。戦国期
には大友氏の支城となり、志賀親次が守り、その要害
堅固さから島津の大軍を撃退している。朝鮮出兵の渦
中の文禄２年（１５９３）、中川秀成が入封し、同家
が長らく統治し幕末に至った。
現在、城門の車敷や太鼓櫓門、三の丸や二の丸、本
丸三層櫓の石垣など、多くの遺構をとどめている。ち
なみに、文部省歌としてもつとに有名な「荒城の月」
は、土井晩翠が作詞、滝廉太郎の作曲で明治３４年
（１９０１）に発表された。歌詞は仙台の青葉城趾な
どから、曲は大分県竹田の岡城趾から想を得たとい
われる。
【本書のおもな登場人物】
●豊臣秀吉 ●島津義久 ●大友宗麟 ●松平忠昭
●松平忠直 ●緒方惟栄 ●志賀親次 ●大友イザベル
●福原直高 ●中川秀成 ●早川長敏 ●伊東マンショ
●竹中重利 ●竹中重義 ●中川秀虎 ●中川久清
●戸田鑑連 ●龍造寺隆信●仙石秀久 ●長宗我部信親
●滝廉太郎 ●フランシスコ・ザビエル
【城と城下町・周辺城砦紹介】
●中津城 ●長岩城 ●高田城 ●杵築城
●高崎城 ●月隈城 ●日隈城 ●角牟礼城
●佐伯城 ●鶴賀城 ●上原館 ●丹生島城
●鏡城 ●龍王城
【事件史・史跡・その他】
●戸次川の戦い ●大船山 ●キリシタン洞窟
●臼杵石仏火祭 ●「荒城の月」●十河一族
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