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激レア文庫 戦国覇者の戦略『豊臣秀吉の知略』1988※北政所 織田信長 徳川家康 豊臣秀長 石田三成 長浜・大坂城 小田原城の陣 太閤検地
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商品説明
昭和６３年（１９８８）に、小学館から出版された激レ
ア文庫・戦国常勝知恵者『（羽柴・豊臣）秀吉の知略』
（初版）である。
執筆陣は、当時の錚々たる歴史家と時代小説家が
名を連ねている。紙の原稿用紙にペンで一言半句を
書き留めている。その行間には、長年の研鑽成果が
凝縮されている。
【二人の軍師と多彩な家臣団】
秀吉は「火」の如く燃え栄えたが、二代目秀頼の代で
滅んだ。一方、家康は幼少の頃は、織田・今川で人質生
活、青年期は今川義元と織田信長に絶対服従。太閤秀吉
政権下では要職に有りながら狸爺。その粘り強さは、滔
々と流れる川の如く、二百六十余年も続いた江戸幕府の
礎を築いた。
秀吉は、貧農だか足軽だか、賤しい身分の出とされる。
坂道を駆け上るうに出世したキッカケは、信長の草履取
りである。人はいつどこで誰と出会い、どういう仕事を
成すかで人生が決まる。もし、松下嘉兵衛（今川家臣）
の足軽をずっとしていたら、尾張中村の某で終わった。
若き藤吉郎（秀吉）の取柄は、どんな仕事でも一所懸
命に働くことだ。馬回り役の時は、信長が乗る馬を必死
に追いかけて走りに走った。納戸方でも、天性のひらめ
きと工夫で倹約とよい仕事をした。
漱石は「愛嬌は強き者を味方にする武器である」と名
言を残した。秀吉は「人たらし」で、えも言われぬ愛嬌
で、有能者を味方にする力が備わっていた！ 野盗に
等しい蜂須賀小六を引き込み、上流から材木を流し、
下流の墨俣城を築いた。清洲城の石垣が崩れると、
褒美を餌に競わせ、あっと言う間に修復。噂か真実
か定かではないが、器量良しの才を感じる。
おね（北政所・高台院）信長も認めた良妻は、まさに秀吉
の懐刀で家中の付合いや外交にに長けていた。さらに、
軍功の陰には、竹中半兵衛や黒田官兵衛という二人の
不世出の軍師の働きがあった・・・。
秀吉の生涯は、出生から織田家臣となった後も、かな
りの部分が謎に包まれている。『太閤記』や『立川文庫』
、講談や芝居などのイメージを精査し、古文書や現地を
丹念に調べ尽くした、歴史学の論客のエッセンスが凝縮
している。御用とお急ぎのない方は一読に値すると断言
しておく。
『秀吉の知略』の目次
●概説 小和田哲男
●「豊臣秀吉」 岡本良一
※草履取りから駆け上がった風雲児の夢
●「小田原の陣」 児玉幸多
※天下を掌中に治めた完璧な軍略と度量
●「石田三成」 和歌森太郎
※才により立身し、人望に敗れた戦国エリート
●「北政所」 来水明子
※秀吉を天下人に押し上げた内助と愛情
●コラム「戦国と覇者」 神谷次郎
１、天下人と軍師
２、金賦り
３、俸祿と心意気
【本の状態と発送に関して】
本の状態は、紙カバーをガードした透明ビニールカバ
ーも健在で、個人所蔵「美本」である。３５年も前の本
とは思えないない保存状態はよい。送料はゆうパケット
かネコポスで２１０円です。
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