① ほぼ半世紀、49年前のギターとは思えないほど状態の良い美品の個体です。しっかりと目の詰まった上質な『スプルース』のトップは、綺麗な飴色にうっすらと焼けており、ヴィンテージ感たっぷりです。黒に近い濃い色合いのべっ甲柄のピックガードは、あまり弾き傷は見られず美しいツヤを取り戻しています。バックとサイドには贅沢にも希少な『アフリカン・マホガニー』が使用されており、一般的なマホガニーよりも一層赤みがかった美しい色合いで、落ち着いた縞模様が非常に美しい個体となっています。ネックには安価なナトーではなく、アフリカン・マホガニーが使用されている点も、上位機種ならではです。ネック裏もとても綺麗でほぼ無傷に近い状態です。ブリッジ・指板・ヘッド部表面に使用されているパリサンドル(マダガスカル・ローズウッド)の木目も深みのあるとても綺麗な材が使用されており、ただならぬ高級感を放つ個体です。指板やフレットの減りもほとんど感じられないレベルの奇跡的なコンディションです。トラスロッドは左右に非常にスムーズで、まだ締める方向に余裕がありますので、当面のネックコンディションの変化にも十分に対応できます。
② 極低の弦高セッティングです。(12フレット上の弦高は6弦2.5ミリ、1弦2.0ミリ)。もちろん、ローフレットでも押さえやすいよう、1弦~6弦まで徹底的にナット高を調整し、どのポジションでも指板に張り付くような非常に弾きやすい「極低」の弦高セッティングです。初心者にとって壁となる、「F」などのバレーコードも少ない力で容易に押さえられるように調整してあります。
③ ヤマハ純正トルク調整付きペグ・トラスロッドカバー・ナット・ピックガード・ロングサドル・ブリッジピン・エンドピンなど、すべてが当時のままのフルオリジナルです。