① 47年前のギターとは思えないほど状態の良い美品個体です。シルクのようにしっかりと目の詰まった極上の『えぞ松』のトップは、さほど焼けておらず当時のままの黄身がかった色合いをしっかりとキープしています。しかも、光の加減で所々に現れるベアクローがさりげない存在感を主張しています。赤みがかったべっ甲柄のピックガードもほとんど傷はなく、きれいなツヤを取り戻しています。バックとサイドには今では贅沢な『アフリカン・マホガニー』が惜しげもなく使用されており、赤みがかった深みのあるギラついた濃い色合いと綺麗な縞模様が非常に美しい個体です。ブリッジ・指板・ヘッド表面には、とても美しい『パリサンドル』(マダガスカル・ローズウッド)が使用されており、ただならぬ高級感を放っています。特に、ヘッド表面の美しい縞模様は高級感抜群です。ネック裏もほぼ無傷の貴重な個体です。指板とフレットは、ローフレット付近に若干の減りは見られるものの違和感を感じるほどではなく、他の部分は減りもほとんど感じられないレベルの奇跡的な状態です。この個体は何よりネックコンディションが最高です。トラスロッドも左右にとてもスムーズで、ほとんど締める方向に回していませんので、当面のネックコンディションの変化にも十分に対応できます。当然、ブリッジの浮きやネックヒールのヒビ割れなども皆無です。このような極上のコンディションですので、これからも末永くヴィンテージな音色を奏でてくれることと思います。
② 超極低の弦高セッティングです。(12フレット上の弦高は6弦2.25ミリ、1弦1.75ミリ)。もちろん、ローフレットでも押さえやすいよう、1弦~6弦まで徹底的にナット高を調整し、どのポジションでも指板に張り付くような非常に弾きやすい「超極低」の弦高セッティングです。初心者にとって壁となる、「F」などのバレーコードも少ない力で容易に押さえられるように調整してあります。
③ ヤマハ純正ペグ・木製トラスロッドカバー・ナット・ピックガード・サドル・エンドピンなど、ほぼすべてが当時のままのオリジナルです。
(2024年 5月 13日 21時 39分 追加)