ビル・エヴァンス・トリオは、ニューヨークのヴィレッジ・ヴァンガードの常連でした。特に1961年6月は、連日ライブを続けて最終日の6月25日の録音から、三種類の名盤が生まれました。一つ目は、7月6日にスコット・ラファロが交通事故で亡くなって、この日の録音が人生最後の公式録音になってしまいましたから、彼が活躍する曲を中心にリヴァーサイドは"Sunday at the Village Vanguard"『サンデイ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード』をリリースしました。もちろん、二つ目が『ワルツ・フォー・デビイ』三つ目は、この日の録音を演奏順に全曲を収録した三枚組の完全盤ライヴ(←クリックして下さい)です。音楽史に残る名ライヴとなり、多くの方が、ジャズ最高のライヴと評価している、音楽ファン必聴の『ワルツ・フォー・デビー』を是非お楽しみ下さい。音楽ファンのライブラリーにこのジャケットがないというのは、ちょっと想像できません。
タイトル曲にもなっている『ワルツ・フォー・デビー』は、もともと1956年の初リーダーアルバム『ニュー・ジャズ・コンセプション』にソロピアノとして収録された曲ですが、当時二歳だっためいのデビーにプレゼントした曲です。ジャズのドキュメンタリー映画としては異例のヒットとなった"Time Remembered:Life & Music of Bill Evans"にデビーが登場して、いつも自分の前でこの曲を演奏してくれたビルおじさんのエピソードを語ります。イントロはワルツですが、曲はフォー・ビートで、今回の録音が一番有名な録音です。数多くのアーティストが取り上げるスタンダードナンバーでもありますが、ビルと交友のあったジーン・リース(ジャズ評論家)が歌詞をつけて、トニー・ベネットはビル・エヴァンスの伴奏で歌い、サラ・ヴォーン、モニカ・ゼタールンドをはじめ、ジャズ・ボーカルのスタンダードナンバーでもあります。
四割近い急激な円安と航空輸送料の高騰で輸入盤はどんどん高くなっています。お探しの方は円安前の価格のうちに、お早めにどうぞ。
"Waltz for Debby" Bill Evans ジャズ史に燦然と輝く名盤中の名盤
最も数多く売れたジャズアルバム 日本だけで百万枚以上
ビル・エヴァンス・トリオ 『ワルツ・フォー・デビイ』
ボーナストラックが4曲多いアメリカ盤
ジョー・タランティーノがデジタル・リマスター
新品未開封CD 送料140円~
ビル・エヴァンス全出品リスト(←クリックしてください)
収録曲
1 My Foolish Heart4:56 『愚かなりし我が心』
2 Waltz For Debby7:00 『ワルツ・フォー・デビー』(テイク2)
3 Waltz For Debby6:46 『ワルツ・フォー・デビー』(テイク1)■ボーナス・トラック■
4 Detour Ahead7:35 『デトゥアー・アヘッド』(テイク2)
5 Detour Ahead7:12 『デトゥアー・アヘッド』(テイク1)■ボーナス・トラック■
6 My Romance7:11 『マイ・ロマンス』(テイク1)
7 My Romance7:11 『マイ・ロマンス』(テイク2)■ボーナス・トラック■
8 Some Other Time5:02 『サム・アザー・タイム』
9 Milestones6:37 『マイルストーンズ』
10 Porgy (I Loves You, Porgy) 5:57 ■ボーナス・トラック■