ヘルベルト・オットー・ギレ(Herbert Otto Gille)は武装親衛隊大将です。第二次大戦開戦後のポーランド戦とそれに続く西部戦線に親衛隊特務部隊第2連隊「ゲルマニア」に配属され従軍しています。1940年、東部ロシア戦線でフェリックス・シュタイナーから第5SS装甲師団「ヴィーキング」の砲兵連隊の司令官に任じられ、1943年5月からは「ヴィーキング」の師団長となっています。「ヴィーキング」は東部戦線において奮戦し、勇猛果敢な師団としてソ連軍から恐れられていました。1944年8月からは第3SS装甲師団「トーテンコプフ」も傘下に収めた第4SS戦車軍団司令官となり、ワルシャワ攻防戦やハンガリー・ブダペスト救出作戦を指揮しています。写真のマークはギレが師団長を務めた第5SS装甲師団「ヴィーキング」の師団標識です。