大型図録本運慶と快慶鎌倉時代の寺社建築彫刻カラー図版146図白黒214図康慶湛慶安阿弥様康円来迎阿弥陀三尊像仏像仏教美術日本美術写真解説

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大型図録本運慶と快慶鎌倉時代の寺社建築彫刻カラー図版146図白黒214図康慶湛慶安阿弥様康円来迎阿弥陀三尊像仏像仏教美術日本美術写真解説

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商品説明

　
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★商品説明★

大型図録本　運慶と快慶　鎌倉の建築・彫刻　日本美術全集10

講談社
1991年　初版
241ページ
38 x 27.4 x 3.8 cm
化粧函入　ハードカバー　大型本
カラー・モノクロ


※絶版
※別刷の月報付

縄文・弥生時代から昭和まで「美の神髄」をたずねる悠久の旅―講談社創業八十周年記念出版　日本美術全集のうちの一冊。

編集＝水野敬三郎、工藤圭章、三宅久雄


溢れる冴える鎌倉様式の力と技。
平家に焼かれた南都の復興により建築・彫刻界にも新しい時代が。武士の時代にふさわしい力強さを持ち、宋の様式や新興仏教などの影響を受け多様に展開した鎌倉の造形を一望する。

カラー写真図版146図、モノクロ写真図版214図。さらに論考テキストにも参考挿図図版多数収録。
特にカラー写真図版は大型本のため、撮影陣の尽力により迫力や立体感、空気感、細部に至るまで再現度の高いもので、アナログ写真時代の頂点を極めた時代の高品質なプリントです。
詳細な作品解説、当時最高峰の専門家執筆陣による論考テキストなど、見応え読み応えのある内容充実の大型図録本。

編集顧問　前川誠郎
編集委員　大河直躬
小林忠
鈴木嘉吉
高階秀爾
辻惟雄
戸田禎佑
中野政樹
平田寛
水野敬三郎
撮影　講談社写真部・他
装幀　田中一光

【凡例】
一　本巻では文化史・美術史上の一般的な時代区分に従い、源頼朝が日本国総追捕使・総地頭に任ぜられた年（1185年）から鎌倉幕府崩壊（1333年）にいたる鎌倉時代の建築と彫刻を扱った。ただし、円成寺の大日如来坐像、瑞林寺の地蔵菩薩坐像、御上神社本殿などは、この
年代からはずれるが本巻に収録した。
ニ　カラー図版ページは、便宜上、以下の七部に分けて構成した。「鎌倉様式の開花―康慶と運慶」「安阿弥様の完成―快慶」「運慶・快慶の周辺」「新様式の展開－湛慶とその時代」「康円以降の諸相」「関東の鎌倉彫刻」「鎌倉時代の寺社建築」
三　図版説明（キャプション）は、図版番号、作品名、作者名、国指定、制作年（世紀）、材質、寸法、所蔵者と所在都府県名の順に記載した。
四　地名、人名など固有名詞の読み方は通説とされるものによったが、読み方に異説のあるものは執筆者の見解によった。
五　本巻でいう左脇侍、右脇侍は、中尊からみた左右であり、向かっての意味ではない。
六　本巻に収録した図版が論文・解説中に記述された場合、カラー図版は「第○図」、単色図版は「単色○」、論文中の挿図は「挿図○」と適宜記した。
七　鎌倉時代の絵画・工芸は、第９巻「縁起絵と似絵」で扱った。あわせて参照していただきたい。


【目次】
カラー図版
単色図版
鎌倉時代の彫刻　水野敬三郎
和様から新和様・折衷様ヘ　エ藤圭章
運慶の成功とその造像理念　松島健
快慶と来迎阿弥陀三尊像　三宅久雄
妻飾とその変遷　天田起雄
芸術家の署名　水野敬三郎・戸田禎佑・高階秀爾
儷乗房重源と仏教美術のルネサンス　ジョン・ローゼンフィールド
図版解説
年表
英文リスト　LIST OF PLATES
巻末特集・日本美術の技法－木彫仏像の技法と工程　山崎隆之　編

【カラー図版目録】
鎌倉様式の開花　康慶と運慶
金剛力士立像吽形　運慶・快慶　東大寺南大門
金剛力士立像阿形　運慶・快慶　東大寺南大門
東大寺南大門
大日如来坐像　運慶　円成寺
地蔵菩薩坐像　口慶　瑞林寺
不空羂索観音菩薩坐像　康慶　典福寺山円堂
法相六柤坐像　伝行賀　康慶　興福寺南円堂
法相六祖坐像　伝玄防　康慶　興福寺南円堂
法相六祖坐像　伝玄賓　康慶　興福寺南円堂
法相六柤坐像　伝善珠　康慶　興福寺南円堂
四天王立像　広目天　興福寺中金堂
四天王立像　増長天　興福寺中金堂
四天王立像　持国天　興福寺中金堂
四天王立像　多聞天　興福寺中金堂
仏頭　興福寺
阿弥陀如来坐像　運慶　願成就院
不動明王及び二童子立像　運慶　願成就院
毘沙門天立像　運慶　願成就院
阿弥陀三尊像　阿弥陀如来（中尊）運慶　浄楽寺
阿弥陀三尊像　観音菩薩（左脇侍）運慶　浄楽寺
阿弥陀三尊像　勢至菩薩（右脇侍）運慶　浄楽寺
八大童子立像　制多迦童子　伝運慶　金剛峯寺不動堂
八大童子立像　矜羯羅童子　伝運慶　金剛峯寺不動堂
八大童子立像　恵光童子　伝運慶　金剛峯寺不動堂
厨子入大日如来坐像　光得寺
帝釈天立像伝　運慶・湛慶　瀧山寺
興福寺北円堂
弥勒仏坐像　運慶　興福寺北円堂
無著菩薩立像　運慶　興福寺北円堂
世親菩薩立像　運慶　興福寺北円堂
地蔵菩薩坐像　伝運慶・湛慶　六波羅蜜寺
俊乗上人坐像　東大寺俊乗堂
安阿弥様の完成―快慶
弥勒菩薩坐像　快慶　醍醐寺
阿弥陀三尊像　快慶　浄土寺浄土堂
浄土寺浄土堂
阿弥陀如来立像　快慶　東大寺俊乗堂
阿弥陀如来立像　快慶　西方院
僧形八幡神坐像　快慶　東大寺勧進所八幡殿１
阿弥陀一二尊像　快慶　光台院
十大弟子立像　目建連　快慶　大報恩寺
十大弟子立像　優婆離　快慶　大報恩寺
大報恩寺本堂内陣
運慶・快慶の周辺
維摩居士坐像　定慶　興福寺東金堂
文殊菩薩坐像　興福寺東金堂
金剛力士立像　阿形　興福寺
十二神将立像　伐折羅　興福寺東金堂
十二神将立像　招杜羅　興福寺東金堂
十二神将立像　波夷羅　興福寺東金堂
十二神将立像　毘羯羅　興福寺東金堂
十二神将立像　珊底羅　興福寺東企堂
四天王立像　持国天　興福寺南円堂
四天王立像　多聞天　興福寺南円堂
四天王立像　広目天　興福寺南円堂
釈迦如来立像　峰定寺
弥勒菩薩立像　東大寺中性院
獅子（西方）東大寺南大門
勢至菩薩立像　宗慶　保寧寺
観音菩薩立像　満願寺
伝勢至菩薩立像　清水寺
蔵王権現像　源慶　如意輪寺
新様式の展開―湛慶とその時代
天燈鬼立像　康弁　興福寺
竜燈鬼立像　康弁　興福寺
空也上人立像　康勝　六波羅蜜寺
弘法大師坐像　康勝　教王護国寺
毘沙門天及び両脇侍像　湛慶　雪蹊寺
仔犬鳥山寺
神鹿鳥山寺
千体千手観音菩薩立像　湛慶他　妙法院蓮華王院本堂
千手観音菩薩坐像　湛慶　妙法院蓮華王院本堂
雷神像　妙法院蓮華王院本堂
風神像　妙法院越華王院本堂
二十八部衆立像　摩和羅女　妙法院蓮華王院本堂
二十八部衆立像　帝釈天　妙法院蓮華王院本
二十八部衆立像　迦楼羅王　妙法院蓮華王院圭
二十八部衆立像　摩喉羅伽王　妙法院蓮華王院本堂
二十八部衆立像　婆藪仙人　妙法院蓮華王院本黛
蓮華王院本堂外陣　妙法院
聖観音菩薩立像　肥後別当　定慶　鞍馬寺
釈迦如来坐像　善円　東大寺指図堂
吉祥天立像　浄瑠鵬寺
十一面観音菩薩立像　院範・院霊宝積寺
釈迦如来立像　戒光寺
悉達太子坐像　院智　仁和寺
玉依姫命坐像　吉野水分神社
康円以降の諸相
四天王眷属立像　持国天眷属　康円　東京国立博物館
四天王眷属立像　増長天眷属　康円　東京国立博物館
四天王眷属立像　多聞天眷属　康円　ＭＯＡ美術館
四天王眷属立像　広目天眷属　康円　静嘉堂文庫
興正菩薩坐像　善春　西大寺愛染堂
日蓮聖人坐像　本門寺
法燈国師坐像　興国寺
阿弥陀三尊像　院玄青蓮寺
十一面観音菩薩坐像　院吉ら　法金剛院
関東の鎌倉彫刻
阿弥陀如来坐像　高徳院
初江王坐像　幸有　円応寺
弥勒菩薩立像　称名寺
阿弥陀三尊像　浄光明寺
上杉重房坐像　明月院
弁財天坐像　鶴岡八幡宮
阿弥陀三尊像　賀茂延時　円覚寺
鎌倉時代の寺社建築
石山寺多宝塔
興福寺三重塔
海住山寺五重塔
秋篠寺本堂
広隆寺桂宮院本堂
東大寺鐘楼
元興寺極楽坊本堂
元興寺極楽坊禅室
東大寺法華堂礼堂
法隆寺聖霊院
明通寺本堂外陣
長寿寺本堂外陣
霊山寺本堂外陣
長弓寺本堂外陣
大善寺本堂外陣
薬師寺東院堂
太山寺本堂外陣
鑁阿寺本堂外陣
本山寺本堂内陣
太山寺本堂
室生寺本堂
慈眼院多宝塔
長保寺本堂内陣
明王院本堂外陣
厳島神社社殿
厳島神社摂社客神社本殿・幣殿・拝殿
円成寺春日堂・白山堂
神谷神社本殿
御上神社本殿
苗村神社西本殿

【単色図版凡例】
一　単色図版は、水巻では以下の五部に分けて構成した。（）内は、それぞれの小章名である。「鎌倉前期の彫刻」（虞慶、快慶、定慶、運慶・快慶の周辺、院派他）「鎌倉中期の彫刻」（肥後定慶、円派、善派、康膊他、洪慶と妙法院）「鎌倉後期の彫刻」（康円と善春、院派・円派）「鎌倉彫刻の種々相」（神像、肖像）「鎌倉時代の建築」（仏教建築、神社建築）
二　作品は、原則として全図で掲載した。
三　カラー図版で部分のみを掲載した作品、一具のうち一部しか収録しなかった作品を単色図版に揃えて収録した場合は、（第○図）と記した。
四　快慶に関しては、現時点で快慶作と考えられる作品すべてをカラー図版と合わせて網羅するように収録した。ただし、一具中に多数を含む場合は一部のみ掲載したものもある（例、菩薩面浄土寺）。各作品の図版説明に記した「安阿弥陀仏」「法橋」「法眼」は、銘文中の記名法を示す（「安阿弥陀仏」は「巧匠アン阿弥陀仏」、「法橋」は「巧匠法橋快慶」、「法眼」は「巧匠法眼快慶」）。

【論考テキスト見出しより】
鎌倉時代の彫刻　水野敬三郎
平家の南都焼討ちからの復興に際し、奈良仏師はそのすぐれた造仏手腕を発揮し新様式を開花させる。武士に好まれた野性的なたくましさ、宋代美術や新興仏教の影響などの特色をもって展開してゆく鎌倉彫刻を一望する。

和様から新和様折衷様へ　工藤圭章
　東大寺南大門にみられる大仏様の出現は中世建築に新しい展開をもたらした。和様は新和様へと変化し、さらに禅宗様とも融合して、やがて折衷様式を作りあげる。この時代の建築の面白さは、その多様性にあるといえよう。

運慶の成功とその造像理念　松島健
運慶の真作とされている仏像は意外に少ない。それらは、何ゆえ真作と認定されたのか。また、東国の風土や武士に接し、その作風はどう変わったのか。そして運慶の造像理念とは。鎌倉時代の代表的仏師の諸問題を考察する。

快慶と来迎阿弥陀三尊像　三宅久雄
安阿弥様と呼ばれる様式を作りあげた仏師快慶。彼は立像形式の来迎三尊像を手がけ、その典型を完成させるという注目すべき役割をも果たしている。快慶の作風は、浄土宗教団の発展という時代の流れの要求でもあった。

妻飾とその変遷　天田起雄
建物の「妻」の架橋は、内部の架構がそのまま現われるのが普通であったが、大仏様や禅宗様の影響を受け、次第に装飾的な色あいが強くなる。日本建築における屋根の形と、「妻」の変遷にスポットをあてる。

芸術家の署名　水野敬三郎・戸田禎佑・高階秀爾
自らの作品に署名を残す。この行為には作者としての強い自己主張が表われている。中国と西洋における署名の起源、歴史、種類などをそれぞれに考察しながら、あわせて運慶の自作への銘記のもつ意義を考える。

俊乗房重源と仏教美術のルネサンス　ジョン・ローゼンフイールド
南都復興、特に東大寺の復興において俊乗房重源の果たした役割は大きい。彼がめざした天平美術への川帰は、まさにルネサンスという言葉があてはまるものであった。宋との関わりも深かった重源の生涯を追う。

ほか
★状態★
1991年のとても古い本です。
化粧函外観は一部背やけ（上から3/4程、色が薄くなっています）、通常保管によるスレ程度、
本体カバー付き、カラー写真図版良好、目立った書込み・線引無し、経年の割に比較的保存状態の良い本です。
問題なくお読みいただけると思います。（見落としはご容赦ください）

＜絶版・入手困難本＞オークションにも滅多に出ない、貴重な一冊です。
古本・中古品にご理解のある方、この機会にぜひ宜しくお願いいたします。


★お取引について★
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■中古品です。それなりの使用感がございます。
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