マイルズのバンドのピアニストとして、ビバップでモードジャズを演奏するのではなく、新しいモードジャズを開拓しようと"Portrait in Jazz"を制作したビル・エヴァンスが、その成果を元に新たにレコーディングしたのが、このアルバムです。ベースをリズムを刻む楽器ではなく、ピアノのフレーズを受けて、ベースが対等に応えていくという斬新なジャズが定着しました。
収録曲も高く評価されるものばかりで、このリヴァーサイド四部作の中でも、この"Explorations"が最高だと語る方もファンに多く、1961年のThe Billboard Jazz Critics Best Piano LP poll に選ばれ、あの評論家のThom Jurekは、このメンバーはとうとう本作で頂点に到達したと賞賛しました。
このアルバムはボーナストラックが入っていても2曲だけですが、さらに初公開の2曲が収録されて、合計4曲多い完全盤です。"The Boy Next Door"は発表された時はLPだったので時間の関係で収録できなかった名演奏です。"Beautiful Love"の最初のテイクは、アルバムには選ばれませんでしたが素晴らしい演奏です。今回初めて加えられたのは、"How Deep is the Ocean?"と"I Wish I knew"のテイク2です。アシュリー・カーンのライナーノーツが新たに加えられて、オリジナルのライナーも収録されていて、全部で10ページになります。
ビル・エヴァンス Explorations
4曲多い完全盤 『エクスプロレイションズ』
ビル・エヴァンスのリーダー・アルバム 第五作
スイングジャーナルがゴールドディスクに選定した名盤です。
スコット・ラファロ(ベース)/ ポール・モチアン(ドラム)
ジョー・タランティーノがリマスター
新品未開封 シュリンク密閉包装のまま
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