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商品説明
御存知！名手Ian McDonaldプロデュース作 プログレ/ポピュラー系大傑作Fruupp 4th「当世仮面舞踏会」 日本独自リマスター紙ジャケット仕様限定盤 未開封新品でございます。
日本独自リマスターの模様で日本特有の高音中心で幾分杓子定規的な感のあるリマスターでございますが、非常に良心的な音質となっております。
内容は言わずもがな。
ラインナップは、Vincent McCusker(G、Vo)、Peter Farrelly(Vo、B)、John Mason(Key、Vibes、Vo)、Martin Foye(Ds、Per、Vo)となります。
他にFrench Horn隊の参加がございます。
プロデュースはかのIan McDonald(ex-King Crimson、McDonald & Giles、後にForeigner、21st Century Schizoid Band)。
尚、Alto Saxでの演奏参加やJohn MasonとのFrench Hornアレンジ貢献がございます。
オリジナルメンバーのSteve Houstonが脱退。後任にJohn Masonを迎え、新体制にての制作となります。
アイルランドのかのベルファースト出身。
出身地もあり、かの故Gary Mooreや故Phil Lynottの人脈にも絡むというこの”Fruupp”
そのアイルランド音楽人脈から、かのDavid Lewis(Andwellas)等のプロデュースで名作が制作されたというバンド。
幻のバンド扱いされますが、King CrimsonやGenesis、かのQueen等々の前座として相当な数のライヴをこなしており、案外人気を博していた感がございます。
またその関連からプロデューサーとしても活躍していたIan McDonaldをプロデュースに迎え制作されたのが今作でございます。
プログレッシヴ・ロックの範疇で語られる音楽性ではございますが、かなりポピュラー色が強いもの。
非常なメロディアス重視でシンフォニック系の音楽性ではあるものの非常に洗練され高揚感があり、また後の七十年代後期にアメリカ中心に登場するA.O.R.にも通じる感がございます。
同時期に登場したかの”Supertramp”や”Electric Light Orchestra””10CC”というアート性と洗練/ポピュラー感の音楽性に繋がる感がございます。
また、リードヴォーカルのPeter FarrellyがかのJack Bruce的な声質という事があり、大傑作「Out of the Storm」以降のJack Bruceの音楽性にも通じるものがございます...........楽曲の展開の仕方も..............
かの幻の名バンドとして知られる”England”にも繋がる音楽性ではございますが、”England”は明らかにかの”Genesis”フォロワー的な音楽性。
こちらも同様に垢抜けない感覚がございますが、フォロワー個性的な感覚が弱いもの。
確固とは言えないものの独自の個性が感じられるものでございます。
（強いて言うならば、後に登場する北欧の名バンド”KAIPA”を洗練させた音楽性とでも言いますか..............................
”England”は持て囃すものの、かの”Marillion”は酷評というプログレ・シーンでございますが、何か大きな矛盾を感じますが................)
演奏・アンサンブルはハイテクとは申しませんが、かなりの腕前。変拍子や複雑な展開も難なくこなす事からも伺えるもの。
楽曲の構成や展開も良く練られたもので、プロを感じさせるもの。前述の名バンドが前座器用に踏み切った事が理解出来るものでございます。
安普請の感は否めませんが録音の質は非常に良いものでございます。
余計なオーヴァーダビングを控えた感があり、ライヴ感や躍動感が強く出ている事がミソ。
日本独自リマスター企画に音源が選ばれた事が音響面でも頷けるものでございます。
残念ながら、時代が時代。
母国英国シーンはパンク/ニューウェイヴ全盛期へと向かい、それらが持て囃される事となります。
HR/HMのみならず、プログレッシヴ・ロック系やこういったバンドはシーンの隅に追いやられていく事となり、かの”Supertramp”ですら英国から米国へ活動拠点を移す事を考え始める事となります..............................
１９７６年に”Fruupp”は次作制作に入るものの、契約レーベルが閉鎖。
更にはいつもの「シーンの興味の欠如」により解散を余儀なくされる事となります.......................................................
この機会に是非。
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