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製品情報 | スペック・価格相場を見る |
状態 | 目立った傷や汚れなし |
個数 | 1 |
返品 | 返品不可 |
自動延長 | なし |
早期終了 | あり |
入札者評価制限 | なし |
入札者認証制限 | なし |
開始価格 | 500 円(税 0 円) |
開始日時 | 2024.05.28(火)23:08 |
終了日時 | 2024.06.02(日)23:08 |
オークションID | x1137608176 |
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XTCは、1972年に英国ロンドン近郊のスウィンドンで結成されたロック・バンドで、1970年代後半のパンク・ロックとニュー・ウェイヴのムーブメントに乗って台頭し、エッジの効いたギター・リフにパワフルかつ繊細なリズム・セクションが絡むエネルギッシュな魅力を前面に出したパワー・ポップの先駆者として人気を獲得しました。
今作は彼らの5枚目のアルバムですが、これまでよりもスタジオ・ワークを中心にしたレコーディングの可能性を追求するものにサウンドが変化した転換点にもなりました。
それはメンバーが担当する新しい楽器-アンディ・パートリッジのアコースティック・ギター、デイヴ・グレゴリーのリッケンバッカー12弦ギター、テリー・チェンバースのシンセサイザー・ドラム、コリン・モールディングのフレットレス・ベースなどが、単純に導入されたというだけでなく、バンド自体のコンセプトが揺らぐような変化が感じられるのです。
まず注目すべきは、ジャケットのデザインでしょう。
深く濃い緑に描かれた、動物のような形象-これぞまさしく、英国の山々の草原の丘の斜面に多く刻まれているヒルフィギュア(hill figure)であり、なかでも有名なもののひとつ『アフィントンの白馬(Uffington White Horse)』がジャケットに描かれているのです。
これらのフィギュアの大部分は18世紀以降の地上絵なのですが、『アフィントンの白馬』だけは青銅器時代の作品とされており、定期的な保守作業を続けないと風化や埋没して消滅してしまうため、長年に亘り定期的な手入れをして護られてきたことの象徴になっているのです。
そこに『English Settlement』と名付けたあたりに、彼らのなかで守るべきもの、或いは新しく模索すべきものが、はっきりとわかってきたという決意のようなものが感じられます。
現に彼らは、本作は当初2枚組のアルバムという完全に意図した形での発表をしたかったようですが、その希望は叶わず、英国のみで2枚組リリースが許されるという妥協を強いられるエピソードを生んでしまったことからも、今作に賭ける彼らの思いは特別だったのかもしれません。
そして皮肉なことに、今作は批評家からは高い評価を受け、全英チャート5位、全米チャート48位、シングルカットされた『センシズ・ワーキング・オーバータイム』は全英10位のヒットを記録し、未だにXTCの最高傑作のひとつという評価をされています。
レコード盤に反りが少しだけあります。
経年により白い紙の部分が少しだけ色褪せています。
それ以外は美品です。