※FOSTEX FE103NV2専用サックス型バックロードホーンエンクロージャー 独自設計 ハンドメード(L/R1セット)

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    メーカー・ブランド FOSTEX
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    開始日時 2023.11.05(日)23:44
    終了日時 2023.11.07(火)23:44
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商品説明

※FOSTEX FE103NV2専用サックス型バックロードホーンエンクロージャー (L/R1セット)専用設計
(注;スピーカーユニットは輸送中の破損や価格の変動等の要因で付属していませんので別途ご購入下さい)



※最初に

このバックロードホーンエンクロージャーは、FOSTEX 10cmフルレンジスピーカーユニット FE103NV2の諸元を元に独自設計したものです。
他のスピーカーユニットではQ0値等の諸元が異なるため、本来の性能は発揮しませんので予めお知らせ致しておきます。

尚「NVシリーズ」は「NV2」に変更されますが、環境負荷の低い接着剤への変更のみで、スペック上は全く同一との事ですので旧型のFE103NVでも適応致します。

Dー10バッキー魔改造機を始め、各専用機は多くの皆様からご好評を頂戴し、誠の有難う御座います。
本機も過去の製品と同様に試作機を作製し、試聴・計測・修正と繰り返しながら出来上がった作品で、10cmユニットでは想像も出来ないパフォーマンスを有しています。
是非、ご期待下さい。


※新設計に至る経緯

FE103NV2専用機は既にDー10バッキー魔改造機をリリース済みですが、今更Dー10バッキーも無いだろうと言う事で、安価で更に性能UPを目論んで試作を始めました。
「今更」と言う言葉に違和感を覚えた方も少なく無いと思いますが、現在のところオリジナルDー10バッキーのスロート断面積と空気室容量に適合するスピーカーユニットは有りません。
Dー10バッキーのスロート断面積と空気室容量から口径10cmのユニットを対象に逆算すると、断面積比は90%となり、肝心のQ0値は0.2以下の高効率で立ち上がりが早いユニットを使って設計した事が分かります。
唯一FE108EΣが適応機種とされていますが、Q0値は0.3のため、Dー10バッキーのスロート断面積と空気室容量は大き過ぎ、全くロード(負荷)が掛からない事が実験の結果判明しています。
詳しい説明は掲示板「FE108EΣ専用機について」でFE108EΣ専用機作成の工程の中で測定グラフを添付して説明しています。
唯一口径12cmサイズのFE126NV2が数値の上で対応可能ですが、バッフル開口を100mmから104mmへ、更にサブバッフルで4cm前に出す改良を要すため、ある程度の工具が無いと厳しいのが現状です。
と言う事で、形優先のDー10バッキーを模した魔改造機より、安価で更に性能UPを目論んでFE103NV2専用機の試作に着手した次第です。

青文字は全てリンクが貼り付けてありますのでクリックすれば目的のページに飛びます)

※製作に当たり

Dー10バッキー魔改造機でスロート断面積と空気室容量の基本データーは取れていましたので、ほぼ音道レーアウトのみの設計でしたが、斜板無しで成立したFE126NV専用機に比べて開口部上部が僅かに2度ほど水平に近くなり、定在波発生の要因になったため、FE108EΣ専用機同様、開口部に斜板を追加し解消しています。
ちなみに微調整等は、「FE108EΣ専用機について」で記載した工程と同様に行なっています。
掲示板「FE108EΣ専用機について」参照)
Dー10バッキー魔改造機に比べ、音道の曲がり回数が減った分、低域特性は僅かに拡大し20Hzまで綺麗なダラ下がりの特性を得る事が出来ました。(添付写真「周波数特性比較」)
(Dー10バッキー魔改造機の低域再生限界が70Hzに対し、新設計のFE103NV2専用機は65Hzと僅かですが拡大)

今回は今まで常用していましたMDF材が、ウッドショックの影響か入手困難になったためOSB合板を採用していましが、FE166NV・NV2専用機同様、軽量化が図れないかと思い構造用合板を使用してみました。
ご存じの方も多いと思いますが、「構造用合板」は「耐力壁」等に使用され、木造建築においては建物の強度を高める重要な役目を果たしている建築用合板です。
またこの木材は合板の中でも気密性や防音性にも優れ、エンクロージャーの材料としては悪い素材ではありませんが欠点も数多くあります。
その欠点の解消策を次に述べます。
ちなみに材料の変更により音の変化は、大音量時のビビリ音も無く大きな変化は認められませんでした。(添付写真「周波数特性・爆音試験」)



※構造用合板を選ぶに当たり問題点の解消策

構造用合板の最大の欠点と言えば、継ぎ目や節・キズ等が多く、木地も合板の中では一番粗いのが特徴です。
そこで肌理を整える為に砥の粉を刷り込みましたが定着性が悪く、サンディングでほとんど落ちてしまいました。
定着性が強く細部にまで詰まる物を探したところ木工用のパテが最適で、平滑面を造る事に成功しました。
尚、内部音道は中高音の吸収・拡散を狙って、あえて粗さを残した状態で艶消し塗装を施し使用しています。
開口部の大きなバックロードホーンは空気中の湿度の影響を受けやすく、経年劣化や環境の変化により狂いや割れ・接着部の剥離等のリスクが必ずありますが、全ての面に塗装を行こなう事で木部の露出が全く無い為に湿度に対する心配は一切ありません。
更には材の角がほつれやすい欠点も、同時に克服しています。
合板の場合、切断した木口が荒く、接着の際の強度は他の木材に比べると著しく低くいため、音道の全ての接合部に必要最小限の三角コーナーを作成し、貼り付けて強度を稼いでいます。



※構造上の特長

正面と上部は3mmのシナベニヤを厚着し、15mmにする事で強度を高めると同時に高級感も演出しました。

シナベニヤには欅調の水性オイルステインで着色、その後アクリルクリアーニスでコーティングし、鏡面仕上げしています。
ご覧いただいているモニターによっては添付写真の色味が違って見える場合があります。
シナベニヤへの塗色は予告なく変更する場合が有りますが、いずれもブラウン系で大きく変わる事は有りませんのでご了承下さい。
なにぶん塗装のプロではありませんので、むら・気泡混入・刷毛目残り等はご容赦下さい。
離れて見れば十分高級感が感じられるレベルにまで仕上げてあります。(あくまでも私の感じたままですが・・・)
また背面接合部に隙間が見える場合がありますが、内部から接着剤の盛塗りをしている為、音漏れ等の心配は御座いません。
添付写真は試作機の物も含まれていますが、お届けする商品は内部・外部とも素人ながら丁寧に作製しています。

スピーカーを床に直置きした状態で、ソファーにゆったり座った際の概ね耳の高さにスピーカーユニットがくる様にエンクロージャーの高さを設計しています。
(結果的に宅急便で2本1組を1梱包で送れるサイズに上手く納める事が出来ました。)、

バックロードホーン特有の「土管の中で聞く様な音」問題は、特定周波数の共振防止対策で音道の同断面積を無くし全て逆テーパーで設計しました。(エクスポネンシャル方式)
(添付写真にあるエクセルのシートはスロートからの距離で音道の断面積を導き出すために独自で作りました。)

スロートから真っ直ぐ背面板に音をぶつける音道設計の場合、大音量で鳴らした時に背面板をある程度厚くしないと箱鳴りが起こりやすい事が判明し、比較的周辺強度の強い空気室側に沿って曲げる事でそれを解消しました。

バックロードホーンによく見る音道の曲がり角に入れる斜板は、試作段階での簡易測定・試聴の結果、音の変化がほとんど無い事が判り省きましたが、FE126NV専用機に比べて開口部上部が僅かに2度ほど水平に近くなり、定在波発生の要因になったため、FE108EΣ専用機同様、開口部と底部に斜板を追加しています。

側面板と音道を構成するパーツは全てダボ継ぎで接着し、強力を稼ぐと同時に圧着時のズレの防止にも一役かっています。

スピーカー取り付けネジ穴は2.5mmで既に空けてあり、プラスドライバー1本でスピーカーユニットの取り付けが可能です。
(スピーカーユニット付属のパッキンは必ず付けてネジは締め過ぎない様ご注意下さい)

スピーカーターミナルは音による振動で僅かに緩む事が判明したため、取り付けナットを接着剤で固定して緩み防止をしています。

木口も含めて内部に艶消し塗装した結果、高音成分は音道で吸収拡散され、空気室に入れた僅かな吸音材で開口部から心地の良い低音が得られる様になりました。



※諸元等

・内部配線は、米国製の「BELDEN 8470」を使用。
・スピーカーターミナルは、真鍮金メッキ端子 バナナプラグ 4Φケーブル接続対応。
・スピーカー端子は、audio-technica社製 スリーブ付ファストン金メッキ端子205を使用。
・空気室内に吸音材として混合合繊100パーセントの弾力性ニードルフェルト10mm厚を使用。
・外寸は、高さ800mm / 幅170mm / 奥行280mm / 板厚12mm 正面及び上面に3mm厚のシナベニヤを圧着/ 重量約6.4kg(ユニット含まず一本)。
・音道長は約2.2m / 断面積比65% / 空気室容量1.63リットル / スロート断面積32.6平方センチメートル / 広がり定数0.8 / クロスーオーバー周波数200Hz。
・気になる再生周波数特性は概ね 65~18KHz しかしダラ下がりで20Hzまで再現できています。
 (WaveSpectra及びWaveGeneを導入。20Hz~20KHz対応のUSBコンデンサーマイクで測定)
 (校正を要する様な高級な測定システムでは無いため、グラフは参考程度と言う事でお願いします。尚高域側はマイクの特性か、どのスピーカをテストしても高域側の伸び方が悪い様です)

 尚、外寸等に関しましては全て手作りのため、僅かな誤差が有ります事はご容赦下さい。



※試聴できます

PCMレコーダー LS-14により、音質の劣化の少ない「MP3 320bps」でHP内にUPしていますので、20~20KHzの高音質で試聴が出来ます。 
                 「試聴コーナー」



※最後に

前作の「D-10バッキー魔改造機」は、10cmユニットとは思えない低域の厚さに驚きましたが、新設計の「FE103NV2専用機」でも十分なパフォーマンスを発揮してくれました。
木材の変更による音の変化も周波数特性・試聴とも変化は認められませんでした。(添付写真「周波数特性比較」)

外観は黒一色の初号機に比べて高級感は比べ物にならない位い上品で高級感があります。
見かけもスピーカーとしての性能も間違いなく一級品。
10cmのスピーカーユニットとは思えない低音再生能力を持ったエンクロージャーを、是非音楽のお供に加えてあげて下さい。
尚、大口径のユニットではありませんので部屋を揺らす様な重低音は期待しないで下さい。
ちなみに重低音とは20Hz以下の周波数で、もはや音ではなく振動で伝わる物です。
オークション出品者の中には「重低音」を勘違いされて説明文に記載されている方がいらっしゃる様でとても残念な事です。

また内外装とも木部の露出が一切なく、湿度による経年劣化や板の反り・割れ等が生じにくいため、スピーカーユニット自体が壊れるまで長く付き合える一品と自負しています。
更にダボ継ぎの採用や内部の艶消し塗装の結果、悪戯に重量を増やす補強材や斜板等を省く事が出来、とてもシンプルで美しい音道が完成しました。
添付写真でご覧の通り、無駄の無いとても美しいホーン構造が設計出来ました。
この美しさも良い音の一役をなしている様な気がします(o^∀^)

付属していますアクリル綿は、開口部下に適量を敷き詰める事で排出される低音成分の特性を変える事が出来ます。
部屋の広さ・残響・設置する場所・スピーカーのエージング状態等、環境により綿の量を加減してお楽しみ下さい。

尚、開口部は音に影響が出ますので間違ってもヘソクリの隠し場所等にはなさらない様にお願いします。
また残響が大きいく密閉性の高い部屋等で聞く場合は、低域のトーンコントロールまたはイコライザーで250Hz以下を適度に下げて頂ければ心地良い音で聞く事が出来ると思います。
尚、スピーカーコード接続のターミナルネジは、輸送中の破損軽減のため取り外して、アクリル綿の袋に同梱させて頂きました。

内部の塗装、ミリ単位のパーツ切り出し作業、1セット180個の穴を開けてのダボ継ぎ、外装は塗っては磨きの繰り返しの鏡面仕上げ等々、手間の連続ですが、やはり良い物を造るには、ただ切って貼り付けただけではダメな様な気がします。
物造りで設計から携わった方でしたら、多分ご理解できるのかなぁ?
自分が納得できる物でないと、お求めした方にも何も伝わらないし、その延長線上に良い音を奏でるスピーカーがある様な気がします。
手間を考えたら、商売としてはとてもじゃないけど採算が取れません(o^∀^) 
趣味の延長で物造りが好きなオッサンの道楽じゃないと続けて行けそうも無さそうです。
今後の課題は如何に作業を簡略化し、製作時間の短縮により皆様にお待たせする事の無い様にする事。
そして安価で良い音をお届けする事。
これからも精進してバックロードホーン一筋、造り続けて行こうと思っていますので、応援宜しくお願いします。


スピーカーは物理学の塊です。物理の法則を無視しては良い音を拾い出す事は出来ません。
しかしそれを聞くのは人間で、それぞれの感性があり、ある人は良い音だと言い、ある人はダメな音だと言うでしょう。
特にバックロードホーンは好き嫌いが出やすいスピーカーと言われているため、全ての方に納得頂ける物では無い事も予めお伝えしておかなければいけません。
でも多くの技術者は「皆に良い音だ」と言われるよう、沢山の種類のスピーカーを失敗を重ねながら作ってきました。
でもそこには必ず物理の法則があり、その上で創意工夫があったはずです。
単に趣味として作っている私ですが、おそらくはその一人なのでしょう。
また歴史の長いバックロードホーンですが、全てのデーターは先駆者たちの経験の積み重ねで纏められたもので、未完全な部分も多々あります。
今後の進歩や新たな定説等、まだまだ進歩が期待できるスピーカー構造で有る事も付け加えておきます。


最後の最後に他の出品者の商品を指摘する事は本意ではありませんが、知識の乏しいビルダーがそれらしい物を造って、「バックロードホーン」と謳って出品している事に対し、先駆者たちの名誉のためにも、あえて苦言を呈させて頂きました。
スピーカーユニットの諸元に合わせて設計されたバックロードホーンで、作成者が試作・試聴し、正しく評価している物は絶対に癖の強い音は出しません。

また、有名機のコピーを出品されている場合、設計当時のスピーカーユニットが現存していれば良いですが、口径が同じなら何でも大丈夫的表現は明らかに間違いです。
全てのユニットを装着して試聴すれば、その間違いも判るはずですが、それすら行っていないと暴露している事と同等です。
装着可能とバックロードホーンとしてきちんと動作するかは別物で、きちんと明記しないとトラブルの元になりかねません。

さらには書籍に掲載されている設計図であっても、複数のスピーカーユニットに対応している物は注意が必要です。
先にもお話しましたが、スピーカーユニットは型番が変われば諸元も全く同一では有りません。
場合によっては周波数特性を計測したユニット以外はハズレとなる事も十分考えられます。
何故こんな事が起きるのか???
それは単に先に有った設計図のモディファイだったり、目的のスピーカーユニットを決めずにアバウトな設計をしたから。
要するに「ピンポイント設計から少し外れても、さほど音に影響はない」と言う見解なのでしょうが、以前私がFE103NV専用機にP1000Kを取り付けて試した結果では断面積比がプラス側に10パーセント増えただけで、耳で聞き分けられるほど低域のピークが薄くなっていました。
それでもバックロードホーンとして機能はしていますが、スピーカーユニットの潜在能力が全て生かし切れていないのは事実なので非常に残念な事です。

本来のバックロードホーンは、スピーカーユニットの諸元を元に専用に作られていた物で、既にあるエンクロージャーに口径の合うスピーカーユニットを取り付けて完成すると言う、安易な代物では無い事を最後の最後に強く言いたいと思います。
まぐれ当りは無いとは言いませんが、既に出来た箱に手元にあるスピーカーユニットを取り付けても十中八九、ハズレだと思って頂いて間違いは無いです。
そして、ハズレにも関わらず、それがバックロードホーンの音だと勘違いされている方が、一人でも減る事を願うばかりです。
誰かが「良い音だ」と言ったらそれに引っ張られてしまう事はもう止めましょう。
いくら有名機でも、高価な木材を使っても、いくら綺麗に仕上がっていても、スピーカーユニットの諸元を無視して造った物は、ただの無駄で邪魔な箱にしか過ぎません。
バックロードホーン購入を考えている方は、特に何が重要なのかよく勉強なさってからお決め頂く事をお勧め致します。

また、商品説明欄にはきちんとした裏付けやデーター等を元に、誰が見ても分かる様な記載を最低限して欲しいです。
良くご存じの方なら「これは間違いダ!」と分かるでしょうが、そうで無い方は意外と騙されてしまう事が少なくない様です。
既に他界している長岡氏が、その5年後に発売されたFE108EΣの為にD-10バッキーを造ったとか言う話は絶対に無理な事です。
今回出品の「FE103NV2専用機」の内部配線には、古くからの老舗で放送・音響分野では評判の高い、米国製の「BELDEN 8470」を使用しました。
高域特性が良いとされていますが、30~40cmの内部配線の長さでは、無酸素純銅スピーカーケーブルとの違いは試聴でも周波数特性を取っても変化は見られませんでした。
試しに電気工作で使われるビニールコードでも全く変化はありませんでした。
実験する前から結果が分かっていましたが・・・。
出品者の中には「高音もよく出る傾向」と言った様な曖昧な表現をされている方がいますが、どんなコードと比べたら違いが判るのでしょう?。
何の裏付けも無い、単なるプラシーボ効果とも思える私感を公開しては絶対にダメです。
YouTubeで「スピーカーケーブルで音が変わる理屈」と言うタイトルで解説していますので、興味のある方は覗いてみ
まあ、高級なケーブルを使ったと言う事だけご評価下さい。

スピーカーは美しい音を奏でる為の設備です。
外観や造りの美しさも大事ですが、音に関しては嘘偽りは当然の事、根拠や裏付けの無い事は広告しては絶対にダメです。
工業製品なら「景品表示法の違反行為」と言う事で処罰されます。
オークションだからとか、ハンドメードだから大丈夫と言う事は無いと私は思います。
結局は信頼を落としていく結果になるのでしょう。
スマホの無料アプリでも周波数特性を簡易的に計測できる物があります。
「低音が良く出る」とか「高音が綺麗」なんて書くくらいなら、計測結果を添付写真で載せてくれた方がよっぽど説得力がありますよネ。

再三にわたりバックロードホーンの何たるかをアナウンスしてきましたが、未だにバックロードホーンもどきを出品される方や落札される方がいらっしゃるのが不思議です。
勿論、出品も落札も個人の自由であるからして、異論を唱える訳では無いですが、何となく歯がゆい気分であると同時に、「バックロードホーンってこんな物なんだぁ・・・」と思われる事が、先駆者たちの名誉を傷付けて様でとても悲しく思います。
未だに「バックロードホーン」=「癖のある音」と言われ続けられる理由はコレなんだと思います。
どうやらバックロードホーンはバスレフ型や密閉型と同一と思っている方が少なく無い様で、口径が合えば何でも装着可能だと思っている方が出品者にも落札者にも多い様です。
また、この「癖のある音が好きだ」と言う方もおいでの様ですが、音楽再生ソフトで如何様にも好みの音を作れる現在では、むしろ癖の無いフラットな特性のスピーカーが必要だと私は感じます。
癖のある特にリバーブが効いたスピーカーを、クラシック向きのフラットな特性に音楽再生ソフトで修正するのは無理な話です。
是非下記の二項目をお読みいただいてバックロードホーンの何たるかをご理解下さい。
失敗しないバックロードホーンエンクロージャーを選ぶための最低限必要な知識となります。

その他の疑問点等や皆様からのご質問等、簡単なHPを作りましたので、お時間がある時にでもお立ち寄りください。
掲示板も備えましたので、ご落札頂いた皆様からの音出し後のご感想や疑問点等、何でもご記入頂けます。
またバックロードホーン愛好家の皆様の交流・情報交換の場としてご利用も歓迎致します。
写真添付も可能ですので、お気軽にご投稿をお願い致します。
尚、ヤフーオークション規約により直接のご注文はNGとなっておりますのでご遠慮下さい。




※送料は勝手ですがヤマト運輸の着払いでお願い致します。
送料は下記URLで確認できます。
静岡より発送で160サイズ 25kg未満となります。
宅急便運賃一覧表はこちらから
尚、時間指定が以下の通り可能です。

・午前中
・14時~16時
・16時~18時
・18時~20時
・19時~21時

ご落札後、お支払い前又は、お支払い直後に「取引メッセージ」でお知らせ下さい。
お知らせが無い場合は「時間指定なし」で集荷依頼をかけさせて頂きます。





※ご落札頂きましたユーザー様の試聴記
今回の「Dー10バッキー魔改造 FOSTEX FE103NV専用機」をご落札頂きました茨城県在住T様より貴重なレポートを頂きましたので、ご紹介させて頂きます。
価格で一桁違う、タンノイと比較試聴頂き、設計段階から苦労して造った甲斐がありました。
これからご入札される皆様の参考の一つにでもなればと思い、ご本人の了解を頂きまして掲載致しました。
尚最後に、ご提案頂いた件に関しまして、検証結果を報告させて頂きます。

以下、原文通りです。

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 試聴の件

 装置;
 アンプ 自作 300Bシングル  
     回路構成:6SN7ー2段直結 
       6SN7はTang-sol(Round Plate)希少ヴィンテージ管
        (米国-eBayから購入)
        300BーWE製 これもヴィンテージ
        出力トランス;ISO(旧Tango)FC-20S
  *色々台数を設計・製作してたどり着いた自信作です。
   音の豊かさ、解像度、またその生々しさ・・全然違います。
 スピーカー:タンノイ(普段使っているSP,今回Referensとして使用)

<今日2〜3時間聴いた結果>
 コスパ最高!!
  厳密にいえば、音の繊細さ・透明感・伸びといった点ではタンノイ
  がやはり微妙に優れていますが・・・・
  (値段を考えれば個人的にはそうでないと困る_( ´艸`) )
  しかし、これほど豊かに音が出る事にまず驚きです。 
  自然だし疲れさせない豊かさを感じます。 
  これでは並みのスピーカーは完全に負けますよ。

  しばらく聴いていると中高音がややこもる感じがしたので、
  スパーツイターを付けてみました・・・。結果は今一??
  そんなところに、吸音材の話が出てきたので、試しに同梱してい
  ただいた吸音材を一掴みFE-103NVの裏に入れてみました。
  スッキリ・・いいです!!!

  本当に驚きました。 イイですよ!!
  昔 三菱ダイアトーン+スパーツイターで使っていたので懐か
  しいです。
  アンプもそうですが、複雑な事をやらない方がいいのです。
  いくら物理特性が良くても・・。
  聴いて疲れない、爽やかな、そして豊かでもっと聴きたくなる・・・
  そんなのがいいんです。

  昔(有名オーディオメーカー)にいたころ、出力や周波数特性と言った物理特性、
  スピーカーも30cmウーハーを使った3way密閉式、能率は下がるが
  周波数特性やダンピング特性はいい。しかも高価!!
  ・・・でも聴いて疲れる。
  商売には良いでしょうが、なんとなく納得がいかずオーディオの
  世界からは完全に離れました。

  貴殿のシステムはまさに趣味の醍醐味ですね。
  スピーカーのエージングが進めばもっと良くなるでしょう!!

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ユニット裏の空気室にアクリル綿を詰めて中高音のこもり感が改善した件を検証してみました。

本機は、過去の経験からスロート直近の音道コーナーで角度が僅かに変わるだけで、高域の特性が変化する事を利用し微調整しています。
音が変わる要因は、本来嫌われ者の定在波が、高域に行くに従って減衰する高調波歪を作り、この歪がちょうど真空管アンプ独特の高調波歪と酷似していたため、
もともとハイ上がりのNV系のユニットの嫌な部分をソフトにしてくれたものと思われます。
基本的に音道の広がり定数は決めていますが、スロート付近は直管でも低域の音圧に変化は無い事も実験の結果判っていたので、
特定周波数の共鳴や共振が出ない範囲で、周波数特性に大きな凸凹が出ない事を確認しながら測定と試聴を繰り返し、聞きやすい音を探った結果できたのが本機です。
試聴記をお寄せ頂いたT様は真空管アンプをお使いで、真空管独特の高調波歪と、バックロードホーン側の高調波歪のダブル歪で中高域がWソフトに成っていたと考えられます。
スピーカーユニット裏の空気室に入れたアクリル綿は測定の結果、スピーカーから発せられる高調波歪の半減に繋がり、真空管アンプでの中高音のこもり感が改善したと判断されます。

ここで得られた情報を纏めると、デジタルアンプで聞かれる場合は無改造で、真空管アンプで聞かれる場合は空気室に同梱のアクリル綿を一つかみ入れて頂ければ、
最適な状況で音楽を楽しんで頂けると言う事です。
是非、参考になさって下さい。
尚、バックロードホーンの歴史等は、ウィキペディア(Wikipedia)「バックロードホーン型」で検索すればご覧になれます。
興味のある方は是非覗いてみて下さい。



(2023年 9月 26日 22時 02分 追加)
※ 周波数特性のグラフについて補足します。

グラフに記載した「F0」は「最低共振周波数」と言ってスピーカーユニットそれぞれに必ず記載されている数値です。
その意味は、コーン(振動板)が音として空気に波を伝えられる限界の周波数と言う意味です。
実際はそれ以下の周波数でもコーン(振動板)は動きますが、前面の無限の空気を空振りしているだけで、音としてリスニングポイントには届きません。
HP内でも説明していますが、手団扇ではほとんど風を感じませんが、扇子位の大きさでは風を感じる事が出来ます。
要するに音は風と同じ空気の振動と言っても間違いではありません。
一般的にスピーカーの場合も口径が大きくなればF0(最低共振周波数)は下がりますが、小口径のまま空気に波を伝えるにはどうしたら良いでしょうか?
そこで現れたのがバックロードホーンです。
バックロードホーンは前面では無くコーン(振動板)の後ろの限られた空間の空気を振動させ、その後ろに続くホーンで増幅させて開口部から吐き出し、前面の音と合わせて聴く事で低域特性を拡大するスピーカーシステムです。
その際、コーン(振動板)にロード(負荷)を掛ける事で、空振りしていた空気に波を伝える事が可能になります。
そこで重要になってくる要素は、コーン(振動板)に適切なロード(負荷)を掛けるための空気室容量とスロート断面積になります。
グラフ1の赤文字65Hzと70Hzは、バックロードホーンがF0(最低共振周波数)91.8Hz以下を拡大した結果、得られた特性です。
スピーカーユニット単体では91.8Hzしか出せない特性を、理想の空気室容量とスロート断面積のバックロードホーンと組み合わせた結果、65Hzまで拡大し、更に20Hz近くまで可聴出来る特性に化けた訳です。
周波数特性のグラフは、こんな重大な性能まで表しているのですから、形だけのバックロードホーンでは逆に添付は出来ない事でしょう。

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10cm フルレンジ・スピーカー・ユニット FE103NV
ブランド:FOSTEX
発売日:2019/07

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