ライカ用マクロ・プラズマート5cmF2.7#504929 (改造レンズ)
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ライカ用マクロ・プラズマート5cmF2.7#504929(改造レンズ)
カールツァイスにいたパウル・ルドルフDr.Paul Rudolph(1858-1935)はテッサーの報奨金を手にして1911年、53歳でリタイアして優雅に暮 らしていましたが、第1次大戦後の大インフレで貧しくなり、やむなく61歳でゲルリッツのヒューゴ・メイヤーHugo Meyer（正しくはフーゴ ・マイヤー）に再就職しました。そこでルドルフは1922年に高名なプラズマートを設計しました。多くの種類のプラズマートの中で、もっとも解像力が高く、立体感のある描写をするのがこのマクロ・プラズマートです。このレンズはパテント・エツイで知られたドイツ、ドレスデンのKW（カメラヴェルク）社が1931年に発売したベスト半裁判(3x4cm)ピロートPilotに付いていたものです。それをライカのズマールヘリコイドマウント(ヘリコイド番号#8)を利用して、完全に連動するように改造したものです。もともと3x4cmに対応する設計ですから、24mmx36mmのライカ判では十分余裕があります。オリジナルで作られたヒューゴ・メイヤーHugo Meyerのライカマウントのマクロ・プラズマートMakro-Plasmat 5cmF2.7にはニッケル鏡胴とクロム鏡胴がありますが、どちらも大変レアなもので、非常に人気が高まり、今日では100万円以上もするようになってしまいました。今回のコンパー入りのマクロ・プラズマートももちろん大変レアです。両者はレンズの曲率までもまったく同一のもので、同一の写りです。コリメータで無限を正確に合わせ、連動を確認しましたが、最短まで正確にピントが合います。シャッターはＴポジションで開いて使っていましたが、時々知らないうちに閉じていて、写っていないという経験をしたので、シャッター羽根をはずしました。もちろん絞り羽根は付いています。格好以外の機能と性能はオリジナルのレンズと変わりません。(沈胴させることはできません。）前玉に経年のふききずなどいたみがあります。後玉にくもりやよごれがあります。鏡胴は少し傾いています。シリアル番号は#504929(1932年製)です。しぼりは重めです。ヘリコイドはなめらかです。距離目盛はmです。比較的安価でマクロ・プラズマートの味が楽しめます。プリントはアナログプリントで濃い目に焼くことをお勧めします。Mライカですぐ使えるように5cm用のMリング（日本製）が付いています。もちろんバルナックライカでも使えます。CLE 用のリアキャップと革製の前キャップが付きます。送料およびヤフー落札手数料8%x1.1を落札者が負担する条件で、10日以内の返品をお受けします。
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