『家族を想うとき』(かぞくをおもうとき、Sorry We Missed You)は、2019年のイギリス・フランス・ベルギーのドラマ映画。監督はケン・ローチ、脚本はポール・ラヴァーティ、出演はクリス・ヒッチェンとデビー・ハニーウッドなど。ワールド・プレミアは2019年5月16日に第72回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で行われ、パルム・ドールを争った。日本では2019年12月13日に公開された。
原題の「Sorry We Missed You」とは「ご不在につき失礼」といった宅配事業者の不在届を意味しており、主人公リッキーの日常業務から取られている[3]。リッキーのような英国におけるゼロ時間契約労働者の厳しい現状を描いた映画である。新自由主義経済において搾取される労働者の窮状とそれによる家族に生じる歪を描いている。