ABU Ambassadeur 4600、5600、6600Cはスーパーサムコントロール機構として世界で最初に登場した通称赤ベロと呼ばれる赤いサムバー式クラッチを装備しています。魅力的なモデルですが残念ながら経年変化と左右に分けた金属ピンの設計でピンの根元にヒビ割れや樹脂が割れて欠落するなどの弱点があります。この赤ベロ以降のモデルは黒ベロとなりその設計も見直され最悪クラックが入っても割れることはなく、使い続けても問題ない強度があります。この症状で破損すると基本フレーム交換となりますが70年代後半の製品ともなると新品のフレームはまず手に入りませんし、この補修用フレームにはフットナンバーが入らずオリジナル性も損なわれます。また新品交換しても構造が変わらないためいずれ同様の症状に見舞われる可能性が高いです。
サムバー修理フレーム調整後仮組み稼働チェックをして万全を期しておりますが上記ご同意いただいた上ノークレーム・ノーリターンでお願い致します。