ボサノバの歴史 1957年Del Vecchio Super Vox デルヴェッキオ
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ボサノバの歴史 1957年Del Vecchio Super Vox デルヴェッキオ
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ジョアン・ジルベルトの来日で
彼のギター、ジジョルジョ・タヘガは
ボサノバ愛好家の一部の方に知られるようになりました。
ジョアンがタヘガを手にするようになったのは
ボサノバの最盛期よりかなり後のことと思われます。
ボッサ最盛期の頃にジジョルジョと並んで
デルベッキオというギターが有ったのを
ご存じでしょうか？。
バーデンパウェル初来日時の記述に
『バーデンは特殊効果を求めるときには
ジジョルジョを、その他はデルベッキオを使用していた』
という物があります。
ジョアンがアストラッドと結婚した頃の
自宅の写真にもデルベッキオが写っていますし
（画像をご参照ください）ホベルトメネスカル氏が
手にしているギターも、ヘッドの特徴が、今回出品の
ギターと同種に見えます。
その他つぶさに調べると、ヴィニシウスとジョビン氏の
写真にも、デルベッキオがよく見られます
ルイスボンファの使用楽器もデルベッキオと思われます。
ホベルトメネスカル氏の回想によると
ジョアンがシェガジサウダージを録音した時の
ギターは、メネスカル氏が貸したもの、とのことですから
あの録音もデルベッキオかもしれません（あくまで推測）。
今回出品のギターは1957年のスーパーヴォックスです
当時のジジョルジョと比較すると、やや低音の響きが不足する
ジジョルジョに比べ、デルベッキオは低音に重さがあり
全体的に深い音色を持っている、と感じます。
ジョアンがメネスカル氏のギターを借りたまま
なかなか返さず、その理由が『ネックが良かったから』
という話しもあります、一様にDi giorgioのネックは
極太な物が多いのですが、此方のDel Vecchioは
ネック幅が50mm弱という繊細な作りで、手の小さい
日本人にも非常に弾きやすいものです。
弦高は 6弦3.9㎜ 1弦3.4㎜ 弦長640ｍｍ
サドルの残りは3㎜ほどありますので、お好みで
下げることも可能です。
材や構成、修理歴などは不明とさせていただきます
表面版には画像のようにウェザーチェックが出ています。
ポジションマーク、ロゼッタ、ブリッジには
マザーオブパールのインレイがあります。
古い、かの国のギターです、現代の
工業製品のような出来とはまるで違います
保管などにも気を使う必要があります。
66年も前のギターです
神経質な方にはお勧めいたしかねます
細かいことが気になる方、古い楽器などに
理解の無い方には向きません
クレームご返品はご容赦ください。
まず出てこない、1957年のDel Vecchio
ヴィンテージ品はブラジルでもかなり高騰しています
あの頃のボッサの音を探していた方
Del Vecchioをお探しだった事情通の方には
絶好の一台ではないでしょうか。
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