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【真作 絖本】掛軸「谷文晁画 黒田清綱・本居豊穎添幅 富岳芦湖暁景 真景図 三幅対」文政8年文晁64歳 書画 文人画家 黒田清輝養父
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総丈サイズ…（文晁）横 59 × 縦 214 cm・（添幅）各 横 47.5 × 縦 214 cm
（文晁）絖本水墨淡彩/（添幅）絖本・箱入
文政8年乙酉(1825)文晁64歳
【印刷ではありません】
【真作】
谷文晁
江戸後期の文人画家。江戸下谷根岸生。名は正安。はじめ号は文朝・師陵、後に文晁とし字も兼ねた。通称は文五郎または直右衛門。別号には写山楼・画学斎・無二・一恕。幼い頃から文才に優れ、和歌や漢詩にも通じた。大和絵諸派の画風を学び、中国絵画の影響を受けながら諸画法を折衷した新画風を確立。江戸文人画壇の重鎮となる。画塾写山楼からは渡辺崋山・立原杏所など多くの門人が出た。天保11年（1840）歿、79歳。
黒田清綱
幕末～明治の官僚、歌人。子爵。薩摩生。薩摩藩士黒田清直の嫡男。洋画家黒田清輝（弟の実子）の養父。幼少より藩学造士館で学び、のちに軍賦役となる。戊辰戦争に際して山陰道鎮撫総督参謀として総督西園寺公望を補佐するなど、幕末期志士として国事に奔走した。また西郷隆盛とも親交が厚かった。明治維新後は東京府大参事、元老院議官などを経て枢密顧問官。一方で八田知紀に和歌を学び、明治・大正両天皇の和歌の指導にあたるなど歌人としての一面も知られた。大正6年(1917)歿、88歳。
本居豊穎
幕末-明治時代の国学者。紀伊和歌山出身。号は秋屋。本居内遠の長男。紀伊和歌山藩国学教授。維新後は東京の神田神社祠官となり、また東京大学講師、高等師範・女子高等師範教授として古典を講義した。著作に『古今和歌集講義』など。明治29年(1896)東宮侍講。大正2年(1913)歿、80歳。
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