『ニュー・イヤーズ・デイ約束の日』は、死と直面せざるをえなかった二人の少年の、心の軌跡を繊細につづった感動作だ。少年たちは自分たちの命の期限を1年と定め、"B00K OF LIFE"(「命の書」)に記した「12の約束」を遂行することを誓い合う。やがて彼らは約束=友人たちの果たせなかった夢を通して、本当に大切なものを見つけてゆく。家族の愛、自然の美しさ、ちょっとした名誉、思いやりの心、命の重み、そして「未来」へと続く「約束」を。
絶えず押し寄せてくる悲しみと闘い、友情と孤独を噛みしめながら、人生の価値を見いだしていく少年たちの世界。不安と混乱の中でけなげに運命と立ち向かい、未来を選び取っていく彼らの姿は、かつて17歳だったすべての人の心に訴えかけてくる。あのころ感じたもどかしさや切なさ、「希望」の持つ力。ナイフのように鋭敏で、ガラスのように繊細だった時代がリアルに甦り、心を熱く満たしてくれるはずだ。この映画の魅力は、ひたむきで純真な少年たちを演じた俳優抜きには語れないだろう。21世紀のイギリス映画界を背負う若手として、ブレイク必至の二人である。まず、人1倍やさしいジェイクを演じるのは、アンドリュー・リー・ポッツ。何本かのテレビや舞台に出演し、,本作で映画デビューを果たした新星だ。その真っ直ぐな瞳、小動物のようなかわいらしさで、女性たちの母性本能をくすぐること間違いなし。彼の演技を見て感情移入しない人はいない、と思わせるほどの逸材なのだ。1方、クールなニヒリストの仮面の下に傷つきやすさを秘めたステイーヴン役は、1500人の中からオーディションで選ばれたボビー・バリー。学生演劇の経験はあるものの、本格的な演技はこれが初めて。アイス9というバンドを組んでおり、本作のサントラではミュージシャンとしても参加。現在はロンドン大学に在籍しながら、映画の脚本を執筆中というから、将来が楽しみ。彼のいかにも英国少年といった粋なファッションの着くずし方も、話題を呼びそうだ。
監督にあたったのは、イギリス育ちのインド人監督クリシュナーマ。数本のテレビ映画や短編を監督した後、『A Man of Importance』で長編デビュー。本作が長編第2作となる俊英だ。最近、若い世代のイギリス映画というと、『トレインスポッティング』に代表されるようなオフビートなものが注目を浴びているが、本作はひと味違う。音楽や映像の勢いに頼らず、脚本と演技の深さを生かし、静かな感動を呼び覚ます手腕が高く評価されているのだ。サントラではレナード・コーエンからニナ・シモン、ポール・ウェラーなど、ヴァラエティ豊かなサウンドを、効果的に使いこなしている。
脚本を書いたのは、『スター・ウォーズ:エピソード1』などに出演した(引き続き『エピソード2』にも出演の予定)俳優のラルフ・ブラウン。自らの経験を本に脚本を仕上げた彼は、本作にはスキー旅行を引率する教師の役で出演も果たした。
また、カウンセラーのべロニカ役に『秘密と嘘』でオスカー候補となったマリアンヌ・ジャン・バプティスト、ステイーヴンの母親役に『ベスト・フレンズ』のジャクリーン・ビセットと、脇役陣にも豪華な顔ぶれがそろっている。
![パンフ■2001年【ニュー・イヤーズ・デイ 約束の日】[ B ランク ] スリ・クリシュナーマ アンドリュー・リー＝ポッツ ボビー・バリー](https://auc-pctr.c.yimg.jp/i/auctions.c.yimg.jp/images.auctions.yahoo.co.jp/image/dr000/auc0306/users/5e8428e030bd188327c1f800e63dbbd8d5d32089/i-img600x434-1654768930fm3bkh5126.jpg?pri=l&w=300&h=300&up=0&nf_src=sy&nf_path=images/auc/pc/top/image/1.0.3/na_170x170.png&nf_st=200)
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![【中古】ニューイヤーズ・イブ(初回限定生産) [DVD]](https://auc-pctr.c.yimg.jp/i/auctions.c.yimg.jp/images.auctions.yahoo.co.jp/image/dr000/auc0412/users/015a2d99d447a3b8de3f37f45d60eecf3c60bc67/i-img352x500-1701466187gfjk3k31981.jpg?pri=l&w=300&h=300&up=0&nf_src=sy&nf_path=images/auc/pc/top/image/1.0.3/na_170x170.png&nf_st=200)
本人確認前
 (shin](https://auc-pctr.c.yimg.jp/i/auctions.c.yimg.jp/images.auctions.yahoo.co.jp/image/dr000/auc0409/users/ed447db6b5a0873685dadf72b8d664a2b2869b0c/i-img136x192-1694232240ymns31295491.jpg?pri=l&w=300&h=300&up=0&nf_src=sy&nf_path=images/auc/pc/top/image/1.0.3/na_170x170.png&nf_st=200)
私は友情と生きる力について描きたかった。自らルールを定め、自らの運命をコントロールし、その存在の意義を見い出す人間たちを描きたかった。そして言いようのない喪失感から生まれるニヒリズムを描きたかった。人生を肯定する存在としての自殺というパラドックスがそれを語るうえでの成功のカギであり、本作ではユーモラスな形で語られている。ジェイクとスティーヴンは抗い難い悲劇と折り合いをつけなければならないという、まったく望んでいなかった状況の中で成長していく少年たちである。
『ニュー・イヤーズ・デイ 約束の日』について、コメントを求められた。何故この作品をとろうと思ったのか、言わんとすること、テーマ等々。しかし、どれも一言では言い難い。もちろん本作で表現したいと思っていたことはある。悲しみとそれを乗り越える過程、大切なひとに先立たれることと無邪気さの喪失、大人でも子供でもない思春期という不安定な時期、ニヒリズムとアナーキズム、憎んでる社会と折り合いをつけねばならない苛立たしさ、運命に翻弄され、それに復讐をしようとする人間、そして死をも葬り去る力そんな事柄について描きたかった。そしてこれらを深刻になることなく、時には笑えるシチュエーションの中で描きたかった。人生の悲喜こもごもを丸ごと受け止める映画を作りたかったから。
ただ、やたらとそれらのテーマにいちいち意味付けするようなことは避けようと心がけた。感動が薄らいでしまうからだ。見る人によって様々な解釈ができるのが映画である。自分の実人生を投影させ、見た人がそれぞれ共鳴できるところがあればよいと思う。主人公のジェイクとスティーヴンは想像を絶する事故の生き残りで、生きる力を失った少年たちである。彼らは怒りをたたえ、あらゆる責任やルールを放棄して我々に挑みかかってくる。突然の事故によって人生の光と闇を1度に体験したことにより、自らの人生をあと1年と定め、その間にあらゆる目標をクリアしていく。これはやがて彼らの墓碑銘となっていくのだが、周囲の大人達はそんなこと知る由もないし、ましてや二人を救うことなど出来るはずもない。「思春期を楽しんだ人間なんてひとりもいないよ」というのは友人の言葉である。「でも悲しみを乗り越えたとき、想い出には楽しいことだけが残るんだ」私は本作のなかで、“逆も真なり"ということを描こうと思った。
映画作家はしばしば映画製作を子育てにたとえるー妊娠、出産、子育て。本作は私の大切な子供である。脚本を書いたわけでもないし、撮影も編集も作曲もそれぞれスタッフが行った。それでもやはりこの作品は私の子供である。映画が完成した今、私にできることはただ子供の成長を見守り、穏やかな人生をおくってくれることを願うだけである。他の子供と同じように、この映画を見た人がどんな意見を持とうと、私はどんな状況においても子供を守り、その1コマ1コマを愛してやろうと思う。
最後に、映画をご覧になった皆さんへのお願いを この作品は最後の最後まで、ジェイクとスティーヴンの2人の運命がどうなるか分からない設定になっています。そして、その結末こそが作品の最も大切なテーマになっています。そこで、この映画をこれからご覧になる方に向けて、決してラストを語って頂きたくないのです。どうぞ私の趣旨をご理解下さり、その点のみを注意していただくことを願います。 スリ・クリシュナーマ(監督)
17歳の二人の少年が友人たちの死という悲劇に直面し、絶望から自らも一度は死を選びながらも、やがて再び生きる意味を見出すまでを描いたドラマ。母と幼い妹、弟と４人でイギリス南部に暮らす少年ジェイク。同級生のスティーヴンとは親友同士。16歳のクリスマス、二人はクラスの仲間たちとフランスへスキー旅行に出かけた。そこで最高に楽しい体験をする彼らだったが、突如雪崩に襲われ、ジェイクとスティーヴンだけが生き残った。皆の葬儀が終わった翌日、新年のこの日、ジェイクは岬から身を投げようとしたが、スティーヴンは“やることをやってから一緒に死のう”といって思いとどまらせた。そして、二人は12の約束を誓い、それをやり遂げ、１年後に死のうと約束するのだった……。
17歳という時代を、最も輝きに満ちた年だと言う人がいる。でもこの時代は、同時に最も複雑で、最も苦悩に満ちた時代でもあるのだ。子供じゃない、でも大人にもなりきれない。周りの大人にわかってもらえず、揺れる季節……。とくに、抱え込むものの大きい男の子にとっては、社会の中での自分の位置を見失いかねない、微妙な時期。 イギリス南部に住む二人の少年、ジェイクとステイーヴンは、まさにこの季節のただ中にいた。そして皮肉な運命のいたずらが、ただでさえ複雑なこの季節に、想像もできないほどの苦悩を与える。悲劇は、いきなりやってきた。クラスの仲間と最高の思い出を作っていたスキー旅行の最中、雪崩が発生。生存者は、ジェイクとステイーヴンだけだったのだ。彼らは1瞬にして、すべてを失ってしまう。かけがえのない仲間たちに、想いを伝えたばかりのガールフレンド。心に抱いていた未来への希望、生きる意味さえも……。
『ニュー・イヤーズ・デイ約束の日』は、死と直面せざるをえなかった二人の少年の、心の軌跡を繊細につづった感動作だ。少年たちは自分たちの命の期限を1年と定め、"B00K OF LIFE"(「命の書」)に記した「12の約束」を遂行することを誓い合う。やがて彼らは約束=友人たちの果たせなかった夢を通して、本当に大切なものを見つけてゆく。家族の愛、自然の美しさ、ちょっとした名誉、思いやりの心、命の重み、そして「未来」へと続く「約束」を。
絶えず押し寄せてくる悲しみと闘い、友情と孤独を噛みしめながら、人生の価値を見いだしていく少年たちの世界。不安と混乱の中でけなげに運命と立ち向かい、未来を選び取っていく彼らの姿は、かつて17歳だったすべての人の心に訴えかけてくる。あのころ感じたもどかしさや切なさ、「希望」の持つ力。ナイフのように鋭敏で、ガラスのように繊細だった時代がリアルに甦り、心を熱く満たしてくれるはずだ。この映画の魅力は、ひたむきで純真な少年たちを演じた俳優抜きには語れないだろう。21世紀のイギリス映画界を背負う若手として、ブレイク必至の二人である。まず、人1倍やさしいジェイクを演じるのは、アンドリュー・リー・ポッツ。何本かのテレビや舞台に出演し、,本作で映画デビューを果たした新星だ。その真っ直ぐな瞳、小動物のようなかわいらしさで、女性たちの母性本能をくすぐること間違いなし。彼の演技を見て感情移入しない人はいない、と思わせるほどの逸材なのだ。1方、クールなニヒリストの仮面の下に傷つきやすさを秘めたステイーヴン役は、1500人の中からオーディションで選ばれたボビー・バリー。学生演劇の経験はあるものの、本格的な演技はこれが初めて。アイス9というバンドを組んでおり、本作のサントラではミュージシャンとしても参加。現在はロンドン大学に在籍しながら、映画の脚本を執筆中というから、将来が楽しみ。彼のいかにも英国少年といった粋なファッションの着くずし方も、話題を呼びそうだ。 監督にあたったのは、イギリス育ちのインド人監督クリシュナーマ。数本のテレビ映画や短編を監督した後、『A Man of Importance』で長編デビュー。本作が長編第2作となる俊英だ。最近、若い世代のイギリス映画というと、『トレインスポッティング』に代表されるようなオフビートなものが注目を浴びているが、本作はひと味違う。音楽や映像の勢いに頼らず、脚本と演技の深さを生かし、静かな感動を呼び覚ます手腕が高く評価されているのだ。サントラではレナード・コーエンからニナ・シモン、ポール・ウェラーなど、ヴァラエティ豊かなサウンドを、効果的に使いこなしている。 脚本を書いたのは、『スター・ウォーズ:エピソード1』などに出演した(引き続き『エピソード2』にも出演の予定)俳優のラルフ・ブラウン。自らの経験を本に脚本を仕上げた彼は、本作にはスキー旅行を引率する教師の役で出演も果たした。 また、カウンセラーのべロニカ役に『秘密と嘘』でオスカー候補となったマリアンヌ・ジャン・バプティスト、ステイーヴンの母親役に『ベスト・フレンズ』のジャクリーン・ビセットと、脇役陣にも豪華な顔ぶれがそろっている。
【すごくステキな映画です。】 青臭さが、堅苦しくなくスタイリッシュに描かれた青春映画です。 運命に対して皮肉な終わり方ですが、とても爽やかです。 １２という数字がキーワードに、数字遊びや言葉遊びがわかりやすく表現され、映像は飽きさせないと思います。音楽の選曲も、ものすごくいいです。 作者の主張を決して観る側に押し付けようとしない姿勢が好きです。
【多くを考えさせられる作品でした。】 このお話がもととなった舞台を観てかなり違和感を感じたので どうしてもこちらの映画が 見たくなり購入したものでした。 日本人に置き換えた舞台であったため なんとなく おかしな感じに思えたのですが こちらの映画を見て納得がいきました。 多面的に見て賛否両論は否めず 特に日本人からするとそんな事をする意味って あるのだろうか・・と否定的な感情をもったりするかもしれません。 非現実的である反面 現実的であり色々な解釈を人それぞれに考えさせられるような 作品でした。 10代という多感な時期での爆走しがちな精神をとらえることの難しさ。 表面だけではなく一歩踏み込んで考えるということは容易な事ではない。 周囲よりもきっと本人たちこそがその感情を持て余してしまっているのでしょうね。 出来れは 教育に携わる方々に見て頂き考えて頂きたいような作品でした。
一通り通読・チェックのうえ出品してますが細かい見落としがあるかもしれません。
ご理解・ご承諾願います。
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◆クロネコメール便(Ａ５サイズで２冊程・長辺34cm以内まで1㎏以内、2冊200円、3～4冊300円、5～6冊400円（3冊以上は複数個口発送になります）、補償なし・配達記録あり）【クロネコメール便詳細】
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それを経過すると差出人に返送されます。電話などで到着が通知されることはありませんので、要注意。)
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※補償のなしの発送で万が一トラブルが起きた場合はなにとぞご容赦ください。
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※不安なようでしたら補償がある宅配サービス、代引きで承ります。
ネットバンク、新生、郵貯・都市銀行などご利用いただけます。
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当方が基本的に扱うのはオークションお取引品、中古屋流通品、友人よりの譲りもの
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・ご迷惑・ご不便おかけしますがなにとぞよろしくお願いします。
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