映画プログラム『立川談志』＋招待券 東銀座の東劇４週間限定上映 2011 未公開映蔵出し「落語は業の肯定」家元落語十八番「芝浜・やかん」
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が喉頭ガンで亡くなった。享年７５歳であった。古今亭
志ん朝は、アメリカを襲った９・１１テロの年に他界し、
家元談志は東日本大震災の年に鬼籍の人なった。釈迦が
亡くなった古来から、偉人が亡くなる瑞相に大凶事が起
こるとされる。天におわす神仏が悲しんだ証とされるが、
落語界の巨星堕ちた結果といえる。
この『映画 立川談志』は、家元の一周忌に合わせて、
その生涯の功績の意義を留めんがために企画された。た
だ当時は、大震災の大津波で１万５千人以上が亡くなり、
また、深刻な大震災不況の最中であったので、御招待状
にあるように、東京・東銀座近くの松竹本社ビル内にあ
る東劇で４週間限定の単館上映と相成った。
映画の内容は、談志の「落語は業の肯定」のポリシー
と、あくまでも改革者としての生き方をまっとうしたド
キュメンタリーを、大御所俳優・柄本明がナレーション。
さらに、談志十八番のうち、イリュージョン落語の代名
詞の「やかん」（平成１７年１０月１２日・国立演芸場）
と絶品の大人情噺「芝浜」（平成１８年１２月２日・三鷹
市公会堂）収録されている。映画監督の大林宣彦が
私は家内とお正月休みに、この映画を見に行った。当日
は、多くの談志ファンが訪れ、一部千円で売られていた本
プログラムは飛ぶように売れていた。限定少部数しか発行
していなかったプログラムは稀少である。また関係者各位
に送られたこの特定少数の招待状は激レアである。