■『GIOVANNI PISTUCCI』 Giovanni Pistucciは20世紀の重要なメーカーでした。彼は早い段階で才能が認められ、著名なナポリの弦楽器製作者、ヴィンチェンツォ・ポスティリオーネの指導の下で彼の技術を学び続けました。1904年頃、ピストゥッチはしばしばガリアーノ家や他のナポリのメーカーのスタイルで優れた楽器を作り始めました。 特にガリアーノの非常に精巧なコピーを製作しており、ガリアーノ作として出回っているものもある程、完成度の高い楽器を製作していました。彼の作品は典型的なナポリの特徴を備えた素晴らしい個性と、独自の紛れもないスタイルを確立していることで知られています。
■『GIOVANNI PISTUCCI』
Giovanni Pistucciは20世紀の重要なメーカーでした。彼は早い段階で才能が認められ、著名なナポリの弦楽器製作者、ヴィンチェンツォ・ポスティリオーネの指導の下で彼の技術を学び続けました。1904年頃、ピストゥッチはしばしばガリアーノ家や他のナポリのメーカーのスタイルで優れた楽器を作り始めました。
特にガリアーノの非常に精巧なコピーを製作しており、ガリアーノ作として出回っているものもある程、完成度の高い楽器を製作していました。彼の作品は典型的なナポリの特徴を備えた素晴らしい個性と、独自の紛れもないスタイルを確立していることで知られています。
■サイズ
BL:358mm
UB:170mm
CB:112mm
LB:209mm
■状態
経年に伴い全体的に打痕や擦れ傷等見られます。ネック下がりはありませんが根元にクラックあり。音出し確認済みです。指板は必要に応じて角度調節しています。表板にある割れは魂柱部には達していません。魂柱部割れはおよそ2割減との見解もあるようですが、そこまで掛かっていないためさほど評価減には至らないかと思います。
表板の割れに関して一昨年に都内在住のドイツ人名工に視察頂いた際、辛うじて音質に大きく影響を及ぼす程、致命的な損傷には及んでいないとのことでした。市場価格は数百万円を超えています。高額な専門資料等を参照しつつ予め入念に精査済み。当楽器から有名製作者のモダンイタリーと勝るとも劣らない音色、その製作技術の高さ等が感じられ、雰囲気と特徴を捉えた本物と確信し購入。以降数十年にも及ぶ歳月、コレクションとして大切に保管されていた一挺です。
修理前提の現状品として出品させて頂きます。個人用カメラで撮影している関係上、屋内のコントラストや部屋の状況等により印象に多少の差異が生じてしまう旨予めご了承ください。楽器はハードケースに収納した上、緩衝材等で梱包した状態での発送を予定しています。ご希望があれば弓もお付けします。以上となりますが、今後も当楽器を大切に扱って下さる方へお譲りすることができれば幸いです。