日本関連超絶稀覯本/奇書★モンタヌス『オランダ東インド会社遣日使節記』仏語版初版 1680年刊/奇怪な図像満載
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日本関連超絶稀覯本/奇書★モンタヌス『オランダ東インド会社遣日使節記』仏語版初版 1680年刊/奇怪な図像満載
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モンタヌス『オランダ東インド会社遣日使節記』仏語版初版
1680年刊/奇怪な図像満載
◆商品説明◆
モンタヌス
『オランダ東インド会社遣日使節記』フランス語版初版
アムステルダム；Jacob de Meurs、1680年刊
「当時のヨーロッパにおける日本情報を網羅的に集約した初めての本格的な日本誌」（クレインス フレデリック『十七世紀のオランダ人が見た日本』p.130）のフランス語版初版です。オランダ語版初版は1669年刊。
奇怪な図像で有名な本書ですが、よく見ると写実的なところもあり、「 モンターヌスが利用したオランダ商館員の日記の中に、商館員が江戸参府中に描いたスケッチが含まれていた可能性もある」、「オランダの画家や版画家は商館員のスケッチを元にオランダ人の趣向に合わせて脚色を加えて図版を作成したのではないか」と推測されています（同書p.158）。
本来は、口絵＋折込地図１点＋見開き図版２５点＋半ページ大テキスト内挿絵７0点所収。
ただし、こちらの出品本は、巻頭地図「大阪から江戸への経路」欠、「江戸図」（p.98-9）1/4欠、テキストページ１葉（p.167-8）1/4欠。
装丁はおそらく19世紀以降の総革装。外装の状態は、溝の上部に革の亀裂、背の上下端に傷み、角に革の欠損、平の表皮に傷み。本文は、口絵の縁が補修されている他、折込図版の破れが補修されています。写真でご確認くださいませ。折込図版にシワや縁の傷み・余白の欠損が散見されます。テキストページはシミが散見されます。
全文（日文研蔵書）はこちらで公開されています。
https://shinku.nichibun.ac.jp/kichosho/new/books/02/suema000000000jg.html
『東インド会社遣使録』
著者モンタヌスは日本に来たことがないが、イエズス会士の書簡ならびに出島商館員などの報告類により本書を著したもので、特に家光時代に東インド会社特派使節として来日したフリシウスおよび甲必丹ワーヘナールをはじめ会社の対日通商いらい行われた数回の使節の見聞記を骨子として、日本の風俗、政治、歴史を述べている。・・・オランダ語初版以来、西欧読書界の大歓迎をうけ、つづいて翌70年独語、英語、80年には仏語版など各国語版が刊行された。 （『洋学史事典』p.596）
モンタヌス（1625-1683）
オランダ人の牧師で著述家。アムステルダムに生まれ、ライデンで学び、1653年牧師となる。宗教、言語関係の著書が多く、なかんずく『オランダ東インド会社遣日使節記』と略称される書物は、1669年アムステルダムで刊行され、のちイギリス、ドイツ、フランスの各語でも訳本が出た。著者は来日しなかったが、16世紀のなかば以後、ヨーロッパに送付されて出版された在日宣教師の報告を多く参照し、オランダの遣日使節の諸見聞をあわせ、ヨーロッパ人の海外発展から、織豊(しょくほう)時代を経て江戸初期に至る1世紀の日欧交渉史を叙述し、日本の諸事情もかなり詳しく記した。本書中の多数の挿絵は空想によることが明らかである。邦訳『モンタヌス日本誌』（1925・和田万吉訳）は英訳本からの抄訳である。 （日本大百科全書(ニッポニカ)の解説）
23. モンタヌス 『日本誌』 仏訳・1680年
日本の鎖国体制が完成し、宣教師とポルトガル人が駆逐されると、これまで彼らが大量にもたらしていた日本に関する新たな情報は極端に乏しくならざるを得ませんでした。この当時のイエズス会の文献はほとんどが以前の報告の焼き直しであり、新味に乏しいものです。とはいえオランダもカロン以降あらたな報告者があらわれぬまま、約ニ十年間を経過しました。
モンタヌスの『日本誌』は、このような十七世紀後半こ登場した最初の本格的日本文献でした。おもにオランダ東インド会社の江戸参府記録に依拠し、1649年から翌年にかけてのブコヴィウス(長崎で客死）とフシリウスの参府、さらに1657年のワヘナール、1661年のインダイクなどの報告が中心となっています。これらの記述の間に様々な情報が盛り込まれ、雑然とした著作ではあるものの、江戸初期の日本を緻密に叙述した大部の著作はこののちケンペルまで登場しませんでした。
原著はオランダ語、1669年初刊。ドイツ語訳が同年に、また翌年英訳が刊行され、この仏訳は原書と同じ出版社から公刊されたのち、1686年、1722年にも再販されました。 （放送大学附属図書館HP）
本のサイズは写真では把握しずらいので、一緒に写している蛍光ペンとの比較においてご判断くださいませ。
当方が出品しております革装本はすべて、内外の図書館で採用されている処方（Brecknel Turner Saddle Soap、Klucel G、Talas Leather Dressing、SC6000等）でメンテナンスされておりますので、特別なお手入れなしでもしばらくご入手時の状態をお楽しみいただけます。
書名：Arnoldus MONTANUS
著者：Ambassades memorables de la Compagnie des Indes Orientales des Provinces Unies vers les Empereurs du Japon
出版社：Amsterdam, Jacob de Meurs
出版年：1680
言語：フランス語
ページ数：[6], 227, [8], 146, [6]p.
サイズ：36x24cm
状態：商品説明を御覧ください
◆コメント◆
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