英国製シルバーブレスレット 1914年製 朝香宮妃旧蔵品（ミキモト証明書付属） 銀製 アンティーク ブレスレット
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英国製シルバーブレスレット 1914年製 朝香宮妃旧蔵品（ミキモト証明書付属） 銀製 アンティーク ブレスレット
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このブレスレットは、ジョージ５世時代の1914年に英国で製作された銀製品で、内側に打刻されたホールマークからは、製作年をはじめ、銀92.5％、バーミンガムで検査を通過したものであることが確認できます。また、C&Sの刻印からメーカーはClark ＆ Sewell社とみられます。
シルバーのボディにブラッドストーン（緑色系）とカーネリアン（赤色系）を嵌め込んだコンビネーションが落ち着いた気品を醸し出しています。石言葉はそれぞれ「献身」と「成功」です。
このブレスレットは、銀座ミキモトで販売されたもので、平成２年に発行された同社の証明書が付属しています。証明書には「スコティッシュブレスレット」とあります。また、販売時に専用ケースとともに陳列されていたラベルには、明治末期から大正初期にかけて御木本真珠店（当時）が西欧のジュエリー情報を収集中に購入し、朝香宮妃殿下に渡ったとの記載があります。
実際、明治末期から御木本真珠店は真珠アクセサリーのグローバル市場展開を目指し、欧米の市場調査を積極的に行っていました。創始者御木本幸吉の弟である斎藤信吉らもニューヨークやロンドンに派遣されています。大正２年（1913年）に御木本はロンドンに初の海外支店となる卸売商店を開きます。その後第一次大戦をはさみ、大正８年（1919年）には宝石商サミュエル・ジョーンズと共同経営のジュエリーショップを開店させました。
ミキモトによれば、大正初期に斎藤信吉や小林力彌らの派遣員がロンドンで買い付けたものかもしれないとのことです。
なお、ブレスレットを所有していたとされる朝香宮鳩彦王の允子（のぶこ）妃内親王（1891年～1933年）は明治天皇の第八皇女です。允子妃は、ご夫君がパリ留学中に自動車事故で負傷された際に渡欧しました。ご夫妻が２年間のパリ滞在中、同時流行していたアール・デコへの造詣を深めたことが、日本帰国後アール・デコ仕様の新宮邸建設に影響を与えたといわれます。
【サイズ等】
長径（内寸）：約6.2cm
短寸（内寸）：約4.6cm
重量：約17g
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↑ 打刻されたホールマーク ↑
↑ ミキモトの証明書とラベル ↑
↑ 朝香宮妃允子内親王 ↑