FERNANDES フェルナンデス ストラト型ボディ アルダー2P 2点支持シンクロ対応 上位機種 ホワイト 86年製FERNANDES STS-100
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FERNANDES フェルナンデス ストラト型ボディ アルダー2P 2点支持シンクロ対応 上位機種 ホワイト 86年製FERNANDES STS-100
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1986年にTHE FUNCTIONシリーズの上位機種として発売されていたGRAND FUNCTIONシリーズのモデルになります。
THE FUNCTIONシリーズよりも木材やハードウェアに上級のマテリアルを投入したシリーズですが、シリーズとしては1年～2年ほどで終了してしまったレアなモデルになります。
その中でこちらのモデルはノンロック式のストラトタイプのモデルで、まだまだ登場したばかりのF.G.I.Technology-Sを3発搭載し、オールブラックパーツで決めた渋い外観が特徴のモデルでありました。
ボディの方の特徴は、この時期では珍しい舟形ジャックを搭載し、ブリッジは2点支持のシンクロ、8点止めのピックガードに対応しています。
また元々アクティブPUを搭載していましたので、ボディ裏に9V電池搭載スペースがあります。
ボディ材はカタログではセンになっていますが、どう見てもセンではなくアルダーでネックポケットを見ても確認できるように、センター合わせの2Pボディになっています。
量産仕様のFSTシリーズだと、だいたい3P~4Pが多いので、当時の定価が100000円ということもありGRAND FUNCTIONの名に恥じない仕様になっています。
ボディ内部のザグリも量産FSTが3ハム、弁当箱のところ、こちらは3シングルザグリでした（この個体はリアが加工されています)。
ホワイトボディは何とも様式美的ないい色に日焼けしております。
ディフォルトは黒ピックガード仕様ですが、個人的には白ピックガードの方が良いかなと思います。
製造工場も量産型FSTが生産されている河合楽器ではなく、かといってマツモクでも東海楽器でもありません。
治具の使い方や形状等で見分けていますが、上記3社ではまず見ない造りをしており、ネックポケットに治具の痕もないところを見ると、大量生産ではなく丁寧に作られたのだと思います。
まあ、FERNANDESも色々なところで造られていますから、たまにはこのような個体もありますね。
ちなみにボディの重さは約1.9kgです。
各部の仕様は
ボディ材はアルダー2P。
ネックはちょっとつば出し22Fのレギュラースケール（648mm）対応。
ネックポケットはラウンド形状。
ブリッジは2点止めナイフエッジシンクロ対応で、アンカーはなくシンクロ用の直付けスタッドで取り付けます。
スタッド間は56mmです。
PU配列は本来はSSS。
ジョイントはプレート4点止め対応。
ネックポケットのサイズは幅56.3mm、深さ18.0mmです。
コンディション：傷は全体的にちょこちょことあり、また結構強めの日焼けもあります。
また、入手時はディフォルト近くに戻されていましたが、改造されていた個体の様で、リアのPUザグリは素人ザグリで拡張されており、それに伴いピックガード変更で8点止めのところ11点止めにされていたので余計なビス穴が増えています。
さらにバックのキャビティの蓋もいろんなものを取り付けていたようで、余計なビス穴が増えています。
この辺りだと、シンクロ用の裏の〇が3つか5つのやつで適合するのに、そんな無理してつけなくとも、と思います。
とはいえシール焼けみたいなものはないので、やや弾きこまれた感を出したようなギターを造るネタにはかなり良いです。
バックの電池スペース用の蓋も写真では写っていませんが、自作品が付いていたのでそちらもお付けいたします。
送料：ゆうパック100サイズ。
ロック式ブリッジを装着したSTFシリーズはたまに市場で見かけるものの、シンクロ仕様のSTSはほとんど見かけることのないレア機種になります。
いろいろと改造痕がある個体ではありますが、本来は良いマテリアルがおごられた造りの良いボディです。
こういった強く焼けたホワイトボディがとってもお好きな方はいると思います。