このショウはFM放送された事でも知られ、ライヴアルバム『KING BISCUIT FLOWER HOUR』として公式化も実現しました。もっともFM放送版は不完全な抜粋編集だったわけですが、30年以上を経た2014年になって完全版マスターが流出。当店でも『DEFINITIVE WORKS LIVE 1977(の一部)』として大定番となってきました。本作も同様の完全版サウンドボードなのですが、さらに近年になって登場したアップグレード・マスターなのです!
前回盤『DEFINITIVE WORKS LIVE 1977』から「超極上」「完全オフィシャル級」と大絶賛を受けましたし、体験された方なら「あれ以上、どうアップグレードするのか?」と疑問に思われるでしょうが、本作は実際に上回ってしまった。その違いは「鳴りの美しさ」。従来マスターは超極上ではあるものの、よくよく聴くとなりに歪みがあり、特に高周波(15kHz以上)で極端に帯域落ちしていたのです。これはデジタル圧縮で起こりがちな劣化。10年前に発掘された完全版マスターは、どうやら流通過程のどこかでmp3か何かに変換されたようなのです。それに対して、今回の新マスターはこの劣化がほとんどないのです。
★「1977年11月18日ホイーリング公演」の超極上ステレオ・サウンドボード録音。FM放送も有名な伝統サウンドボードの完全版で、デジタル圧縮の痕跡が顕著だった従来マスターよりも遙かに美しいアップグレード・マスター。「Tank」「Nut Rocker」「Show Me The Way To Go Home」等々、未放送の名曲群も山盛りなフルショウを楽しめる “WORKS Tour”の絶対作です。