楽曲の殆どはCedricとVictorのCaldwell兄弟が手掛けている。BebeやCece Winans周辺で名前を見ることのできるプロデューサーたちだ。 表題曲(1)からしてパイプオルガン的サウンドと、クワイヤ風の女性バックボーカルが絡むスタンダードな作品。基本はこの雰囲気がアルバムを包む。(2)"Have A Talk With God"はStevie Wonderのカヴァーで、他のカヴァーも見ていくと、(4)"Put A Little Love In Your Heart"はアル・グリーンもカヴァーしていたJackie DeShannonの有名曲、ビリー・プレストンがピアノを演奏する(8)"I'd Trade A Lifetime"は60年代から歌われていたゴスペルナンバー。 (3)"A Love Shared"はBrandyのデュエット。これぞデュエットという型にはまったバラード、ラストにKirk Whalumのサックスソロがある。 オススメは中盤。シンプルながら曲の構成が素晴らしいバラード(5)"I'm Gonna Make It"、The Williams BrothersのMelvinとDouglasが書いた主役の歌力が引き出された(6)"No Limit"なんかは、R&Bファンであれば熱くなれるはずだ。 (7)"Have Thine Own Way"にはRay Jだけでなく恐らくWillieの父親も参加。この曲を聞くと、Ray Jと父の声は少し似ていることが分かる。
Bout It
コアなR&BファンならNorwoodという姓でピンとくる人もいるかもしれないが、主役はBrandyとRay Jの父親である。
彼は地元ミシシッピでThe Composersというグループに所属し、1970年代から音楽活動を行っていたらしく、娘と息子の独り立ちを見届けて晴れてアルバムデビューを果たした流れだ。かつては世俗曲を歌っていたようだが、本作はゴスペルアルバムである。
本作は超メジャーレーベルAtlanticからリリースされており、子供二人も参加しているという微妙に豪華な仕上がり。子供の七光りといったところ。
ゴスペルチャート最高13位。2010年に再発されている。
楽曲の殆どはCedricとVictorのCaldwell兄弟が手掛けている。BebeやCece Winans周辺で名前を見ることのできるプロデューサーたちだ。
表題曲(1)からしてパイプオルガン的サウンドと、クワイヤ風の女性バックボーカルが絡むスタンダードな作品。基本はこの雰囲気がアルバムを包む。(2)"Have A Talk With God"はStevie Wonderのカヴァーで、他のカヴァーも見ていくと、(4)"Put A Little Love In Your Heart"はアル・グリーンもカヴァーしていたJackie DeShannonの有名曲、ビリー・プレストンがピアノを演奏する(8)"I'd Trade A Lifetime"は60年代から歌われていたゴスペルナンバー。
(3)"A Love Shared"はBrandyのデュエット。これぞデュエットという型にはまったバラード、ラストにKirk Whalumのサックスソロがある。
オススメは中盤。シンプルながら曲の構成が素晴らしいバラード(5)"I'm Gonna Make It"、The Williams BrothersのMelvinとDouglasが書いた主役の歌力が引き出された(6)"No Limit"なんかは、R&Bファンであれば熱くなれるはずだ。
(7)"Have Thine Own Way"にはRay Jだけでなく恐らくWillieの父親も参加。この曲を聞くと、Ray Jと父の声は少し似ていることが分かる。