今江祥智ほか/国際リレー探偵小説『オレンジ色のねこの秘密』(講談社)

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今江祥智ほか/国際リレー探偵小説『オレンジ色のねこの秘密』(講談社)

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    開始日時 2023.12.05(火)15:21
    終了日時 2023.12.10(日)22:16
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商品説明

講談社〈世界の児童文学名作シリーズ〉。1971年刊、初版(函付き)。函の表面に少スレ・傷、背の端に少ヨレ。両表紙の端にそばかす状の茶ジミ、背表紙に強いヤケ(画像3参照。光線の加減で白く写っていますが、実際にはもう少し茶ばみがあります)。函・表紙・本体ともに経年のシミ・汚れがかなりあり。後ろの遊び紙に値札のはがしあと。装丁:安野光雅、函絵・カラー口絵(カラー口絵の絵の構図と脇の文章に、最終章のネタばれが含まれているので、要注意!)・挿絵:山藤章二

【内容紹介】
「『オレンジ色のねこの秘密』は、十か国十人の児童文学作家の協力によって書かれた、児童向き『国際リレー探偵小説』です」(塩谷太郎「この物語について」より)
「二番めを書くとき、わたしは、よし、それなら二回めで登場人物たちを消してしまってやれ、と思い、実行しました」(今江祥智「いきさつ——ごあいさつにかえて」より)

画家を母親にもつ小学二年生のダビッドは、アトリエが大のお気に入りで、留守番をするときにはたいがいそこにいて、母親の絵をながめて過ごしている。いままさに子どもをさらっていこうとしているギャング団が乗っている可能性のある、どこか遠くのほうへ走っていく自動車の見えている道の絵、探偵とおぼしき、チェックの服を着て、みじかいパイプをくわえた男の絵、クララおばさんと名づけた、白い服を着た貴婦人の絵、黄色い花とべたべたポスターをはりつけた板べいの絵、なかでもいちばんのお気に入りは、みょうにきらきらした緑色の目をした、オレンジ色のねこの描かれた絵であった。この日もアトリエでそれらの絵をながめながら留守番をしていたところ、夕闇があたりにたちこめたあとに異変が次々と起こる。突然エンジンのうなる音がしたかと思うと、自動車のタイヤのきしりがあたりの静けさを破り、道の絵のなかの黒い自動車が走り去っていき、やがて地平線の向こうに消えていった。見れば、道の絵のなかの自動車が消え失せており、ダビッドがそのことを考えこんでいると、今度は、どことなくシャーロック・ホームズ風のチェックの服の男(画像6参照)が額縁のなかからおりて、話しかけてくる。男はからっぽになった道をさし示しながら、「あいつがすがたをくらますことは、わかっていたんだ」といったあと、ある医者の電話番号にかけてほしいとダビッドに頼んでくる。電話をかけてアトリエに戻ってくると、ひじかけ椅子のそばに、やはり絵から抜け出したクララおばさんが立っていて、チェック服の探偵と娘のインゲについて話し合っていた。ダビッドと同い年の、七歳になる娘で、生まれてからまだ一度も口をきいたことも、笑ったことも泣いたことも、怒った顔をしたこともないという。ほどなくして、電話を受けたふとっちょの医者(画像6参照)がやってくる。医者は板べいの絵を穴のあくほど見つめ、「あの板べいのうしろにはなにがあるのかね」と訊いてくるが、ダビッドには答えようがなかった。やがて絵のなかの道に濃い藍色の自動車がやってくると、探偵と医者はそれにどっかりと座りこにみ、車はふたりを乗せて地平線に消えていく。しばらくすると、板べいの絵の上に突風が起こり、木の葉の間にっていた一枚の紙が、絵のなかからアトリエのまんなかへと落ちてくる。それにはなにも書かれていなかったが、ふいに絵のなかから飛び出してきたオレンジ色のねこがそれをくわえて稲妻のような速さでアトリエをつっきり(画像8参照)、板べいを飛びこして、その後ろへと消え去る。それを目にしたクララおばさんは、そのねこにまつわる話を語り始める。
しゃべれない愛娘のインゲを医者に見せたところ、病気が原因ではなく、魔法にかけられているという診断がくだり、魔法使いのところに行くよう、アドバイスを受ける。そのアドバイスにしたがって、魔法使いのマジツキーの黒い家に向かったところ、部屋の隅にオレンジ色のねこが座っていた。マジツキーになにもかもよくしてあげるからといわれ、クララおばさんは娘をひと晩、預けるが、マジツキーは娘のインゲを連れたまま、黒い家とオレンジ色のねこごと消え失せてしまった。それ以来、娘のゆくえを捜しているものの、いっこうに見つからず、かろうじてオレンジ色のねこが絵のなかにいるのをつきとめた。いまは、探偵とふとったお医者さんが娘を捜す手伝いをしてくれると、期待しているのだという。
このあたりまでが物語の導入部にあたる第1章「クララおばさんの悲しい物語」での展開で、それに続く今江祥智による第2章「オレンジ色のねこがいっぱい」では、デビッドとクララおばさんの前に、くり色の髪をした、画家の卵の女の子(空色嬢)が現れ、ダビッドに頼まれて、からっぽになった道の絵にピンクの自動車を描き出す。すると、三人はそれに乗って、絵のなかの道を走り、探偵とふとった医者の乗っている車を追っていく。一方の探偵のほうも、「むかしから、名探偵は足で勝負する。われわれも一歩一歩、目的に近づくってわけですよ」と、追跡を続けていく。
ところが、世にもおそろしい裁判(第5章/画像7参照)でとんでもない判決がくだされ、探偵とクララおばさんは絵のなかに封じこまれてしまう。その状況を受け、ダビッドはふとった医者(「わしはただ同情心から、この事件に首をつっこんだ」)とふたりで、魔法にかけられたインゲの事件解決の鍵を握る、黒い家とともに消えたマジツキーと、白い紙をくわえていったオレンジ色のねこのゆくえを追う。そうこうするうちに、絵のなかの探偵のモデルになった実在の人物が見つかり、その意外な素性が明らかになると共に、「わたしが探偵でないって、どうしてわかるんです」と本人が主張するように、強力な味方になってくれる。
十か国十人の作者による、ぜいたくなリレー長編という性質上、やや話の流れに整合性の欠ける部分のあるのはしかたないが、いい意味で、先の展開の読めない展開はすこぶる魅力的で、結末もまずまず満足のいくものに仕上がっている。児童書ならではの、探偵小説とファンタジーと冒険小説とが渾然一体となったプロットも魅力的で、物語が終結したあとのさらなる頁もアイディア賞もの。ミステリ的な観点でいえば、魔法の存在する絵のなかの世界とダビッドらの住む現実世界とが交錯する、いまでいうなら〈特殊設定ミステリ〉の範疇に入るもので、黒い家の消失にも〈特殊設定ミステリ〉ならではのトリックがからんでいたことが最終章にいたって判明する。同じく最終章には、オレンジ色のねこのふるまいに関するちょっとした驚きも用意されており、全編のいたるところに挿入されている山藤章二の挿絵も物語の興趣を盛りあげてくれる

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