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遅刻魔――あんなに約束の時間にいい加減な人も珍しかった。嘘つき――大きな嘘も上手だったが、とりあえずの小細工もうまかった。泥棒――どこを探してもあの人からもらったものなど出てきはしない。奪られてばかりいた。20年のパートナーなればこその知られざる“向田邦子の素顔”をはじめて明かす。
誰も知らなかった向田邦子
もしかしたら私は、これだけの紙数を費やして、あの人の不幸について書いてきたのかもしれない。
向田さんには、実際の人生で、自分が主婦として坐っている茶の間を半分諦めているような節があった。だから、あんなに温(ぬく)い茶の間が書けたのかもしれない。自分には多分やって来ないと思っていたから、花一輪の幸せをみごとに描けたのかもしれない。向田さんにとって、幸せを書くことはきっと寂しい仕事だったに違いない。1つの幸せを書きおえてペンを原稿用紙の上に投げ出し、ぼんやり爪を噛んでいる顔が見えるようである。――(本文より)
遅刻
財布の紐
漱石
名前の匂い
爪
昔の大将
春が来た
私立向田図書館
ゆうべの残り
おしゃれ泥棒〔ほか〕
レビューより
文章が非常に上手い。
細部まで緻密で、シッカリしていて分かり易すく、素晴らしい文章だ。
向田邦子さんが、仕事をしながら、仕事の間に、ふと見せる女らしさ、可愛らしさ、愛おしさを、多くの人が指摘している「艶っぽい」文章で綴られている。
二十年も「触れもせで」、だけど、これだけ大切に想われて。向田さんは天国で「やぁね、そんなに言いふらすことないじゃないの」とニコニコと言っているのか。久世さんは、「しばらくしたら、そっちに行くから。文句はそのとき聞くよ」と思っておられたのか。
報道から想像すると、久世さんの最期は比較的苦しみの少ないものであったろうかと思う。向田さんの最期も一瞬だった。おふたりが今頃どんな会話をかわしておられるのか、もはや知るすべはない。
この本は向田邦子と長年いっしょに過ごした久世氏が、彼女の魅力について極めて私的に、その意味で余すところなく描ききった美しいエッセイだ。
久世光彦さんの書く文章は、短い書評ひとつにしても、どこか艶っぽくやるせないものが香り立つ感じがして私は好きなのだけれど、この本ほど妖しいまでの色香に満ちた文章もないのではないかと思った。