奥村隆（著） 『エリアス・暴力への問い』 初版 5000円～
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奥村隆（著） 『エリアス・暴力への問い』 初版 5000円～
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【商品】
勁草書房（発行）、2001年5月10日、第1版第1刷発行（初版）、373頁、3800円+税
ISBN4326652535
○帯より
なぜ人は暴力をふうるのか？
なぜ人は暴力を抑えるのか？
「文明化」の帰結を問い続けた社会学者ノルベルト・エリアス。その全体像を解明する。
○目次
はじめに
序章 暴力を問うための場所 1
ポーランドにふたつの町 ノルベルト・エリアスとはだれか 暴力に対する態度
第1章 「文明化された私」への問い――『文明化の射程』 25
「自己意識」から「ふるまい」へ――問いを準備する作業 「自己抑制」する人間――「礼儀作法」の歴史社会学 相互依存・国家・階級――「社会発生」の論理 「暴力」のある自画像――残された課題
第2章 個人の解体・社会の解体――方法論的考察 101
「個人」対「社会」の構図――『諸個人からなる社会』 「過程」と「関係態」の社会学――ホモ・クラウススへの批判
第3章 「脱文明化」と階級のハビトゥス――戦後の共同研究 147
エリアスの戦後――ふたつの「現実」 「インフォーマル化」の過程――オランダでの研究 スポーツ・暴力・労働者階級――イギリスでの研究
第4章 われわれの「理想」と「暴力」――『ドイツ人論』 211
ドイツ市民層のハビトゥス――「決闘を許された社会」 「われわれ理想」とその挫折――ヒューマニズムからナショナリズムへ 「暴力」の悪循環過程――ワイマール時代のテロリズム 世代・スティグマ・もうひとつの理想――戦後ドイツのテロリズム
第5章 「知識」という迂回路――知識とシンボルの社会学の構想 291
距離化・制御・社会の科学――『参加と距離化』 過程としての知識・過程としての人類――『シンボルの理論』
注／おわりに
○著者略歴より
奥村隆（おくむら・たかし）
1961年徳島県に生まれる。1984年東京大学文学部卒業。1990年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。東京大学文学部助手、千葉大学文学部講師を経て、現在千葉大学文学部助教授。専攻社会学。著書『社会学になにができるか』（編著、1997年、八千代出版）、『他者といる技法――コミュニケーションの社会学』（1998年、日本評論社）。
○状態
古本ですが状態は大変に良く新本同様です。書込みや折れはありません。天部に僅かな汚れ、カバー部に僅かな擦れ・汚れがあります。帯は切取り背扉裏に糊づけしてあります。エリアスを紹介し、「暴力」をどう捉え批判するかを検討する、奥村氏による論集――絶版状態にある本書をお譲り致します。
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