■禅の本質と人間の真理　久松真一, 西谷啓治=編　創文社●禅宗 形而上学 道元 ホワイトヘッド キルケゴール ユング 分析心理学 インド仏教

昭和44年初版発行　　創文社刊　　4, 2, 927, 30ページ　定価5,000円

●収録内容
絶対危機と復活 / 久松真一著有の問と絶対無 / 辻村公一著西洋形而上学の根拠と禅 : 一試論 / 白井成道著禅と自然 / 
上田泰治著道元の宗教的世界観とホワイトヘッドの形而上学的宇宙論 / 田中孝雄著キルケゴールと道元における同時性の問題 : 「キリストとの同時性」と「同時成道」 / 
東専一郎著不滅と不生 / 川崎幸夫著キリスト教と無の思想 / 武藤一雄著ユングの分析的心理学と禅 / 加藤清, 辻村公一著禅と精神病理学的諸現象 : 共同討議 / 
池長澄, 是恒高保, 平田高士著禅とインド仏教 / 服部正明著仏教における「心」の概念 / 上田義文著禅における心性と性起 / 高峯了州著禅の行の実際と理論 / 
平田高士著禅と親鸞の顕浄土真実 / 常盤義伸著不生と往生 : 道元と親鸞における死の自覚 / 阿部正雄著老荘の自然と禅 / 
村上嘉実著禅の無心と荘子の無心 / 福永光司著坐禅と坐忘について / 藤吉慈海著禅と中世初期歌論 / 北山正迪著禅における「法」と「人」 / 西谷啓治著


●久松 真一 (ひさまつ しんいち、1889-1990)　哲学者・仏教学者。
旧姓は大野。号は抱石庵。京都帝国大学文科大学哲学科に入学し、西田幾多郎の哲学、鈴木大拙の禅学に影響を受け、東洋哲学、仏教、日本思想を研究。
臨済宗大学（現・花園大学）教授、龍谷大学教授、京都大学教授、京都市立美術大学教授、FAS協会代表などを歴任。　
著書に『東洋的無』、『禅と美術』、『久松真一著作集』全8巻、『久松真一仏教講義』全4巻など。

●西谷 啓治 (にしたに けいじ、1900-1990)　哲学者。専門は宗教哲学。京都学派。京都大学名誉教授。文化功労者。石川県鳳珠郡能登町生まれ。　
若くして同郷出身の西田幾多郎の『思索と体験』に出会い、後に京都帝国大学文学部哲学科に入り、西田幾多郎に師事します。
1943年より京都帝国大学教授。「近代の超克」に参加。　戦後は公職追放にあい、京都大学を辞職しますが、解除後に京都大学教授に復帰し、退任後は大谷大学教授。　
ドイツ神秘主義などを研究しますが、後半生は禅仏教に傾倒。宗教哲学以外の分野においても、芭蕉、寒山詩やトルストイ、リルケに関する考察や随筆も多く残しています。
　高坂正顕、高山岩男、鈴木成高と共に「京都学派四天王」と呼ばれ、出生地に「西谷啓治記念館」があります。　
著書に『アリストテレス論攷』『正法眼蔵講話』 など。






■コンディション

函にヤケ・小傷み、函の内側に後付クリアカバーの剥がし跡が有ります。
本体は特に問題は有りません。


■送料：全国一律520円
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