長年のパートナー、ケニー・ドリューに捧げられた作品で、ピアノにはリニー・ロスネスを起用している。全体がケニー・ドリューへのレクイエムのように響く本作。ペデルセンの音色も温かみを増しており、リニー・ロスネスの優雅でありつつも硬質なピアノとの対比も興味深い。その名もずばり「KENNY」という曲の美しい旋律に引き込まれた後の「SOMEDAY MY PRINCE WILL COME」が凄い! ミディアムアップの3拍子の中展開される先発ソロで高速フレーズを連発、しかもその流れるような音形の美しさ!上昇下降を繰り返す美しいフレージングは譜面にしても非常に理路整然とした音符の繋がりをみせている。後期ペデルセン随一の名演といえる。
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Niels-Henning rsted Pedersen Trio Featuring Renee Rosnes Friends Forever