レッド・ツェッペリン解散後、積極的にソロ・アルバムをリリースし、ツアーを行うロバート・プラント。1993年にリリースする6thアルバム『フェイト・オブ・ネーションズ(原題:Fate of Nations)』には同じマネージメントに所属していた元イット・バイツのギタリスト/ヴォーカリストのフランシス・ダナリーが参加する。そしてこのアルバム・リリースに伴うツアーにもリード・ギタリストとしても参加、北米~ヨーロッパを廻り100回以上のコンサートを行う。その中で7月2日のモントルー・ジャズ・フェスティヴァルのメイン・アクトとして出演した模様はテレビ番組用として収録され、全世界で放送される。今回放送用のオーディオ・マスターの発見に伴い、最良のリマスタリングが施されてのリリースとなる。当日のセット・リストはアンコールを含めて全14曲だが、テレビ番組の放送時間の関係からそのうちの9曲が収録されている。フランシス・ダナリーというテクニカルなギタリストの参加により、ライヴ・パフォーマンスはより迫力のあるものとなり、これまでのロバート・プラントのライヴとは一味異なるだけに貴重なアーカイヴである。ボーナス・トラックとして同年のグラストンベリー・フェスティヴァル出演時のパフォーマンスを5曲追加収録。