長岡鉄男氏考案『無指向性行燈スピーカー&スワン』10cm×4 安倍晴明五芒星型305cmバックロードホーン 4Ω 200W デュアルバナナプラグ対応

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    メーカー・ブランド FOSTEX
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    開始価格 9,800 円(税 0 円)
    開始日時 2023.10.29(日)22:40
    終了日時 2023.11.05(日)22:40
    オークションID u1110201422
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商品説明

長岡鉄男氏1970年刊の『マイ・ステレオ作戦』に載っていた無指向性行燈スピーカーを作ってみました。第48作目です。学生の頃から作りたいと考えていましたが、接合部の難易度が高く、ずっと躊躇してきましたが、コロナ禍でようやくその気になりました。サイズ的には低音が期待出来ないので、支えの部分を筒状にして、前作に続きバックロードホーンのスワンタイプにしました。流石に20作目を超えてからは、以前の製作で感じた問題点など幾つも解決し、完成度が上がってきてます。


実はその気になったのは、安倍晴明神社で貰った五芒星が描かれた木製の鳴り物を見ているうちに思い立っちました。図面にトレースして、枠作りをしたのが最初です。五芒星の魔除けのパワーも込められています!?


下部の構造は、中央に建築用紙筒(ボイド管)を奥まで差し込み、音道を前後に分割させて1往復半させ、更に合体して左右に分割させて往復させて、上の開口部から出します。

ボイド管の断面が44平方cmほど、昇る音道が前後合わせて48平方m、降る音道が48平方cm、昇る音道が51平方cm、そこからテーパー状態になり、降り切った音道が左右合わせて257平方cm、最後の開口部が450平方cmと、見事なホーンになっています。
内部のホーン長は2m、ボイド管と合わせたホーン長は3m近くになりました。

長岡氏はヴィクターの無指向性名器GB-1を真似て、フォステックスのFE83×4で設計したのですが、MDF合板で組んだ五角形の枠の上下を、10mm厚のMDFで塞ぎ、4面に10cmフルレンジ、正面にツィーターを配置しました。

ソニーのSS‐MX1と3から取り外した10cmフルレンジは、コーン紙が紙製、センターキャップも紙製、エッジは布製で劣化の心配はありません。マグネットは径74mm厚さ30mmの防磁型、インピーダンス4Ω、最大入力は50Wです。


パラレル接続とシリーズ接続を組み合わせ、システム・インピーダンスは4Ωです。


正面には、オンキョー製の25mmハードドーム・ツィーターを取り付けました。ダイヤフラムは樹脂製、マグネットは径40mm厚さ7mmと径32mm厚さ6mmのダブル・フェライト・マグネット、インピーダンス5.5Ω 最大入力20Wです。5.9μFを挟んでカットオフ周波数は3.4kHz辺りです。


フルレンジとターミナルの間はメーカー製のOFCケーブルで繋ぎ、デュアルバナナプラグ対応のスピーカーターミナルは金メッキ仕上げです。エンクロージャーの中央にボイド管が貫いていて定在波の心配がないので、吸音材は無しです。


試聴では、ペダルトーンで埋め尽くされているJ.S.バッハのペダル練習曲BWV598(手持のテストCD;トン・コープマン:1734年製ミュラー・オルガン;アムステルダム;最低音36Hz)を、見事なバランスで鳴らしました。この曲は勿論足鍵盤の練習用でもありますが、当時最高のオルガン・コンサルタントでもあったバッハが、すべてのパイプがちゃんと鳴っているかどうかのチェックをするための曲でもあり、スピーカーにとっては、低域に変なピークやディップがないかどうかのテストとしても使える便利な曲です。もちろん変なピークやディップはありません。


本格的試聴では、J.S.バッハの前奏曲とフーガハ短調BWV546(手持の最強テストCD;トン・コープマン:ミュラー製作オルガン1734;最低音32Hz)の最初のCのロングトーンは、かなりの大音量でもしっかりと鳴らし切りました。やはり当然のことですが、8cmクラスより一枚上手です。下部の構造のせいかもしれません。


バッハの最高傑作、前奏曲とフーガハ短調BWV548(手持のテストCD;トン・コープマン:1692年製シュニットガー・オルガン;フローニンゲン:最低音36Hz)の方は、更なる大音量でも、満足いく迫力で鳴らし切りました。


本領発揮はやはりオーケストラ!完全無指向性の音場の広がりは見事で、何処にスピーカーがあるのか、眼を閉じれば全くわかりません。


ボイド管は差込なので、更なる改造も自由です。当然180度回転自由なので、置き場所には困りません。発送は3分割して行います。


外観は濃い目のニス仕上げで概ねキレイです。重さ13.0kg、サイズは30×31×107cmです。

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