【初版】『 日本吟詠史入門 』藤昭三（松風）著 天風流天水会出版委員会 1977(昭和52)●平安朗詠から現在に至る吟詠の永い歴史 琵琶と剣舞
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【初版】『 日本吟詠史入門 』藤昭三（松風）著 天風流天水会出版委員会 1977(昭和52)●平安朗詠から現在に至る吟詠の永い歴史 琵琶と剣舞
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発 行：天風流天水会出版委員会
発売日：1977(昭和52)/4/1
サイズ：18.1 cm × 12.6 cm × 1 cm
【内容説明】
『 日本吟詠史入門 』藤昭三（松風）著
・まえがき
本書は、私の会の主催する吟詠研修会で、昭和四十九年から五十年の間、数回にわたり会員諸氏に講義したテープ録音を、若干の訂正を加えそのまま原稿にしたものです。
若干の訂正と言うことは、ほぼ原稿を脱稿した段階で、私が長年求めてやまなかった、愛媛の大野正一氏の日本で唯一の吟詠史「吟詠のあゆみ」（昭和四十一年発刊）が、幸い妻木正麟先生の格別なるご好意により、進呈されるに至り、多少の説明不足の部分をそれにより補充したと言うことです。
何にしろ平安朗詠から現在に至る吟詠の永い歴史と、三百万あるいは四百万を有する吟詠界の人脈を、完全に掌握することは困難きわまる仕事であり、本書に記されていない傑出した吟人、記事等に誤った見解等のあることは著者自身自ら認めるところであり、賢明なる読者諸氏のご指摘ご叱咤は覚悟の上であります。
尚本書では本文中吟詠家の人名はすべて敬称を氏に統一し、文章あるいは略歴等を無断で引用させていただいたことを深くお詫びするとともに、本書（講義）のためにご多忙にもかかわらず、貴重なる資料と敷励をお与え下さった、左記の全国各地の諸先生はじめ吟友に、衷心より厚く感謝とお礼の意を表する次第であります。
・目次
まえがき
第一章 吟詠について
一、吟詠の意義
二、吟詠と日本音楽
第二章 日本音楽の概略
一、古代歌謡と朗詠
二、中世の芸能
三、江戸時代
四、明治以降
第三章 吟詠の歴史
一、吟詠の萌芽期（書生節と勤王節）
二、吟詠のふるさと九州（肥後流と淡窓流）
三、琵琶と剣舞
四、成熟期（戦前の吟詠界）
五、隆盛期（戦後から現代まで／輝やかしき女流吟詠家／放送とレコード界）
むすび
＊主要吟詠団体及び役員氏名
一、財団法人 日本吟剣詩舞振興会
二、日本吟詠総連盟
三、日本詩道家協会四、全国朗吟文化協会
＊私の雑記帳から
一、故本岳謙先生をう
二、吟詠コンクールの功罪
三、吟詠の学科試験の意義について
四、鈴木吟亮、本橋猛夫両先生の死去を悼む
五、野上錦水先生のご好意
あとがき
・著者略歴
昭和13年5月茨城県常陸太田市に生る。
吟詠を天風流宗家、根本天風氏に師事。第7回東日本コンクール第2回日総連全国吟詠コンクールその他に入賞。
「茨城吟道まつり」の台本を担当「文武の水戸」「日本のあけぼの」「城」その他がある。
茨城吟詠剣詩舞総連盟審査員
日本詩道家協会理事
クラウンレコード専属
天風流茨城県本部会長
茨城文芸協会々員
【状態】
表紙等に薄スレ、小キズ、ヤケ、シミ僅かな折れ等のイタミが多少ありますが、問題なく読めます。
古本としては標準的な状態だと思います。
よろしくお願いします。
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