【北欧電子音楽】Mats Lindstrom & Soren Runolf / A Wonder Of Beauty And Efficiency / CD / Fylkingen Records / FYCD 1005

フィルキンゲンは、主に実践的なアーティストで構成され、新しい音楽とインターメディアアートの制作と普及に専念する団体である。

1933年に室内楽協会として設立されて以来、フィルキンゲンは実験的で新しい、確立されていない現代芸術の形態に取り組んできた。スウェーデンで最初の電子音響音楽のコンサートは、1950年代初頭にフィルキンゲンが企画したもので、1960年代には、ハプニング、ミュージカル・シアター、テキスト・サウンド・コンポジションが、協会のプログラムで目立つようになり、さらに先鋭化が進んだ。

Mats Lindstrom & Soren Runolf / A Wonder Of Beauty And Efficiency / CD / Fylkingen Records / FYCD 1005

マッツ・リンドストロムは1960年スウェーデン生まれ。作曲家、音楽家として活動し、しばしばライブ・エレクトロニクスを取り入れる。
エレクトロニクス産業の技術者としての経歴を持ち、ユニークな電子楽器を製作している。音楽を補完するものとして、インターメディア、舞台美術、ビジュアル・アートを用いることが多く、演劇やダンスのための音楽も手がけている。80年代からフィルキンゲン・ソサエティ（ニューミュージックとインターメディアのための協会）のメンバー。1992年から95年までフィルキンゲン・ソサエティのプロデューサー、1998年から2000年まで会長を務めた。2002年から2003年にかけては、ストックホルム・ニューミュージック・フェスティバルのコーディネーターを務めた。2004年、ストックホルムのエレクトロン・ミュジーク・スタディオン（EMS）のスタジオ・ディレクターに就任。

ソーレン・ルノルフは1954年スウェーデン、ストックホルム生まれ。
スウェーデンの即興グループLokomotiv KonkretとToo Much Too Soon Orchestraに参加。チェロとエレキギターを演奏。現在は、演劇やダンスのマルチメディア・プロジェクトの作曲家として活動している。

1        Nar Go ken Gol
2        Truth Is Stranger Than Fiction
3        A Short Instruction!
4        Gloomy Premonition
5        Equally Divided
6        Zeit Heilt Ein Bisschen, Aber Vergessen Kann Man Nicht
7        Bisel
8        Stay Tuned
9        The Society Could Be Transformed
10        Hel Och Ren
11        Sno anglar
12        A Moment Of Silence
13        Mass / Movement / Mind
14        The First Duty Of Art

    Composed By, Performer, Recorded By, Mixed By, Edited By [Digitally], Electronics [Live] Mats Lindstro m, So ren Runolf
    Design [Graphic Design] Jonas Mattsson
    Executive-producer CM Von Hausswolff
    Photography By Henry Runolf, Lindstro m

1994年、フィルキンゲンとEMSで作曲、演奏、録音、ミキシング、デジタル編集。
リンドストレムとルノルフはライブの電子機器を使用。
スウェーデンの音楽情報センターから48kHzのコンサート・バージョンが入手できる。

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