この録音を敢行したのは昨今気鋭の名テーパーDaspyknows氏。 彼といえばもうMK4と想起出来るくらいMK4の使い手として知られていますし、その愛機で様々なアーティストの特級録音を発表し続けて非公式音源ファンを日々ワクワクさせてくれています。そんな彼の最新録音がこの本作・6月10日のオークランド公演なのですが、今回驚くのはその録音位置でしょう。ネットアップされた情報には "section B row 28 2 seats off dead center"となっており、これを実際の会場オラクル・アリーナのHPにある座席表で確認するとこうなります。(↓会場座席表リンク先です)
これほどの録音位置の優位性とマイクの優位性が重なると、サウンドに優位性が備わっていない筈がありません。 しかもDaspyknows氏はこの日、冒頭「Speak to Me」を演奏開始前から何と15分間(!!!)も収録しており、オープニングBGMが始まるレアな瞬間も含めた当日の演奏開始前の様子までも暫く聞き続けることが出来るのです。 注目したいのはアリーナど真ん中なのに近くで喋っている声が無く、録音機周辺がかなり静かなところに場内のザワザワした音が超鮮明に届いている事でしょう。アリーナなのに殆ど遮るものが無い "section B row 28 2 seats off dead center" というポジションの優位性が、まず周囲の音でじっくり確認出来るわけです。 6分21秒から女性ハーモニーによるオープニングBGMが麗しい超鮮明サウンドで現れ、録音機のある位置に届く音が立体的に理解・確認出来るのも面白い特徴でしょう。目を見張る驚きが襲ってくるのはショウ導入が始まる12分42秒付近からで、まず波の音が押し寄せてくるのですが、左右から襲ってくるそのステレオ・サラウンド感は真に驚異であり、クアドロフォニックによる音の立体感が完璧に掴めるベスト・オブ・ベストの録音位置である事を実感出来るのです。 こうした末にいよいよ登場する「Breathe」の極上感は言葉にならないほどの質の高さに溢れており、スピーカーから出る音を鷲掴みしまくったそのサウンドに卒倒確実でしょう。
「Time」冒頭の時計の海のシーンも音の浮遊感が抜群で、恐らく後方・左右にあると思われるスピーカーの音を同時に拾っている事でタムの回り込む音が立体的に現れる音像に驚かされます。アンサンブル、特にリズムの弾力感もよく出ており、ロジャーの声も近く鮮明な為に肉厚で鮮明で力強い中音域の魅力もお愉しみ戴けるでしょう。 「The Great Gig in the Sky」はよく聴くと、恐らく場内ではジェスとホーリー各人で別のライン(=別のスピーカー)で歌声が出ているらしい事も分かるのですが、その声の分離感・サラウンド感も抜群で、伸びのある高音域が全くブレずに出てくる事もトピックとなっています。 同様に「Welcome to the Machine」も導入のシンセサイザーによるリズム音が左右交互に出ている様子をバッチリ掴んでおり、その超鮮明なサラウンド感にびっくりされる筈です。ダイナミック・レンジの幅と広がりも良く感じられ、中盤で出てくるシンセサイザーの太い音色(※これもまた鮮やかです!!)が空間を乱舞する様子や時折り出てくる女性ハーモニーも完璧に拾い尽くしており、ポジションとマイク性能の良さを満喫出来るでしょう。 「When We Were Young」も知を震わせる響きが麗しく、その静寂と底知れない余裕を感じさせるダイナミック・レンジが聴く者の感性と魂を鷲掴みにしますし、「The Last Refugee」の後半で展開する、まるで未知の領域を探る様なロジャーと女性ハーモニーのブレンド感もシンプルで力強い響きで出ており、これも録音力の高さが漲る音像です。 「Picture That」で小音量でも豊かな響きが得られるほど濃密なサウンドで、途中で連続するアタック音もマッシヴな量感があり、凡庸なマイク録音とは一線を画す高品位な聴き応えを残します。 「The Happiest Days of Our Lives」から続くTHE WALLの3曲ではサウンドのスケール感があり、場所とマイクの優位性が作り出すプレゼンス豊かな収録音に改めて驚かされるシーンが連発します。音の粒立ちも最高で、ギター・カッティングの抜け具合や中音域に集まるアンサンブルも細かいところまで追える超解像サウンドに誰もが仰天確実でしょう。
「Dogs」ではバタバタとするリズムの運動性と旋律線の艶やかな響きが理想的な融合を見せています。途中で2回入るギターの鳴き具合、そして歌声にも突き抜ける高音域の冴えがあり、中盤で恐らくやっているであろう" お茶会 "のシーンも減衰・増幅する場内の微妙なホール・トーンを完璧に掴み取っています。 「Pigs (Three Different Ones)」もそのダイナミック・サウンドのスケール感が間近で聴き進められる好シーンで、ここでは低音域がボコボコ・ズシズシと量感鮮明に飛び出してくる音像に圧倒されます。一方で高音域の抜けも良く、芯の入ったギターの音色やシンセの歪んだ音色、そしてこれに負けないくらいベースの動きが完璧に追えるワイドスケールのサウンドとなっていて、各楽器と肉声それぞれが素晴らしいバランスで息衝いているのです。 「Money」は導入のレジスター音に追加された人の声のコラージュもその音の浮遊感と音の回り具合がばっちり録れており、濃密な音情報の海に圧倒されること確実です。量感溢れるサックスのパルシヴな高音と暴れまくるギターの対比も他の録音では感じ取れない音の眩しさが備わっており、大きな聴きどころとなっています。 「Us and Them」もノスタルジックなオルガンの音色が場内に滲み出す姿を色彩感豊かな濃密サウンドで捉えており、ピアノのクリスタルな響きとサックス、そしてバックアップ・コーラスによる装飾音の華やかさと音艶にも打ちのめされること確実でしょう。 「Brain Damage」から「Eclipse」へ向かう流れも音の高性能振りが半端ではなく、そのメガ・クリスタルな響きがじんわり体内に滲んでゆく悦びに浸れますし、ここは凡庸なマイク録音とは明らかに異質の聴き応えを残している事にも気付かれる筈です。 「Bring the Boys Back Home」の残響音の残り具合や音の伸び、そして圧倒的な透明度も強烈ですし、「Comfortably Numb」も MK4 が記録した鮮やか過ぎるサウンドと各楽器の高い分離感によって聴く者の感性を更に高く・遠くへ飛ばしてくれるのです。
Disc 1 1. Speak To Me 2. Breathe 3. One Of These Days 4. Time 5. Breathe (Reprise) 6. The Great Gig In the Sky 7. Welcome To The Machine 8. When We Were Young 9. Deja Vu 10. The Last Refugee 11. Picture That 12. Wish You Were Here 13. The Happiest Days Of Our Lives 14. Another Brick In The Wall (Part 2) 15. Another Brick In The Wall (Part 3)
Disc 2 1. Battersea Rises SFX 2. Dogs 3. Pigs (Three Different Ones) 4. Money 5. Us And Them 6. Smell The Roses 7. Brain Damage 8. Eclipse 9. Band Introductions 10. Vera 11. Bring The Boys Back Home 12. Comfortably Numb
【Special Bonus DVD】
ROGER WATERS ★ Oakland 2017 The Video
“US + THEM TOUR”が生んだ新たなる大傑作『OAKLAND 2017』。 そのサウンドが素晴らしいほど、その向こう側に広がる“光景”も気になるもの。そこで、そのボーナスには当日のオーディエンス映像集をご用意しました。 本作はライヴ後に噴出したさまざまなオーディエンス・ショットを精査、組み合わせたもの。 おおよそ5台のカメラを駆使し、ショウの大半を再現いたしました。“大半”ということは“フル”ではない。4曲「When We Were Young」「Deja Vu」「The Last Refugee」「Us and Them」が未収録の不完全版です。誰でもカンタンに撮影できる現代では、無数の細切れ映像が登場するわけですが、その1つひとつは撮影者が「この曲を残したい!」と思ったときにだけ撮影される。そのため、どうしても PINK FLOYDナンバーに偏ってしまい、新曲は少なくなりがちなのです。そして、撮影者が少ない曲は、クオリティのピラミッドも小さくなり、自然と頂点も低くなる。もちろん、何でもかんでも構わず収録すれば完全版映像も不可能ではないのですが、本作はあくまでも「クオリティ」にこだわり、心ゆくまでショウに没入できる完成度を優先。強力な映像のみで構成いたしました。 それだけに、本作のクオリティは特級。5台のカメラを駆使しているため、ポジションや視点をひと口に「○○だ!」と言い切ることは出来ないのですが、通して変わらないのは「画質」。いずれも厳選に厳選を重ねただけはある美麗映像なのです。そして、もう1つのポイントはスクリーン。すでに幾つもの映像作品でレポートしてきましたが、腕の良い撮影者ほど見どころを直写したがるもの。しかし、本作ではあえてスクリーン主体の映像をセレクトしており、多彩な映像演出がたっぷりと目撃できる仕上がりにいたしました。数々のCGや舞い狂うレーザー光線、巨大なバタシー発電所、降り注ぐ紙吹雪……。 これまでの映像でも確認できたシーンですが、それが遠景中心の巨大感で迫る。その鮮明な画質も併せ、できる限り大画面でご覧頂きたい一大絵巻なのです。
1. Speak To Me 2. Breathe 3. One Of These Days 4. Time 5. Breathe (Reprise) 6. The Great Gig In The Sky 7. Welcome To The Machine 8. Picture That 9. Wish You Were Here 10. The Happiest Days Of Our Lives - Another Brick In The Wall (Part 2) 11. Another Brick In The Wall (Part 3) 12. Battersea Rises SFX 13. Dogs 14. Pigs (Three Different Ones) 15. Money 16. Smell The Roses 17. Brain Damage 18. Eclipse 19. Band Introductions 20. Vera 21. Bring The Boys Back Home 22. Comfortably Numb
このところ次々とリリースされる最新音源をつまみ聴くだけでもその凄みが実感出来ますが、いよいよここにきて真打登場となるタイトルが今週末リリースされます!!
ところで、考えてみたことはあるでしょうか。ツアーが始まり、確かにここ数週間で音の良いタイトルは出てきたけれども、果たしてそれはロジャーが意図するサウンドだろうか、と。音質が優れているのとアーティストが意図する音とは必ずしもマッチしない訳ですが、しかし或る特定の位置で聴く音に関してはアーティストが「ウン、これさ」と思うものもある筈です。例えばロジャーとてサウンドチェックで場内を歩き回り、或る特定の位置で立ち止まって音を出して貰い、その場所で実際に届く音をチェックしている筈ですが、そのひとつに確実にある地点がアリーナのド真ん中で響く音だろうと思います。何故ならそこは四方から発されるクアドロフォニックが一番バランス良く届いて聴こえる地点であり、その会場で音の響きや音像調整を考える時の基準にもなる地点ですから、ロジャーとてこれを考慮しない筈がありません。ではもしそこに、録音機があったらどうでしょう。そしてそれに最高峰の超高性能カプセルマイク、Schopes"MK4" が付いていたら?...そう、それを実体化させた超高性能サウンド・タイトルが、今週末に電撃登場するこのSigma最新作なのです!!
この録音を敢行したのは昨今気鋭の名テーパーDaspyknows氏。
彼といえばもうMK4と想起出来るくらいMK4の使い手として知られていますし、その愛機で様々なアーティストの特級録音を発表し続けて非公式音源ファンを日々ワクワクさせてくれています。そんな彼の最新録音がこの本作・6月10日のオークランド公演なのですが、今回驚くのはその録音位置でしょう。ネットアップされた情報には "section B row 28 2 seats off dead center"となっており、これを実際の会場オラクル・アリーナのHPにある座席表で確認するとこうなります。(↓会場座席表リンク先です)
http://www.oraclearena.com/venues-events/seating-charts
御覧の通りアリーナど真ん中の28列目、ミックスボードの真ん前、しかも一番人数が少ない(=録音の障害になる要素やリスクが少ない)セクションです。
またどこにスピーカーが配置されていても均等に音が届く位置であるため、そんな良い席が映画館の席みたいに故意にとれるものなのかと驚かされもしますが、しかしこれこそまさしく「ロジャーがこの会場で意図したサウンド・イメージを、最良の位置と現代最高峰のカプセルマイクで鷲掴みにするドリーム・サウンド」となっており、真のウルトラ・サウンドが実現しているのです!!
これほどの録音位置の優位性とマイクの優位性が重なると、サウンドに優位性が備わっていない筈がありません。
しかもDaspyknows氏はこの日、冒頭「Speak to Me」を演奏開始前から何と15分間(!!!)も収録しており、オープニングBGMが始まるレアな瞬間も含めた当日の演奏開始前の様子までも暫く聞き続けることが出来るのです。
注目したいのはアリーナど真ん中なのに近くで喋っている声が無く、録音機周辺がかなり静かなところに場内のザワザワした音が超鮮明に届いている事でしょう。アリーナなのに殆ど遮るものが無い "section B row 28 2 seats off dead center" というポジションの優位性が、まず周囲の音でじっくり確認出来るわけです。
6分21秒から女性ハーモニーによるオープニングBGMが麗しい超鮮明サウンドで現れ、録音機のある位置に届く音が立体的に理解・確認出来るのも面白い特徴でしょう。目を見張る驚きが襲ってくるのはショウ導入が始まる12分42秒付近からで、まず波の音が押し寄せてくるのですが、左右から襲ってくるそのステレオ・サラウンド感は真に驚異であり、クアドロフォニックによる音の立体感が完璧に掴めるベスト・オブ・ベストの録音位置である事を実感出来るのです。
こうした末にいよいよ登場する「Breathe」の極上感は言葉にならないほどの質の高さに溢れており、スピーカーから出る音を鷲掴みしまくったそのサウンドに卒倒確実でしょう。
「Time」冒頭の時計の海のシーンも音の浮遊感が抜群で、恐らく後方・左右にあると思われるスピーカーの音を同時に拾っている事でタムの回り込む音が立体的に現れる音像に驚かされます。アンサンブル、特にリズムの弾力感もよく出ており、ロジャーの声も近く鮮明な為に肉厚で鮮明で力強い中音域の魅力もお愉しみ戴けるでしょう。
「The Great Gig in the Sky」はよく聴くと、恐らく場内ではジェスとホーリー各人で別のライン(=別のスピーカー)で歌声が出ているらしい事も分かるのですが、その声の分離感・サラウンド感も抜群で、伸びのある高音域が全くブレずに出てくる事もトピックとなっています。
同様に「Welcome to the Machine」も導入のシンセサイザーによるリズム音が左右交互に出ている様子をバッチリ掴んでおり、その超鮮明なサラウンド感にびっくりされる筈です。ダイナミック・レンジの幅と広がりも良く感じられ、中盤で出てくるシンセサイザーの太い音色(※これもまた鮮やかです!!)が空間を乱舞する様子や時折り出てくる女性ハーモニーも完璧に拾い尽くしており、ポジションとマイク性能の良さを満喫出来るでしょう。
「When We Were Young」も知を震わせる響きが麗しく、その静寂と底知れない余裕を感じさせるダイナミック・レンジが聴く者の感性と魂を鷲掴みにしますし、「The Last Refugee」の後半で展開する、まるで未知の領域を探る様なロジャーと女性ハーモニーのブレンド感もシンプルで力強い響きで出ており、これも録音力の高さが漲る音像です。
「Picture That」で小音量でも豊かな響きが得られるほど濃密なサウンドで、途中で連続するアタック音もマッシヴな量感があり、凡庸なマイク録音とは一線を画す高品位な聴き応えを残します。
「The Happiest Days of Our Lives」から続くTHE WALLの3曲ではサウンドのスケール感があり、場所とマイクの優位性が作り出すプレゼンス豊かな収録音に改めて驚かされるシーンが連発します。音の粒立ちも最高で、ギター・カッティングの抜け具合や中音域に集まるアンサンブルも細かいところまで追える超解像サウンドに誰もが仰天確実でしょう。
「Dogs」ではバタバタとするリズムの運動性と旋律線の艶やかな響きが理想的な融合を見せています。途中で2回入るギターの鳴き具合、そして歌声にも突き抜ける高音域の冴えがあり、中盤で恐らくやっているであろう" お茶会 "のシーンも減衰・増幅する場内の微妙なホール・トーンを完璧に掴み取っています。
「Pigs (Three Different Ones)」もそのダイナミック・サウンドのスケール感が間近で聴き進められる好シーンで、ここでは低音域がボコボコ・ズシズシと量感鮮明に飛び出してくる音像に圧倒されます。一方で高音域の抜けも良く、芯の入ったギターの音色やシンセの歪んだ音色、そしてこれに負けないくらいベースの動きが完璧に追えるワイドスケールのサウンドとなっていて、各楽器と肉声それぞれが素晴らしいバランスで息衝いているのです。
「Money」は導入のレジスター音に追加された人の声のコラージュもその音の浮遊感と音の回り具合がばっちり録れており、濃密な音情報の海に圧倒されること確実です。量感溢れるサックスのパルシヴな高音と暴れまくるギターの対比も他の録音では感じ取れない音の眩しさが備わっており、大きな聴きどころとなっています。
「Us and Them」もノスタルジックなオルガンの音色が場内に滲み出す姿を色彩感豊かな濃密サウンドで捉えており、ピアノのクリスタルな響きとサックス、そしてバックアップ・コーラスによる装飾音の華やかさと音艶にも打ちのめされること確実でしょう。
「Brain Damage」から「Eclipse」へ向かう流れも音の高性能振りが半端ではなく、そのメガ・クリスタルな響きがじんわり体内に滲んでゆく悦びに浸れますし、ここは凡庸なマイク録音とは明らかに異質の聴き応えを残している事にも気付かれる筈です。
「Bring the Boys Back Home」の残響音の残り具合や音の伸び、そして圧倒的な透明度も強烈ですし、「Comfortably Numb」も MK4 が記録した鮮やか過ぎるサウンドと各楽器の高い分離感によって聴く者の感性を更に高く・遠くへ飛ばしてくれるのです。
高性能カプセルマイクMK4と、アリーナど真ん中の録音位置の優位性によって初めて体験出来るUS+THEM公演。考えてみれば私達は非公式音源を嗜む際、その会場のド真ん中・全ての音が等間隔でぶつかってくるサウンドで体験出来ているかと言えばそうではないケースの方が殆どではないでしょうか。もちろんその位置によって得られるアドヴァンテージ、例えば最前列フロント・ロウの録音はその音圧感がたまらないものですし、それはその位置でしか味わえないでしょう。でもそれは近くで観たい・聴きたい・体験したいというライブ感が出過ぎていて、アーティストが意図するサウンドとはちょっと違う筈です。ことにフロイド、ことにロジャーの楽曲の様に響きを重視するものと真正面から対峙する時、それは時に音楽的な妨げの要因にもなり得ます。それを全て正しい位置、最高峰のMK4マイクで体験する音の波動と陶酔に充ちたリアル・サウンドを、今週末は本作で是非とも御体験下さい。
ただ音が良いだけではない、頂点突き抜ける未知の興奮と感動があなたを打ち震わせること確実の、稀に見る超高性能タイトルです!!
1. Speak To Me
2. Breathe
3. One Of These Days
4. Time
5. Breathe (Reprise)
6. The Great Gig In the Sky
7. Welcome To The Machine
8. When We Were Young
9. Deja Vu
10. The Last Refugee
11. Picture That
12. Wish You Were Here
13. The Happiest Days Of Our Lives
14. Another Brick In The Wall (Part 2)
15. Another Brick In The Wall (Part 3)
Disc 2
1. Battersea Rises SFX
2. Dogs
3. Pigs (Three Different Ones)
4. Money
5. Us And Them
6. Smell The Roses
7. Brain Damage
8. Eclipse
9. Band Introductions
10. Vera
11. Bring The Boys Back Home
12. Comfortably Numb
そのサウンドが素晴らしいほど、その向こう側に広がる“光景”も気になるもの。そこで、そのボーナスには当日のオーディエンス映像集をご用意しました。
本作はライヴ後に噴出したさまざまなオーディエンス・ショットを精査、組み合わせたもの。
おおよそ5台のカメラを駆使し、ショウの大半を再現いたしました。“大半”ということは“フル”ではない。4曲「When We Were Young」「Deja Vu」「The Last Refugee」「Us and Them」が未収録の不完全版です。誰でもカンタンに撮影できる現代では、無数の細切れ映像が登場するわけですが、その1つひとつは撮影者が「この曲を残したい!」と思ったときにだけ撮影される。そのため、どうしても PINK FLOYDナンバーに偏ってしまい、新曲は少なくなりがちなのです。そして、撮影者が少ない曲は、クオリティのピラミッドも小さくなり、自然と頂点も低くなる。もちろん、何でもかんでも構わず収録すれば完全版映像も不可能ではないのですが、本作はあくまでも「クオリティ」にこだわり、心ゆくまでショウに没入できる完成度を優先。強力な映像のみで構成いたしました。
それだけに、本作のクオリティは特級。5台のカメラを駆使しているため、ポジションや視点をひと口に「○○だ!」と言い切ることは出来ないのですが、通して変わらないのは「画質」。いずれも厳選に厳選を重ねただけはある美麗映像なのです。そして、もう1つのポイントはスクリーン。すでに幾つもの映像作品でレポートしてきましたが、腕の良い撮影者ほど見どころを直写したがるもの。しかし、本作ではあえてスクリーン主体の映像をセレクトしており、多彩な映像演出がたっぷりと目撃できる仕上がりにいたしました。数々のCGや舞い狂うレーザー光線、巨大なバタシー発電所、降り注ぐ紙吹雪……。
これまでの映像でも確認できたシーンですが、それが遠景中心の巨大感で迫る。その鮮明な画質も併せ、できる限り大画面でご覧頂きたい一大絵巻なのです。
ハリウッドの大作映画もかくやの映像芸術の世界。その見事さだけでなく、“大きさ”までも体感できる1枚です。これが本編プレスCDの向こう側に広がっていた光景、日本では体験できないであろう最先端のロック・ショウなのです。常に時代を切り拓いてきたロジャーの“今”。どうぞ、刮目してご覧ください。
2. Breathe
3. One Of These Days
4. Time
5. Breathe (Reprise)
6. The Great Gig In The Sky
7. Welcome To The Machine
8. Picture That
9. Wish You Were Here
10. The Happiest Days Of Our Lives
- Another Brick In The Wall (Part 2)
11. Another Brick In The Wall (Part 3)
12. Battersea Rises SFX
13. Dogs
14. Pigs (Three Different Ones)
15. Money
16. Smell The Roses
17. Brain Damage
18. Eclipse
19. Band Introductions
20. Vera
21. Bring The Boys Back Home
22. Comfortably Numb