竜胆寺図鑑では、polyacanthus v longispina 「黒ミサ」と記載されているものは、paedlophilusの学名によって現在は流通しています。これはテフロ一の長刺で、自生地ではおそらく30センチ、日本国内でも大株の上部にできた子供には15-20センチのやや曲がった直刺を出します。この種類が「夜のミサ」「黒ミサ」で流通することが多く、ひどい場合には「槍騎兵」が別名という説明すらあります。本物の「槍騎兵」は奥一氏の「サボテン12か月」水野辰司氏の原稿の最後に写真が1枚だけ掲載されており、流通品は私が片桐氏より引き継いで、数年前に断続的に5-6個作って出した以外は、北海道の古い愛好家の所にあるのが全てです。刺の長さは5-6センチで、長刺武蔵野によく似たもの。polyacanthus ,paedlophilusとは似ても似つかぬものです。このpolyacanthus v longispinaとpaedlophilusの混乱は1975年のバッケベルグ本のころからすでに起こっており、ひどい例になると、aoracanthus(和名:槍武者。これも長い直刺を出す豪壮な品種)をウーリッヒから取り寄せるとpaedlophilusとaoracanthusが混じって送られてきます。
他の出品者様の中には「OO時間以内にご連絡下さい」とか「XX時間以内に入金処理できる方」といった表現をされる場合がよくあります。商売でやっているわけれはないのでこれまでこのような記述は行いませんでしたが、最近、長時間放置される方が増えてきただけでなく、その中には常識のないことを言ってこられる方が多いことがわかってきました。
(2023年 12月 19日 7時 38分 追加)
<追記>
(2023年 12月 20日 0時 16分 追加)
<追記2>