・ライジング・フォース:Now Your Ships Are Burned/Far Beyond The Sun/Evil Eye/As Above, So Below(★★)/Black Star
・その他:Rising Force/Like An Angel (For April)/Seventh Sign/Trilogy (Vengeance)/Blue(★)/You Don't Remember, I'll Never Forget
●それ以降
・ワールド・オン・ファイア:Top Down, Foot Down-No Rest For The Wicked/Soldier/Into Valhalla-Baroque & Roll
・パラベラム:Relentless Fury/Wolves At The Door/(Si Vis Pacem) Parabellum
・その他:Overture-Arpeggios From Hell(★)/Badinerie/Paganini's 4th-Adagio/Smoke On The Water/Fugue
※注:「★」印は日替わり曲。特に「★★」はこの日だけの限定曲。
……と、このようになっています。セットの軸は名古屋公演に準じつつ、2日目で増量。「Overture (Arpeggios From Hell)」も追加されましたが、衝撃だったのは「As Above, So Below」でしょう。イングヴェイ自身12年ぶりのライヴ演奏ですし、日本ではそれこそソロ初来日『LIVE IN TOKYO '85』以来の大復活。まさに「RISING FORCEの40周年」だからこそ実現した1曲ですし、前後の名古屋/東京でも演奏していない大阪だけの限定曲なのです。イントロのシンセで間違ってカウントが入るなど不慣れ感も見え隠れするものの、ジェフ・スコット・ソートを思わせるヴォーカルもハマっており、まさにソロ初来日が脳裏に甦る1曲なのです。
良くも悪くもムキ出しで豪快だった『NAGOYA 2024』に対し、演奏もサウンドもグッと洗練された大阪公演。その一部始終を名手“最強”氏サウンドで描ききった新名盤です。今回の最高傑作は『TOKYO 2024(Shades 2003)』になるのでしょうが、大阪だけの「As Above, So Below」は美味しすぎますし、何より1公演ずつの進化度自体が楽しすぎる。やはり3作を通しの醍醐味は何物にも代えられません。そんな絶世の三姉妹作でも「RISING FORCEの40周年」感で突き抜けた次女アルバム。どうぞ、存分にお楽しみください!
★「2024年5月9日:大阪公演」の極上オーディエンス録音。“西日本最強テーパー”氏の最新作で、サウンドボード級の極太感に加え、リッチな鳴りのダイナミズムや気品も宿ったサウンドは、まるでFM音源かのよう。大阪だけの限定曲「As Above, So Below」も美味しい『RISING FORCE』40周年のフルショウを極上体験できます。