金子大栄随想集・10冊/広瀬杲編/真宗大谷派の僧・曽我量深(そがりょうじん)らと京都に興法学園を開き宗派を超えて学生の指導にあたった
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金子大栄随想集・10冊/広瀬杲編/真宗大谷派の僧・曽我量深(そがりょうじん)らと京都に興法学園を開き宗派を超えて学生の指導にあたった
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金子大栄随想集・10冊でまとめてみました。 部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。
金子大栄
1881－1976 明治-昭和時代の仏教学者,僧。
明治14年5月3日生まれ。真宗大谷派。真宗大(現大谷大)卒業後,生地の新潟県で布教にあたる。大正4年清沢満之(まんし)の「精神界」の編集責任者となる。5年母校の教授に就任。昭和3年刊行の著書「浄土の観念」が問題となって職を解かれ,僧籍も剥奪(はくだつ)されたが,17年宗門,大学に復帰。46年侍董寮頭。昭和51年10月20日死去。95歳。著作はほかに「仏教概論」など。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plus
「帰依と行善」は昭和六年に、「弟子の智慧」 は昭和十六年に発表されたが、この二つは三十 余年の後に至っても、氏自らが「今日も私の思 想として変りはない」といい「私にとっての快 心の著作」と語るものである。
氏が異端に問われて大谷大学の教壇を去った のは昭和三年のことである。その前後、氏を中心 とする教学雑誌『仏座』が刊行された。そこに 苦渋の底からの切々とした語らいの声がある
この三篇は、昭和十年から十七年の間に書か れた随想集である。氏の生涯で最も学究活動の 盛んであった当時、こうした心温まる随想の筆 が静かにはこばれつづけていたのである。
人生とは旅であるという。しかし、いづこへ 向っての旅であろうか。ここに収めた二篇は、 求道の物語「二河譬」と、反逆の徒アジャセ王 の入信の姿を語る経説の講話である
浄土の教えは、人間生活の悲痛において聞か れる。これは、愛憎に苦悩する一人の女性ア 起 イケに向って、人生の真の安らぎを説く仏説 『観無量寿経』のこころを語る講話である
敗戦は日本人の精神的土壌を荒廃させた。そ の廃虚に立って、氏は世人に宗教的覚醒を呼び かけ、自らも厳宗教の真実を問い返した。 こ の三篇の小論集はその中から生れた。
「永遠と死」「宗教的覚醒」は、第六巻と趣旨 を同じくする小論文であり、発表の時期もほぼ 相前後している。「聞思録」はこの二つの論文執 筆のなかから生れたエッセイである。
教えは聞く人の耳がひらくという。『人』『仏』 など不朽の名講話を聞きひらいた聞法会が大阪 の和行会である。『仏教の話』もこの会から生 れた。一般人のための仏教概説である。
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