No.193 伊豆 蓮台寺鉱山 鶴ヶ峯ひ露頭 超高品位輝銀鉱-帯状銀黒鉱 (博物館級397g)
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No.193 伊豆 蓮台寺鉱山 鶴ヶ峯ひ露頭 超高品位輝銀鉱-帯状銀黒鉱 (博物館級397g)
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No.193 伊豆 蓮台寺鉱山 鶴ヶ峯ひ露頭 超高品位輝銀鉱-帯状銀黒鉱 (博物館級397g)
蓮台寺鉱山鶴ヶ峯ひは、桧沢ひの北隣、山神社のある標高113m珪化岩の山に胚胎される数条の小規模鉱脈群で、平均出鉱品位がAu3g/t、Ag450g/tと、十数条の蓮台寺鉱脈群中最高の銀品位を有し、著量のテルル鉱物を産出する鉱脈としても有名です。昭和30年頃まで採掘されていましたが、猿喰ひと同様、温泉の湧出により高品位鉱を残したまま採掘中止となりました。 現在でも厳冬期の朝、山神社山北側急斜面からは湯気が立ち上ると言われています。
本品は、山神社西側、山頂付近北側急崖に発達する珪化岩塔直下の急斜面での採集品で、ズリではなく鶴ヶ峯鉱脈露頭が自然に崩落した超高品位の分厚い銀黒を伴う鉱石塊です。 銀黒は幅約1の帯状に2本平行に発達します（2枚目写真）。 露頭部の鉱石であるため、酸化鉄焼けして褐色化していますが、緻密堅牢な銀黒部は比較的新鮮な状態を保っています。
黒色銀黒部は多量の細～微粒輝銀鉱が密集する非常に高品位の銀黒です。
ダイヤモンドソー破断面では、微粒輝銀鉱が輝く無数の点群として観察されます（枚目写真）。
銀黒中にはテルル四面銅鉱（ゴールドフィールド鉱）などのテルル鉱物を含む可能性がありますが、全体に微粒であるため未確認です。
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