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弥生時代の吉野ヶ里・集落の誕生から終焉まで/やまと邪馬台国・新妻利久/吉野ヶ里・邪馬台国が見えてきた・高島忠平・森浩一監修/3冊
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邪馬台国、吉野ヶ里に関する本3冊でまとめてみました。 ゆうメール・レターパック規格外 部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。
やまと邪馬台国 新妻利久
吉野ヶ里 邪馬台国が見えてきた 高島忠平・森浩一監修
弥生時代の吉野ヶ里 集落の誕生から終焉まで（2011）
この本居大人の虚像は、やがて思わぬ実際に転化し、邪馬台国九州説になったのであるが、同時に、邪馬台国研究は、大人の指示した方向に走る結果となっている。つまり、大人の虚像に引きずられて、地理的な記述を論じる
ことのほうに、研究の主眼が置かれるようになったのである。史料は、いかなる史料も、それ自体の思想を所有し ているはずなのに、それは無視され、むしろ一部の字句をかってに訂正したり、あるいは故意に黙殺したりしてい る。しかも、九州説ばかりでなく、畿内大和?もこれに加担し、いよいよ研究を微視的にしているのである。これ が正しい史料の扱い方だろうか。著者は、これを疑問とし、ひとり「倭人伝」全体の意味をとらえることによって、 邪馬台国を明らかにする方向を選んだ、その成果が本書である。もちろん、地理的な記述を初め、その他の従来の 問題点をおろそかにしたのではない。逆に一段の力をつくしたのであるが、さらに、著者の方向よりこれに照明を 与えて、納得できるような解明を示したつもりである。とは云え、これは現在においては、あくまで著者ひとりの 見解であるから、あるいは、思わぬ収壌もあり、見落しもあるであろう。これらについては、十分な批判を頂き、 さらに一層研究して、著者の道を深めてゆきたい所存である。
最後に、本書の上梓に当ってご支援、ご協力を頂いた多くの方々に感謝を捧げたい。なかでも格別のご協力を頂 いた、宮内庁小川省三氏並びに伊藤勇氏、宮本透氏および新月社社長若月初蔵氏に対し深く感謝の意を表する。
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