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商品説明
この度はご閲覧いただきまして、ありがとうございます。送料込みの設定とさせていただきます。
状態…良好な状態ではありますが、80年近く前のパンフレットです。
歴史資料でもありますので、傷をつけないように、取り扱いには注意が必要です。
紹介…昭和16年3月、日米開戦9ヶ月前の東京浜町・明治座では歌舞伎が上演されていました。
歌舞伎といってもタイトルは「国民皆兵」。バリバリの国策モノです。
大村益次郎を市川猿之助（二代目、猿翁）が演じています。
大村益次郎に国民皆兵…徴兵令…と来れば、まぁどんなお話か察しがつきますが、神代直人（市川荒次郎）ら大村を斬った男たちにもウエイトが置かれているようです。
一体このお芝居、どういう展開になっていたのでしょうか。
戦後の歌舞伎では時事ネタはもちろん、確固とした史実に基づくものは敬遠されてきましたので、こういう出しモノ自体に驚かされます。
それにも増しての見所は、隙間に所狭しと並べたてられた国策スローガンと当時の広告です。
「国を護った傷兵護れ」
「乗るなスパイの手口」
「防げ間諜御国の為に」
「防空なくして国防なし」
「護れ興亜の兵の家」…
なんだかお芝居見物に来て説教されているみたいです。
ただ日米開戦の前ですから、広告からは「非常時」「敵に勝つ」と大上段に構えながらも、まだまだ平時の日常が続いていたことが見て取れます。
広告はすべてのページに載せられており、虎屋・強羅ホテル・キリンビール・梅園など現在も続いているところの広告が見られます。
虎屋からは「興亜饅」とやらが発売されていたことがわかります（添付写真2枚目）。
「茶代廃止」というのも何かの本で読んだことがありますが、実際そう書いてあるのを見たのは初めてです。
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