#8128 虫入り ビルマ琥珀 白亜紀固有の蜂の科 Stigmaphronidae（バーマイト 昆虫 化石 アンバー）
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商品説明
約1億年前（98.89+/-0.62 Ma）に起源をもつ、恐竜時代のビルマ琥珀（バーマイト）の虫入りです。
科レベルで白亜紀固有の蜂としてこれまでごく少数のものが知られています。Stigmaphronidae（和名なし）もその1つで、白亜紀シベリアおよびモンゴルの岩石化石から知られる正体不明の1属を除くと、いずれも白亜紀の琥珀からしか見つかっていません。つまりレバノン琥珀、スペイン琥珀、シベリア琥珀、アラスカ琥珀、カナダ琥珀、北米ラリタン（ニュージャージー）琥珀、ビルマ琥珀から都合7属が知られています（2009年時点のデータですのでその後増えているかもしれません）。同様に白亜紀の琥珀からのみ見つかる Serphitidae（和名なし）に関してはビルマ琥珀産を過去に何度も出品していますが、Stigmaphronidaeの出品は今回が初めてです（つまり初めて実物を見ました）。出品の個体は2009年に創設された Burmaphron属ではないかと思います。極微（体長1ｍｍ）の寄生蜂ですが、蜂屋のほか、学術上重要かつ興味深いタクソンに興味のある方にお勧めします。
ビルマ琥珀の微小寄生蜂は種類を選ばなければ普通に見られるのですが、そのような状況でこの科の蜂を見るのは初めてです。かなり珍しいことが示唆されます。
黄色透明の綺麗な琥珀で、1億年前当時の砂粒も無数に含まれています。またビルマ琥珀にしかほぼ見られない二枚貝類の穿孔痕も完全には研磨で消さずに残しています。ですので琥珀自体の由来（＝ビルマ琥珀であること）の強力な直接的証拠にもなります。
琥珀の大きさ：16.6ｘ14ｘ3.2ｍｍ
＃8128
画像1～2：Stigmaphronidae 左側面
画像3：Stigmaphronidae 右側面
画像4：砂粒と Stigmaphronidae
画像5：自然光・白背景
画像6：透過光
画像7：自然光・手のひら
画像8：自然光・白タイル背景
画像9：自然光・黒背景での蛍光反応（黄色透明琥珀のため綺麗な青色蛍光がでます）
画像10：UVライト（375nm）照射時の蛍光反応
送料：470円（普通郵便+簡易書留）、即決価格でご購入いただいた場合はゆうパックで発送させていただきます（送料差額は出品者が負担します）。
終了日を揃えて準備（研磨、撮影、同定、出品記載）するのはかなり大変ですので、しばらく疎に気まぐれに出品します。
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