クラウンＤ１００号受信機（日本精機株式会社）４球１Ｖ１・修復済み動作品＋手作りループアンテナ
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このラジオは再生検波方式で、放送の受信には現在のラジオとは大きく異なるツマミの操作が必要です。ある程度の経験か回路知識がある方でないと、放送を受信することは困難です
このことを十分ご理解・ご検討いただき、入札をお願いします
クラウンＤ１００受信機（日本精機株式会社）の銘板が付いた、７０年～８０年前の製品と思われる、とても古い再生検波方式のラジオを修復修理し動作確認したものです
真空管４球による高周波一段増幅、グリッド再生検波、低周波増幅となっており、スピーカーはフィールドコイル型ダイナミックスピーカーです
古い真空管製品を修復するのが趣味で、かなり前にオークションにて元装置を提供戴いたものですが、他にも修復中のものが有りますので、手狭なこともあり、真空管ラジオに興味のある方、このような古い真空管ラジオで放送を楽しみたい方、コレクターの方等にお譲りしたいと思います
再生検波方式独特の操作感が当時を感じさせると思います
◎注意
・再生検波方式のラジオで放送を受信するには、現在のラジオとは大きく異なる、選局ツマミと再生調整ツマミの同時操作が必要です。操作した経験のある方か、回路知識がある方でないと、放送を受信することは困難です
・アンテナコイルは空芯構造で、放送の受信にはアンテナの取り付けが必須です。インバータノイズを受信しないよう、ループアンテナの使用をお勧めしますので、手作り品ですが、直ぐお試しできるよう、おまけで添付いたします（動作試験でこのループアンテナにてローカル局の受信が可能でした）
・ループアンテナには指向性が有りますのでご注意ください
・音量調整は受信感度の調整と再生調整（フィードバック）で実施する仕組みです
・真空管ラジオは電源を入れても真空管が温まるまで暫く（１５秒～３０秒程度）音が出ませんのでご承知おきください
◎修復の概要
・一度完全に分解し洗浄可能な部品は浄水器の水で洗浄し、他は丁寧に布ぶきしています
・シャーシーはサビ止め塗装後シルバーに再塗装しています
・コンデンサーは無条件に新品（なるべく当時の形と同じチューブラ型に）に交換しています
・他の部品は測定器にて確認し、値が１０％以上変わっているものは交換しています
・電源トランスに絶縁不良等は有りませんでした
・使用真空管はＵＺ５８・ＵＺ５７・ＵＹ４７Ｂ・ＫＸ１２Ｆの４球です
・真空管は簡易真空管試験機（ＨｅａｔｈＫｉｔ ＴＣ－２１）で確認し、ＵＺ５８・ＵＺ５７はまだ使用できると思います
・真空管ＵＹ４７ＢとＫＸ１２Ｆはエミッションが大きく劣化しており、手持ちの中古ですが元気な良品と交換しています
・真空管ＵＹ４７Ｂは手持ちが無く、後代の同等品３ＹＰ１（傍熱型）に交換しています（元気なＵＹ４７Ｂをお持ちであればそのまま差し替えられます）
・木工が得意ではないので木製ケースは布拭きしたのみで一切手を加えていません
・ブロック電解コンデンサーは最近のチューブラ型電解コンデンサーに交換しています
・スピーカーはフィールドコイル式ダイナミックスピーカーで、フィールドコイルは問題ありませんが、出力トランスが断線しており、トランスのみ同等品と交換しています
・可能な限り当時の雰囲気維持のため、電源コードは綿打コードでコンセントはポニーキャップ型、内部の配線も使用可能な物は清掃後元装置のリード線を使用しています
・ボリュームは壊れており、最近の物に交換しています
・ツマミはオリジナルかどうかは不明ですが揃っています（一個に欠けが有ります）
・修復の様子は写真でご確認ください
◎サイズ等
幅３９センチ、奥行き２２センチ、高さ２６センチ、重量６．２キロ
（突起部含む素人採寸です）
添付の手作りループアンテナ
幅２２．５センチ、奥行き６センチ、高さ３０センチ、重量２１０グラム
◎その他
・ツマミは左から再生、電源、感度、中央上が選局となっています
電源ツマミ、再生調整ツマミは構造的に停止位置は無くグルグル回ります
・裏ブタはオリジナルと思います（虫食い穴が少しあります、高さが足らず外れやすいです）
・選局ツマミは減速構造で、目盛りはツマミを回す方向と逆に動きます
・パネル背後の電球は６．３Ｖ用の電球にしています（２．５Ｖの電球では明るすぎてパネルが日焼けしそうなため）
◎回路図（最後の写真）
・入手時に現物から作成した回路図に修復後の部品規格等を追記した回路図（主要部分の電圧値「動作時実測」も記載しています）を添付いたします
・修復時取り外した部品（９枚目の写真右下）は使用不可ですので、当方で廃棄いたします
◎使用時のご注意
・感度や音質は最近のラジオと比べると、悪いです。アンテナコイルは空芯構造なので、アンテナ線が必須です
・アンテナはループアンテナを使用されることを推奨いたします。ループアンテナの端子は一方をアンテナ側に、もう一方はアース側に必ず両方を接続します
・背面のアンテナ端子は左から「ロングアンテナ用」（アンテナコイルの巻き数が少なく感度が低くなる）・「ショートアンテナ用」（アンテナコイルの巻き数が多く感度が高くなる）・アースの順です
・初めて動作させる際は
添付のループアンテナのリード線を、背面のアンテナ端子の真ん中と右端に接続（ショートアンテナ用で感度が高くなる）
前面の一番右のツマミ（感度調整）を右いっぱいに回す（最大感度）
左端の再生ツマミと、中央上の選局ツマミを操作し放送を受信する
音量は電波の強さに応じ、感度調整ツマミ、再生ツマミ、アンテナの接続方法等を変えて行います
・再生検波方式のラジオで放送を受信するには、現在のラジオとは大きく異なるツマミの操作が必要です、ある程度の回路知識がある方でないと、放送を受信することは困難です、このことを十分ご理解・ご検討いただき、入札をお願いします
・８時間程連続動作させており、暫くは問題なくラジオを楽しんでいただけると思います
・経年変化で黄ばみ、打ちキズや擦り傷、汚れ、サビがございます
・木製ケースの傷みが有ります
・デジカメ撮影のため微妙な色合い等は実際と異なる場合が有ります
・写真でご判断いただき十分ご検討ください
・大変古いもので何時故障するか判りません、写真と説明でご判断戴きＮＣ／ＮＲをご了解いただける方のみ入札をお願いいたします、また内部は相当高電圧になる所もございます、大変古い部品も使用しておりますので、万一の事故等には責任を持ちかねます、ご使用は落札者様の自己責任で十分注意をお願いします
・出品対象はラジオ本体と手作りループアンテナ、回路図のみです、商品写真に写り込んだ他の物（交換のため取り外した部品類）は対象外です
発送は匿名配送になりますが「ヤフネコ！宅急便」にさせて戴きます（この出品は梱包サイズで１２０サイズ１個口です）
また、お届け日時の指定で、ご希望が有れば「取引メッセージ」にてご選択ください