DVD 新・座頭市 第2シリーズ傑作選 原田美枝子 新藤兼人 勝新太郎 小川知子 中野良子 川谷拓三 蟹江敬三 李礼仙 石橋蓮司 谷崎弘一待田京介

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商品説明

Bo-he-mian
5つ星のうち5.0 ファン待望の伝説の名篇「冬の海」を収録!
2015年10月27日に日本でレビュー済み

座頭市の真髄は、テレビドラマの方にあった。大映、勝プロと制作を続けたシリーズがたどりついたのがテレビ版だったのだ。型に捉われない表現にチャレンジし続けた勝プロ制作の映画版座頭市に拍車を掛け、このテレビドラマ版では、勝新太郎節ともいえるスタイルが百花繚乱となる。特にシリーズ後半にあたるこの『新・座頭市』第2シリーズは、脚本なしのアドリブ方式という、テレビドラマでは考えられない前代未聞の制作スタイルがいよいよ本格化してゆく。それにより、ストーリーの破綻、回収されない伏線、途中で消えてしまうゲストキャラなど、多くの珍作・失敗作も生まれたが、その一方で、通常のドラマでは生まれ得ない奇跡の名作も誕生した。中でも、テレビ版座頭市を象徴する伝説的エピソードとして語り継がれているのが、本DVDに収録された「冬の海」である。
多くの方が観たいと切望しながらも、高額なDVD-BOXでは購入がかなわず涙を飲んでいたと思う。しかし、ついに安価で手に入れる事ができるようになった!まずは宝島社に深く感謝である。

テレビ版『座頭市物語』は’74年10月に放送を開始したが、勝新の妥協なき制作姿勢からスケジュールはどんどん押して行き、何度もの中断をはさみながら、全100話も放送された大人気時代劇だった。
本DVDに収録されている『新・座頭市』第2シリーズは、’78年1月~5月まで、全19話が放送された。全4シーズンに分かれるテレビ版座頭市の、第3シーズンにあたる。シリーズごとに主題歌が変わるのも特長のひとつで、本シリーズの主題歌は「座頭市子守唄」(唄:勝新太郎)である。

このDVDシリーズは非常に低コストで、付属のブックレットは大変ショボイいのだが(苦笑)、その代わり4話も収録されて1100円というリーズナブルな価格設定が大変嬉しい。しかし、アマゾンの商品ページには、どのエピソードが収録されているか、といった情報すら記載されていないので、大変不親切である。これは購入の妨げにすらなっていると思われる。
ということで、以下に収録エピソードガイドを記したいと思う。

◆第1話「恋鴉いのち百両」(‘78年1月9日放送)
監督:黒田義之 脚本:新藤兼人 撮影:牧浦地志  客演:小川知子/長谷川明男
市の草履の鼻緒が切れ、通りがかった薬売りの親切な女(小川知子)が直してくれた。一緒に旅籠に泊まる事になるが、その女にはある目的があった。一方、二人の様子を遠くから伺う男、又八(長谷川明男)。彼は土地の親分に、市を斬るための助太刀を頼む。

このDVDシリーズは、勝新太郎が監督したエピソードにこだわって制作されているのだが、珍しく本作の監督は勝ではなく黒田義之。この物語はいわゆる復讐もので、市を仇と憎む面々による襲撃が描かれる。狭い山間道や広々としたススキの野原といったメリハリを利かせたロケーションで斬り合いを描き、旅芸人や巡礼者などに身をやつして市に襲い掛かるやくざたちの姿は、『子連れ狼』の裏柳生を彷彿とさせるケレン味に溢れていて、勝プロ時代劇のテイストが存分に味わえる。
音楽は村井邦彦で、本作のクライマックスの立ち回りでかかる曲と同じものを、黒田監督作『子連れ狼 地獄へ行くぞ、大五郎!』でも使用している、というマニアックなチェックポイントも楽しめる(笑)。
女の情念をぞくり、とするような冷たい光の中に浮かび上がらせる、名キャメラマン牧浦地志の撮影にも注目。テレビ時代劇などとあなどるなかれ。

◆第5話「歌声が市を斬った」(‘78年2月6日放送)
監督:勝新太郎 脚本:新藤兼人 撮影:牧浦地志
客演:中野良子/川谷拓三/待田京介
市は渡し船の中で、男(川谷拓三)に財布をすられてしまう。しかしそのお調子者のスリの男は、その後再会した市になぜか親切に接し、宿で酒を振る舞う。その隣りの部屋では、借金の形に娘のお菊(中野良子)を抱かせろとやくざ(蟹江敬三)が母親に迫っていた。母親とやくざは刃物で争い、二人とも死んでしまう。市は三味線片手に、お菊とスリと3人で門付けをはじめるが・・・。

いきなり、破れた編み笠の中から覗いた主観映像で草っ原を手持ちカメラで移動するケレン味あふれるカットから始まり、しょっぱなからニヤけてしまう刺激的な演出がグッド。勅使河原宏監督から多大な影響を受けた勝新の、アヴァンギャルドなカメラワークや奇妙な構図が随所にちりばめられ、映像的にも楽しめる一本でもある。
三枚目キャラと言えばこの人・川谷拓三が演じる憎めないスリや、中野良子の素朴な少女、また後半に登場する北村和夫演じるクセモノの僧侶に、待田京介演じる腹をすかせた凄腕の浪人など、脇を彩るキャラクターも魅力的。
お菊を演じた中野良子は三船プロに所属していたが、勝新ファミリーの、現場に賭けるスタッフ・キャストたちの熱意と一体感にすっかり惚れ込んで、撮影が終わった後も離れ難く、「助監督でもいいからこのまま残りたい」と社長の三船敏郎に懇願して、三船を困らせたという逸話まで残っている。
長唄・三味線の名人、杵屋勝東治の息子でもある勝新太郎が、三味線の腕前を披露するところも見どころだ。座頭市がなぜ三味線を弾けるのか?などと野暮な突っ込みはしないように(笑)。待田京介に三味線をぶった切られても尚、つなげて演奏を続ける、見世物的な面白さ(市の「絶対に折れない」意志の強さの暗示でもある)も見逃せない。
寄る辺なき者たちの習合・離散を描いた哀愁感も味わい深い一本である。

◆第7話「遠い昔の日に」(‘78年2月20日放送)
監督:勝新太郎 脚本:中村努 撮影:森田富士郎
客演:草野大悟/石橋蓮司/李礼仙
濃い霧の中に、少年と少女が佇んでいる。少女は少年に、紫色の菊を渡す。
「帰って来るよ。偉くなって」「きっとね。待ってる」
霧の中へ歩み去っていく盲目の少年。
それから長い年月が経ち、少年は男になって故郷に帰って来た。その杖の中に、無数の血を啜った刃を隠し・・・。

座頭市シリーズの中でも、たびたび描かれる「帰郷」もののエピソードのひとつ。
幼馴染みの留吉(草野大悟)は市を温かく迎えてくれる。しかし、市がかつて恋した少女お艶は、凶悪な盗賊団の頭領(石橋蓮司)の妻(李礼仙)になっていた・・・。行きがかりで盗賊団の乾分を斬ってしまう市。復讐に燃える盗賊の頭領は、寺子屋に立てこもり、子供たちを人質にして市をおびき出そうとする。

冒頭、霧の中に少年が消えた後に、同じ霧の中から成人になった座頭市が現れるのをワンカットで描く一種ファンタジーめいた演出が秀逸。幼馴染みの留吉と旧交を温め合うも、一転して緊迫した展開になだれ込んでゆくサスペンスフルなストーリーも熱い。
特筆すべきは、盗賊団の頭領を演じた石橋蓮司。真面目な人物から悪役まで幅広く演じる筆者お気に入りの俳優だが、本作では冷酷で卑劣極まりない極悪キャラを実に憎々しげに演じて最高。子供を人質に取るだけでなく、自らの手は汚さずに、村人たちに座頭市を殴り殺すように仕向けるその狡猾さ、卑劣さに、思わず拳が震える。
仕込み杖を奪われ寄ってたかって殴られ、倒れ付した市に迫る兇刃。この大ピンチをどう切り抜けるのか?
とにかく、篭城した寺子屋の中の緊迫した雰囲気、憎ったらしいまでに卑怯な盗賊団、市と仲間の間で葛藤するお艶、盗賊団のいいなりになるしかない村人、そんな中で独り市の味方を貫く留吉の人間味溢れるキャラクター、そして溜まりに溜まったカタルシスが爆発するクライマックス!一本の映画を観たような充実感に文句なしの傑作である。
苦いラストに一抹の温かい光をさす留吉=草野大悟の味わい深い演技も素晴らしく、筆者が大好きな名バイプレイヤー・石橋蓮司と草野大悟のダブル名演に大満足、の嬉しい一本だった。

◆第10話「冬の海」(‘78年3月13日放送)
監督:勝新太郎 脚本:勝新太郎/中村努 撮影:牧浦地志
客演:原田美枝子/谷崎弘一
波が荒れ狂いのたうつ冬の海辺で、市は絵を描くのが好きな少女(原田美枝子)と出逢う。
少女は、市が襲撃者たちを一閃のもとに斬り伏せるところを目撃する。その修羅の如き姿に、少女は何を視たのか・・・市を怖がるどころか、どこまでもついて来る。
「絵、描きたいんです・・・按摩さんの」
その少女・てんと心を通わせ、二人は浜辺の小屋に住みつく。しかし、てんの身体は病魔に冒されていた・・・。一心不乱に市の絵を描く少女。そこへ、市を追って再び襲撃者たちが迫り来る。

春日太一氏の名著「天才 勝新太郎」によって広く知られる事になったのがこの「冬の海」で、いまや神話クラスの名作として語られている。脚本なし、全篇完全アドリブで臨んだ撮影が、当時19歳の天才新人女優・原田美枝子から奇跡の演技を引き出す。脚本では生み出すことができない高みに昇華したドラマは、「観る者の心を揺さぶるのはストーリーテリングではない」事を確信させる。
勝は台本に厳しく、ダメ出しが半端でなかったという。特に、ストーリー展開をセリフで説明するような稚拙な脚本には容赦なく、投げ捨てられ、徹底的に直された。そして直しは勝の口からアイディアという形で出てくるものだったので、スタッフはテープレコーダーを手放せなかった。
中村努によって書かれた本作の初稿も同様で、一喝のもとにNGにされた。

当時、『大地の子守唄』(監督:増村保造)、『青春の殺人者』(監督:長谷川和彦)のヒロイン役で注目を浴びていた原田美枝子は、事務所の意向で演技の訓練を受けないという方針で売り出した新人女優だった。勝は、そんな彼女の自然体の演技に注目し、『新・座頭市』での共演を切望する。
しかし、現場にやってきた原田とマネージャーに、勝は当初渡していた台本は使わない、しかも代わりの台本はないと言い放ち、マネージャーを困惑させる。そんな前代未聞の現場に、原田は「私はやりたい」と熱意を見せる。
そして、勝がメインスタッフと共に行う打ち合わせを元に、脚本家の中村がハコ(ラフ構成案)を書き、それを勝がまた現場でぶち壊し口頭で説明しながら、撮影は即興で行われていった。
台本だけではない。当初スタジオに作られた「海辺の小屋」も、勝がいきなり「これは本当の海で撮らなくては!」と叫び、スタッフは日本海の間人(たいざ)海岸へ小屋のセットを移設することになる。現場は勝の奔放な思いつきに振り回され、スケジュールと予算は超過してゆく。その一方で、物語は迫真の情景を得て、輝きをいや増していく。
通常のテレビドラマとは一線を隔した『座頭市』の世界を生み出したのは、まさにこの「勝新スタイル」だったのだ。

こうして撮られたフィルムを編集しながら最終的なストーリーが組み立てられ、ドラマは完成する。試写室で、関係者たちは息を飲んだ。
そこには、荒れ狂う海を背景に、座頭市と、死にゆく少女の・・・原田美枝子の取り憑かれたような迫真の演技が・・・通常のテレビドラマの段取り制作では生まれ得ないような奇跡の映像が息づいていた。
「脚本なし」事件で立腹していた原田のマネージャーは、この一本で勝の信望者になる。
「まとめ脚本」を担当した中村努は勝に「こんな情感は、脚本のレベルで書くのは不可能です。こんな名作撮られたら、僕ら脚本家の立場がない」とこぼした。
そんな中村に、勝はこう言った。
「【市、少女、海】とだけ書いてくれればいい。オレはそれだけで撮れる」

通常、勝が脚本を担当した時は本名の「奥村利夫」でクレジットするのだが - これは、勝が「脚本家はいらない」発言をしてシナリオ作家協会を激怒させ、協会理事長の新藤兼人が間に入って騒ぎを収めたことへの配慮と思われる - しかし本作に限って「脚本:勝新太郎」とクレジットされているのは、スタッフ一同のこのエピソードへの思い入れの強さの表れではないだろうか、と解釈するのは贔屓目すぎる目線だろうか。

余談ながら、『座頭市』で市が女性と性的にからむ描写がほとんどないのは、勝新太郎が女性を神聖視していた事があり、中でも「冬の海」は、勝の中に偏在する知られざる「マザコン」=女性(母親)崇拝が如実に現れているエピソードだ、とも言われているそうだ。

さて、本DVDで3本目となるこのシリーズ、おそらく次が最後、『新・座頭市』第3シリーズと思われる(いやもっと出して欲しい!)。
この第3シリーズでは、原田美枝子が再び座頭市に挑戦。第23話「不思議な旅」では、ある時は聖女、ある時はアバズレと千変万化する風来坊の少女をカメレオンのように演じ分け、天才新人女優の面目躍如となった。これまた面白すぎる傑作エピソードだ。

第24話「おてんとさん」は、監督は勝新ではなく太田昭和だが、山頂でご来光を拝めば目が見えるようになるという盲人たちの太陽信仰・山岳信仰を描いた名篇。毎年山に集まってくる盲人たちを拉致し、金の採掘のための重労働に使役するやくざ一家。盲人たちと共に捕まった市たちの、強制収容所からの脱走劇と絶望的なラスト。あまりにも、あまりにも無情なおてんとさん・・・。山頂で市の怒りが爆発し、阿修羅と化すクライマックスのジェノサイドに、全身の血が逆流する。盲人たちの信仰という精神世界を描いたテーマが何より秀逸で、脚本は「天保元年駕籠戦争」など、奇想を得意とする尾中洋一。映画版の座頭市では見れない、TVシリーズならではの挑戦的なアイディア、映像表現の素晴らしさに心に焼きつく名エピソード。筆者的には十指に入る傑作だ。

そして、勝新が敬愛する監督、勅使河原宏がメガホンを取った最終話「夢の旅」。夢の中で市の目が見えるようになった・・・しかし次々とシュールな出来事が市を襲う!1年間も掛けて制作したという、テレビドラマの型破りここに極まれりの、超凝りまくりの空前絶後の映像・演出の連打。どうやって撮影したのか判らないシュールな勅使河原映像マジックが展開する、テレビ版座頭市を締めくくるにふさわしいカルト的傑作である。

テレビドラマは映画に遠く及ばない、という定説をひっくり返したのがこのシリーズのすごいところで、まさに『座頭市』の到達点はテレビドラマの方なのだと改めて気付かされるのだ。
最終巻は「勝新監督」にこだわらず、ぜひ上記の名エピソードを収録してほしい。さらに、次で終わりにせず、まだまだ続刊してほしい!と繰り返し宝島社さんに熱く切望する次第である。

【参考文献:「天才 勝新太郎」春日太一・著、文藝新書/池田博明氏による、TV版座頭市・全エピソードガイド(ネット上のサイト)】

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