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２０１３年 ４月 文庫2刷
定価 ６００円＋税 ３６１頁
「エスケープ・ブライダル」花嫁に逃げられ癖がついた同級生の結婚式に招かれたかつての同級生。8年前にも逃げられている。筒井康隆の”大富豪刑事”を元ネタに、”大富豪探偵”を目指すヒロっちが仕掛けたのは。「偸盗の家」同姓同名の荷物が届いたのだが、よく見れば違う住所。そして事件は起こる。タイトル、これはどこかで見たような。「必然という名の偶然」数十年ぶりに同級生から連絡が入る。居酒屋で取り出されたのは同窓会名簿と新聞のコピー。各年度の7番目の人物が相次いで亡くなっているという。そして自分の名前が7番目に。「突然、嵐の如く」女生徒の家に家庭訪問に行くことになった新米教師。ところがその夜は嵐になって、職場の学校からは帰れないことになっていたのだが、女生徒の家は自宅マンションの近く。妻からの電話に驚かせてやろうと、マンションに帰ってみると、妻はいない。そして警察から電話。職場の学校の近くで妻が焼死したというのだ。「鍵」かつて住んでいたアパートの鍵を偶然見つけ、そこに行ってみると。「エスケープ・リユニオン」再び、大富豪刑事・ヒロっちが、同級生たちと酒盛りをする。第1話の続きの話でもある。
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