励磁電源モノラル・ペア 整流管EYY13
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整流管：RFT EYY13（NOS管）
電圧 ：50Vから150Vまでダイヤル式可変（ほとんどのドイツ製スピーカーで使用可能）
大きさ：540 x 200 x 220mmです（幅x奥行きx高さ）。
重量 ：約18kg x 2
最大電流量：240mA
AC100V電源ケーブルは、「Ver.S」です。
長さは約２メートルです。
入力コネクターは、ハッベル軍用3Pツイストロックです。
フィールドコイルDC出力ケーブルは、「Ver.S」です。
長さは約170cmです。
出力コネクターは、ハッベル3Pツイストロックです。
片側はＯ字端子となっています。
DC出力ケーブルが太く重いため、スピーカーへ直接接続することができませんので、スピーカーに接続するためのケーブルが別に付属します。約30cmです。
Ｏ字端子同士を接続するための端子台も付属します。
これらのケーブル類だけで４０万円を軽く超える大作です。
アンプや励磁電源を製作する時、回路図を決め、その設計通りに配線して行きます。
回路図は、容量を満たす「量」の問題です。
オーケストラに例えるなら、指揮者、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ピッコロ、トランペット、ホルンなどの楽器の個数を規定通りに揃えただけです。
楽器や演奏者の「質」は関係ありません。
数だけ揃えても、聴けるレベルの演奏にはなりません。
回路図通りに製作しただけのアンプや電源は、それと同じです。
ほぼ全てのアンプや電源は、それで完成したことになっています。
コンデンサも抵抗も大量生産品です。配線材も大量生産品です。
どれだけ高価な部品であっても同じです。単純にそれを設置するだけでは質はほとんど向上しません。
トランスも市場で入手できるものは量産品です。
回路図という「量」の問題をクリアしただけでは、マトモなアンプや電源にはなりません。
そこから先の「質」の問題は、難解であり手間のかかる作業となります。
この励磁電源は、「量」と「質」の両方をクリアした製品です。
励磁電源は、アンプのB電源同様に規定の電圧電流のDCを供給できれば良いと考えられています。そして、最高レベルのB電源を製作すれば、最高の励磁電源になると考えられています。
しかし、残念ながら、最高レベルのB電源は励磁型スピーカーの能力の１％も発揮することができていません。
「真空管の能力を発揮するための電源」と「フィールドコイルの能力を発揮するための電源」は、異なるということです。
回路図という「量」の問題でも、部品や配線材という「質」の問題でも、励磁電源とB電源では異なり、その特性を見極めた上で製作される必要があります。
この励磁電源は、その上で製作されています。
「手造り」をする意味はどこにあるのでしょうか？
手作業で作れば、手造りの価値はあるのでしょうか？
自分で製作すれば低価格で製作できると考えている人もいるでしょう。
先ほどの「量」だけをクリアできるだけで良ければ、組み立てパソコンと同様に低価格で製作できるでしょう。
私たちが手造りをする意味は、大量生産では不可能な高いレベルの音楽再生を可能にするからです。それは、電気理論や高度な手技を駆使しただけで到達可能なものではなく、音楽への深い理解と感性を持った上で、何度も実験と試行錯誤を繰り返し、何段もの高いハードルを超え続けて到達した知識と技術を土台にし、手間と時間をかけて造り続けることにより完成されます。
手巻きトランスを採用した励磁電源です。
チョークインプット回路を採用しています。
チョークインプット用チョークトランス２台ずつが搭載されています。
コアはオリエントコアです。
コアを一枚一枚ワニスを塗り、交差させながら100枚を重ね、コイルと一緒に焼き固めるという手間のかかる作業を行なっています。
巻線は、チョークトランスにドイツのヴィンテージ銅線を使用してきました。
電源トランスは、１次側と２次側ともにドイツ現代線(1980年代)を使用しました。
電解コンデンサは使用していません。製造日から平均で10年しか使用できない電解コンデンサは使用すべきではないと考えています。
可変抵抗は、50W大型ダイヤル式を使用しています。10Wあれば問題なく駆動しますが、加熱の少ない高価なタイプを使用しました。
EYY13整流管は、同じドイツの整流管AZ1、RGN1054、RGN1064のように高域が歪むことがなく、5U4、GZ34、5AR4のようにボケボケではありませんので、価格の割にはレベルの高い整流管です。
追加説明
EYY13整流管は3,000円位で入手できる安価な整流管です。ドイツには多量に残っている整流管ですから買いだめをしなくても大丈夫です。
当方の励磁電源を購入した方々が、EYY13整流管を使用したアンプの製作をアンプ工房に依頼するケースが増えています。良い音にはならなかったという苦情が寄せられ困っています。
当方の励磁電源を使用することによるレベルアップは、EYY13整流管の影響ではありません。励磁電源の造りが他とは全く異なる次元にあるからです。プロ野球のピッチャーと同じグローブをつけて投げても、160kmの速球が投げられないのと同じです。
励磁電源と同じレベルのアンプにするためには、同じレベルの造りでアンプを製作する必要があります。
配送は、送料着払いのヤマト運輸宅配便２口になります。
１つの梱包は、160サイズから200サイズになります。
よろしくお願いいたします。
この商品説明は オークション落札相場サイト「オークファン」出品テンプレート で作成されています。
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